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  ~懲りない傾向~

いばらきーイバラキー 我らーの茨~城

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ローカル感で考えると、茨城空港の海外アピール提案として「東京」を冠か何かにくっつけようと考えた県会議員さんは、県北部の出身の方です。そこから見た百里の滑走路は、実際問題「東京に近い」感覚となっても不思議はありません。茨城空港自体、首都圏第三空港の地位をめぐって誘致と空自共用化を果たした経緯もあります。だけど、あいまいといえば曖昧なんですが、茨城県は首都圏じゃありません。圏央道沿線や筑波研究学園都市は首都圏扱い説もありますが。

何が哀しいかって、九都県市首脳会議というのがあり、これはかつて七都県市首脳会議として立ち上げられ、首都圏サミットと呼ばれました。ね、その頃から茨城県知事は参加していないのです。魔夜峰央なんかにいいように描かれていたのは癪ですが、利根川のこっち側は「茨城県」でいいのです。もっとも、北関東で唯一港湾を持つ茨城県が以前どんなアピールをやったかというと、東京港や横浜港と競争するため、大洗と常陸那珂と日立港をまとめて「茨城港」に括ったくらいです。これも馬鹿みたいなポートセールスですが、都市間競争と港湾競争のなかで東京なんて言葉は、出てくる余地はない。

さすがに県議会での提案は、検討こそされたものの、県知事は引き続き「茨城空港」とし、海外向け表記を「Ibaraki International Airport」と決定したようです。当然です。東京に帰属しなければやっていけないようなインフラなど、地方で活かすべきハブ空港の資質を問われます。こっちから言わせてもらえば、成田や羽田なんか遠くて使ってらんねーのよ。←田舎者の暴言。むしろ茨城空港への投資は、もっと別の視点で論じていくべきです。

今般の新型コロナウイルス問題で、空港はひとつの水際でしたが、エボラ出血熱の時代から空港敷地内あるいは隣接地に感染症対策の緊急救急医療機関がない。成田空港でさえ成田市内の日赤病院まで搬送します。茨城でも土浦や笠間、水戸と搬送距離が出る。そういう疑問に提案を投げかける議員さんいないのかしら。

政治の話は柄ではないのでやめときますが、そういえば茨城。いばら・き(間違ってもいばら・ぎ、じゃねーぞ)なんですけど、霙が通った茨城大学って、なんで「いばだい」って呼ばれてるんだろう? バス会社の茨城交通も略称が「いばこう」。昔あった茨城銀行(現つくば銀行)も「いばぎん」でした。「茨」の文字に「らを抜く発音や読み」は無いはずなんだけど。ああっ、「時空戦士イバライガーR」って案外まっとうな名前だったんだ(でも彼、絶対にイバ・ライガーって認知されてるよな)