毎年恒例の、保冷剤枕。
暑さのせいかぼーっとしてますが
(いえいつもです)
洗面台の下が涼しいとは思えないんだけど。
なぜか夏になるとふぅはここに来るのよねぇ・・・
つくばーど基地の近所で、夜間の栽培処方として白熱球をたくさん点灯させ光合成の促進なのか受粉の誘導なのかをしている畑がいくつかあります。ちょうど先日、NHKの衛星放送が「サイレント・ランニング」という70年代のSF映画を流してくれて、この映画のかなり後半になって出てくる「土星軌道上を漂流している植物栽培ドームで光合成を再開させる」シーンによく似ています。というか、この処方が映画のシーンの素材になっているんだけれど。
映画に登場する主人公、植物学者なのに太陽光源から遠ざかって植物が枯れた原因になかなか気づかないところがとほほなんですが、そこに突っ込みを入れたのはいっしょに見ていた霙。あ、そう言われてみればそうだわ。この映画は大好きな部類に入っていたので、そこら辺をすっかり、過去に何度も見ていながら気づきませんでした。
ひるがえって、基地周辺の畑。
「あれって何を栽培しているんでしょうね」
という霙の質問に、意外にも即答したのが家内で
「あれはデンショウギクの栽培よ」
と言われたわけです。で、この瞬間、僕と霙の脳内コンバーターは
「そうか、伝承菊というのか、なにか古い曰くのある花なのかねえ」
と、2人とも同じイメージを抱いたのですが、家内は続けて
「だからほら、明かりを照らして日照時間を長くして開花時期をコントロールするところに付加価値があるのよ」
と言いやがりましたよ。
つまり、正しくは「電照菊」・・・
いやそれなんかちがうだろうっ、光は当ててるけど電気は当ててねーよっ
と反論の余地もなく、立派な栽培方法として「電照栽培」は定着し、いつとも知れないはるか未来の宇宙でも活用されております。