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  ~懲りない傾向~

最終話と番外編

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うっかりしていたら「海街diary」の連載が6月に発売された8月号で終了したというじゃありませんか。8月どころか9月になってそれを知らされても、もう本屋に置いてないじゃん。てことで版元から取り寄せてもらったら、9月発売の11月号(なんかもういちいちややこしい)と一緒に届いて、その11月号には番外編が載っていたという・・・

 

最終話に至る2話か3話分も読んでいないので、ここでこの2冊読んじゃっていいのかちょっと葛藤したんですが、手元にあったらそりゃ読みますわ。

最終話は特別意外な展開もなく、穏やかに完結していきましたが番外編はびっくりです。ああなるほど番外編なんだという登場人物たちと、彼等をとりあげてカーテンコールとした吉田秋生さんからのサービスというより、優しいところを感じさせます。連載は12年にわたって描かれてきましたが、まさか番外編でその年月をも回収されるとは思わなかった。と綴っても、こればかりはずっと読んできた人でなければわからないね。

もともとこの漫画は別作品の「ラヴァーズ・キス」などとリンクしたがために、いったいいつの話なの? というパラドックスも抱えていますが、昭和か平成のいつ?はともかく、主人公の1人である浅野すずが幸田三姉妹と出会ってから2年半ほどが本編として展開し、彼女が高校進学して最終話。その後を番外編に持ってくるのはある意味お約束の一手ですが、読んでいる間に歳を食った読者のリアルタイムに戻ってくるというのは「やられた」の一言です。

自称「女子寮の一番下っ端」となった四姉妹末っ子の彼女にも「お姉ちゃん」と呼んでくれる家族だったはずの存在があって、これだけ年月が過ぎても、番外編の主人公である彼はそのことを忘れず気丈に暮らしていたのが泣かせます。その彼のそばに現れる女の子って、この番外編だけの登場人物なの? よもやまた別の漫画のスピンオフじゃないだろうな?(十一と苑の四人目とか・・・って飛躍しすぎ)

さらには結婚するというお姉ちゃんの婚約者というのは、お姉ちゃんの使っている傘の件から推測して、掛け値なしにあいつだよね?

これさー、12月に出る単行本の第9巻にまとめて収録されちゃうんだろうけど、あえて入れないで、あと2年くらい待ってもいいから番外編をもう4本くらい描いてもらって第10巻を企画してもらえないもんですかねえ。漁師の家族の話とか、酒屋の家族の話とか、ヒマラヤに出かけたおっちゃんとか、小笠原の現在とか、読みたいこといっぱいあるんだよね。

あっ、最終話の方では「シャチ姉と後輩の彼女」の場面も微笑ましかった。と、読んでない人にはなんのことやらな書き殴りになってしまった。