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  ~懲りない傾向~

台風一過の南蔵王

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不忘山01先日の東北豪雨の成り行きを、ツーリング幹事のパジェケンさんは大分心配していましたが、春の高津森山は確かに雨降りでしたけど僕はどちらかと言えば晴れ男なのです。行けると踏んでの南蔵王、不忘山林道には、午後2時に分け入りました。

当然ですが、木漏れ日なんか射してくるいい天気です。不忘山林道は宮城と山形を結んで、高いところは標高800から1100mくらいまで駆け上がるダート。

下界の蒸し暑さなどどこへやらの気温と、早々と紅葉の始まった森を抜けていきますが、相変わらず宮城側のダートは荒れ気味というのが定番。山形側は林業が盛んなため、同じダートでも道が踏み固められています。とはいえ、2015年9月現在のルート状況は健全。林道走行速度を厳守していれば、快適なツーリングが可能です。

不忘山02まあ・・・さらに台風が来ればどうなるかは保証の限りではありません。倒木や落石は各所に生じていましたし、山形側ではあと3回くらい豪雨を食らったら道路ごと持っていかれそうな路肩の亀裂も見られました。それより先に宮城側で土砂崩落が起きそうですが。実際、この路線は通行不能になることが多いので、今回はかなり良好なコンディションで走れたといえるでしょう。

パジェケンさんのTD54WもBLUEらすかるもこの秋に車検を控え、やれ足回りが限界だとかタイヤが坊主だとかドアの内側に錆穴がとかの、三代目エスクードもだんだんと満身創痍になってるなあという状態。うちの足回りもフロントは悲鳴を上げ出しているので、無理は禁物です。

不忘山は御前岳とも呼ばれていますが、古今和歌集に「みちのくのあぶくま川のあなたにぞ 人忘れずの山はさかしき」という蔵王連峰を指し示す歌があるので、こちらの方が著名な名前です。しかし御前岳の名の方がより古いとか。戦時中にB29が墜落し乗務員が全滅したという、話に聞いた程度の知識しかありませんが、よくよく考えると蔵王の中でも特に古い時代の火山の懐を走ってきたことになるのね。