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  ~懲りない傾向~

古典の解釈

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「アトム ザ・ビギニング」

NHK総合でのアニメ化は、この漫画にとっては恵まれたチャンスでしょう。他局だとダメ、というのではなく、現場にとってはどうかはわかりませんが作品自体は意外と優遇される傾向はありますから。同様に誤解を恐れずに言えば、月刊ヒーローズではない雑誌が取り上げても良い力を有していると思います。そこを素直に表現するなら、月刊ヒーローズこそが秀作を見出したということでもあります。

a106a物語は言うに及ばず、後に造られ、捨てられ、拾われながら科学の子として活躍するロボットを、作り手も育ての親もまだ予見していない時代のお話。これを古典と言ったら問題発言ですけど、鉄腕アトムは古典的名作ですから勘弁してもらうとして、その前史を紡ぐという試みは単に古典をリメイクすることとは異なる価値があります。アトムの誕生編には最終回から派生するその後編が絡む場合もありますが、それとは切り離して、アニメも漫画も新しい考えで乗り切ってほしいです。

で、ここからが重要なことなんですが、作り手が一所懸命作っても編成がそれを理解していないのが最近のテレビ局。ことアニメ番組に関しては格下に見ている感が強いNHKは、やたらと放送時間を瞬間移動しやがり、ややもすると大相撲とかスポーツ特番とかがかかると休止させやがります。あれでは録画もままならない。放送時間帯を熟慮しなさいよと言いたい。