ロケ撮影の中に偶然紛れ込んできた、極めてカタログ仕様通りのエスクードノマド。右折していくそのあとから、主役(の一人)の七倉園子が交差点を横断していくほんの一瞬の出来事です。96年にフジテレビで放送された「白線流し」の第3話。この話題は前のブログのときにも取り上げ、TA01Wさんと駅前のうどん屋話で盛り上がりました。その記事で何を書いていたかはすっかり忘れてます。
ドラマの劇中使用車ではなく、何気に映り込んでいたレアケースですが、この時代だとまだメーリングリストで構築されたエスクードオーナーズクラブの「EOS」も存在しなかったころで、ひょっとすると調布のモンスターにオーナーズクラブ「EOC」が出来ていたかもしれない、黎明期以前のこと。だから誰彼となく「ノマド映ってた」「見たみた」などという対話も成立しません。
当然、どんなユーザーさんがこのノマドに乗っていたのかを知るすべもなく、それでもなんだか妙に親近感を覚え、同時に羨ましいねえと思っていました。
薗子役の坂井美紀さんは、この前年の映画「Love Letter」に出演(主演の中山美穂さんの少女時代役)していて、注目度があったところへ「白線流し」に出てきたのでどうなるかなと見ていったのですが、このドラマ自体が2005年まで特番枠で続くにもかかわらず、最後は悲恋で幕を引くというびっくりな展開の中、段々ケンが強い女優になっちゃったのも残念。そのうちほぼ見ないジャンルの火曜サスペンスや土曜ワイド専門になったので遠ざかってしまいましたけど、2011年に仮面ライダーOOOにて暴れん坊将軍と戦うラスボスになって再会するとは思いもよりませんでしたよ。