今夕日没の頃から明日にかけて、木星と土星が最接近という軌道会合となります。
木星と土星の最接近自体は約20年周期で巡ってくるのですが、ことしのそれは「超」がつく・・・という割に僕の知識では距離を示せないのが素人記事で、それでもどのくらい「超」かというと、これほど接近するのが約400年ぶりだということです。
天文の本によると、そのうち前々回の「超」最接近が1226年3月だったそうです。あれ? その頃ってチンギス・ハーンが没した頃じゃないか? と思い立って勉強し始めたら、それは27年なんですが、だいたいこの頃、モンゴル帝国の逆鱗に触れた西夏が滅ぼされ、大陸ではちょっとした激動の時代であったようです。
日本においては、24年に北条義時、25年に北条政子と大江広元が相次いで亡くなり、鎌倉幕府が揺らいでいました。それまでの合議制システムを正式に制度化した評定衆の出来上がった頃です。
はーなるほど、こういうのをこじつけると、2020年周辺の政治なりパンデミックなり巨大災害なり、木星と土星の運行に引きずられているのかと、言おうと思えば言えちゃう事象になっていくようです。次回の「超」最接近は2400年頃だというので、そんな、U.S.S.エンタープライズ ですらNCC-1701-F型の時代なんか面倒見きれないのでどうでもいいです。それでも、「超」までつかないけど「なかなかの」最接近が次に起こるのが2080年らしいので、やっぱりその頃いないよと匙を投げるしかありません。
ただ、2080年の「次の次」に来る最接近の頃、「機動戦士ガンダム」の宇宙世紀0080終戦協定にあたるという、旧世代ガンダム年表があり、太陽系にマイクロブラックホールが飛び込んでくる宇宙災害に太陽系開発機構が挑む「さよならジュピター」(双方2125年)とか、やはり太陽直撃軌道を取る極小ブラックホールの軌道変更と、そこからエネルギーを取り出そうとするAADDの活動(2120年)など、未来においてもいろいろ騒がしいです。
しかし2020年の事例は、割と大ごとらしく、西洋占星術の世界ではこの会合は「200年続いた地の宮」から「風の宮」への移行の年だそうで、向こう200年にわたって風の時代が始まるとかなんとか。双子座とか天秤座、水瓶座の人々にとっての大転換期(良いことらしい)だともささやかれています。しかも「冬至」という季節の節目も重なっています。