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  ~懲りない傾向~

妄想の選択肢 Ⅰ

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v-s「僕はビターラの国内投入に期待しているんです。これからもう一度エスクードに乗れる機会があるとしても、初代の年式では故障修理の頻度に対応できないかもしれない。だからビターラで行くべきか、現行モデルでスペアタイヤを背負っているやつの状態の良いのを探すか・・・」

という、狼駄さんの悩み(あれっ? V6ノマドどうしたのという話はもう完結)を聞いて、スペアタイヤが無いといやならすでにビターラは選択肢から落ちるでしょ? という感じながらも、この手の悩みを抱える人はいるよねと思わされます。

今年はモーターショーが開催されるので、そこで実車を観て考えればいいだろうと結論は先送りとなるのですが・・・

ん? ということは、モーターショーの時期にScrossもビターラも国内販売が正式発売ということかと想像していて、あらためて気づきました。2台同時発表はないだろうと。

Scrossは欧州での販売不振にあえいでいて、だからこそビターラがあのようなスタイルで登場してくるのです。スタイルというのは、エスクードっぽいデザインよりも、割り切れるコンパクト性のことだと考えています。少なくともビターラのデザインは欧州受けするものではないから。それでも大きさ、最低地上高などが半端なScrossは、欧州での評価は芳しくありません。

日本においては、なおのこと中身(これはメカニズムのこと)がほぼ一緒のデザイン違いとなったら、2台同時はリスクを感じます。ということで、Scrossはビターラに先んじて年度末デビューするのではないかと思うのです。そのうえで、モーターショーのタイミングでビターラが秋口の発表という路線ではないでしょうか。

もう一点、気にかかるところは、この2台を国内で同時に売り出そうとする場合、顧客の棲み分けをどう想定するのかということで、個人的な趣味性で見たら、どう考えてもScrossのデザインは敬遠してしまいます。その差別化で、何ができるかを妄想すると、搭載されているエンジンに用いる燃料をどう設定するるかが関心事です。M16A は、ガソリンとしか示されていませんが、片方がレギュラー、もう片方がハイオクなんて棲み分けは「無しですよね」と念押ししたいじゃありませんか。でも、M16A搭載車の販売期間は、おそらく2年は続かず新開発の1400ccに交換されるはずですから、1600ではどちらにも、あるいはビターラには、ハイオクという選択肢を与えてもいいのかもしれません。

さて選択肢。燃料の話は妄想だとしても、デビューしてくるビターラの初期型には、すでに排気量においてプレミアム性があるのではないかという悩ましさです。もちろんあとから登場する1400も、直噴ターボやプラスもう一つくらいの技術で元気よく走るでしょうけれど、短期決戦のモデルにはそれだけで希少価値が生まれます。エスクードで言えば初代のレジントップや3代目のショートモデルのように、マイノリティならではの魅力って、抗えないものがあるのです。

というところで、そのうちⅡに続くはず・・・