半世紀が経って三たび「サンダーバード」と邂逅する日がやってこようとは。
などと感慨に浸っていたら、いつの間にか先行放送開始になってしまいました。本日と明日の夕方より、第一話と第二話がオンエア。放送局が50年前と同じで、しかも地上波だというのは非常に好ましいことです。家族の録画予約と被っても、てか被ってるんですが、それなら仙台で録画しておけるから。
メカニックプロップを実物かCGかで比較したら、オリジナルの50年前に軍配を上げてしまいますし、白組が作ったレスキューフォースのCGプロップの方がリアルに思えますが、超人巨人と光線わざに頼らないメカニック番組を堪能できるのだから、見る側もつい贔屓目にハードルを下げてます。その点、酷評だったという2004年版の映画作品は、脚本を低年齢層向けにしただけのことで、映像としては優れていたと思います。まあ低年齢層で何が悪いのよ、とも言えるのですよね。
TB‐Sなる新規機体を河森正治さんが手がけたということが、今作のひとつの話題。懐かしのSR71風のデザインは、彼や僕らの世代にとっては一種羨望のシルエットと言えるのですが、何と言っても今回、2足歩行変形しないところがいい(笑)。その代りにコクピットが切り離されてオートバイとして活用できるそうですが、操縦席が切り離されてオートバイになるというアイデアは、UFO戦士ダイアポロンのアポロンバイダーを思い出させます。しかしこういうデザインや日本的ギミックがあの世界で浮かなければいいのだけれど。