スピードパーク恋の浦ではTDA第三戦が開幕しますが、その前にちょっとだけ、第二戦を観戦した狼駄さんの尻を叩きながらまとめてもらったリポートを。
キャリアから降ろされるその車体を見て、目頭が熱くなるのを抑えられなかった。
後藤選手が「この車、見るの初めてですか?」の問いに私は申し訳なく頷いた。「これで5年やってます」そうか。もう5年も経ってしまっていたのか・・・
今は監督となった島さんが私にヘルメットを差し出す。これはもしや
はいっ、すいません、ここまで。
最初は及び腰でしたが脅したりなだめたり、その気になれば「1200字」だと言ってるのに2000字も書いてくる力の入れようです。泣く泣く800弱、切りましたけどね。
どんなに工夫して後藤選手のレースを伝えようとも、同乗した体験には絶対にかなわない。これをリポートしなかったら、何しに恋の浦まで行ったんだとド突きまわすしかないじゃありませんか。
「いや、なんだか獅子舞が応援に来てくれたようですよ」
と、島監督は笑いながら話していましたが、狼駄さんもやるべきことはやってくれてました。リポートの出来不出来よりも遂げたことの方が今回は重要。いやいや、校正する側はにやにやしながら「嬉しかっただろうなあ。舞い上がってるもんなー」と、臨場感たっぷりに読みつつ、
「ここは切る、これもボツ、何回おんなじフレーズ使ってんだこのやろー」
と、可能な限り原文を活かしてすっきりさせました。
そんなわけで、リポートは9月9日リリースのスーパースージー090号をお待ちください。
さて第三戦のリザルトですが
一位 スズキエスクード(TA51W)
二位 パジェロJトップ
三位 グランドチェロキー
四位 スバルフォレスター
TA52Wの川添選手は今回も事情により欠場。午前中の練習走行ではフォレスター(二代目モデル)とエスクードのタイム差が二秒以上あり、加えて舗装区間などは五十℃にせまる酷暑で、後藤選手が脱水症状気味と、さすがにスバルには負けるのか?というムードも。
島監督によれば、
「コースレイアウトにストレートを二か所設けたのがフォレスターにとって有利になっていました。ゴール手前には舗装区間があり、ここでの立ち上がりはやはり200馬力クラスのターボに軍配が上がりますね。エスクードはコーナリングで詰めていかなければ勝てなかった」
後藤選手曰く
「レース中のエアコン禁止ルールを提案したけど受け入れてもらえなかったんで、次回までに僕もエアコン取り付けます」
しかし次回はもう秋だけどね。