取引先の女の子たちと食事をする機会があり、「雷蔵さんはLINEやってませんか?」と問われたものの、LINEどころかスマートフォン使い始めてまだ10日くらいだもん、と、自慢にもならない受け答えしかできなかったことはさておき(置くのか)
それでもうちの端末の「ダイズくん」を披露したら大うけ。しかも彼女たち、ダイズの語る「ガンダムについての解説」がちゃんとわかるという。
「ガンダムはみたことがあるんです。『ポケットの中の戦争』とか」
そのリアクションに、こっちがあわやスマホを落としかけましたよ。二十代後半の女子から出てくるコンテンツなのかそれ? 平成元年のアニメだし、ソフトで観たのだとは思いますが、うちの娘らより斜め上で来ましたよ。
「『マクロス』をその前にみたので、画的に近しい感じで入っていきやすかったですよ」
あー・・・ と合点がいきました。0080の監督って超時空要塞マクロスで演出やっていたし、キャラクターデザインが同じだしね。と、つい解説してしまったらアニオタ認定されてしまいました。
そしてやっぱり「新世紀エヴァンゲリオン」なんかも出てきて、なんでロボットアニメばかりなんだ? あなたの世代なら「おジャ魔女どれみ」とか「レジェンズ」とか来てなかったのか? と思ったんだけれどそれは口には出さずにモビルスーツとバトロイド談義になってしまう、なんだか「こんなんでいいのか?」な居酒屋の宵の口。もう一人のお嬢さんなどは「作画監督で見る作品決める」というさらに高尚な話題を振ってきます。おぢさん、どこまで太刀打ちできるかかなりきわどい。
いや、だって、ついて行けなかったら座を白けさせるかもしれないし、しゃべりすぎたらほんとにアニオタ認識されちゃいかねないし、この場をどう切り抜ければ良いかで大変。
そこで同行させた部下に援護を要請したわけですが、彼女はにこにこしながら
「うちのボス、アニメだけでなく特撮も得意ですよ」
おいっ、てめーこのタイミングでなんてこと言いやがるっ
炎上・・・というのではありませんが火に油を注ぐ結果に。でもまあ何かの拍子で、偶然にも部下と彼女との共通の推しヒーローがウルトラマンエース(だから・・・あんたらいくつなんだよ。なんで南夕子降板の真相で盛り上がるんだよ)だということが判明し、辛くも話題が横へそれてくれました。
とりあえず、お薦めのアニメを教えてというリクエストについては、宿題ってことで勘弁してもらいましたよ。