昨日に続いてヒーロー世界のエスクード。機動刑事ジバン、特警ウインスペクター以降のテンロクエスクード登用の痕跡は不明ですが、第14作の「重甲ビーファイター」(95年)で、突然ラジアントレッドマイカツートンのTA11Wが出現します(主にオープニングですが)。これが実に困った登場で、ド派手に水しぶきを上げながら、河原を爆走しやがるのです。おいおい、ビーファイターって自然と動植物を愛する若者が昆虫の力を借りて侵略者と戦うヒーローなんだろ?
だめだろ「RV(を乱暴に運転する人)が自然環境を脅かす」と言われだした時代にこんな画を撮っちゃー。と、どんな馬鹿者が乗っているのか見てみたら、紅一点であるレッドル(2代目)に変身する鷹取舞という女性でした。この娘の設定は、能天気な性格だけど敵であっても一つの生命として接する気さくな人物で、敵を更生させたり説得をしたりと、命と心の存在を大事にしている・・・って、そういう人が河原を爆走しちゃいかんがな(そういうところは能天気なんでしょうか)
レッドル(左端)は赤いメタリックの強化服。V6エスクードの車体色にあった赤ツートンはイメージにぴったりだったのでしょう。奇しくもこの時代の2000ccエスクードには基本色は赤と青と緑の3色しかなく、ビーファイターのインセクトアーマーに見事に重なります。が、残る二人にエスクードは支給されておりません(笑) この頃、エスクードの販売宣伝的は脂が乗りきった時代でした。これ以降、ヒーローさんがエスクードに乗ってくれるケースは見かけなくなります。