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  ~懲りない傾向~

日本人だなあ・・・

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先日のEТCトラブルにおいて、ネクスコ中日本管内のどれほどの料金所が不具合を起こして総計何台の車両が巻き込まれたかは数えていませんが、ひとまずの打開策として「ゲートを無料開放して車両を通過させ、その車両には後日清算してねと要請した」という手が打たれました。すると早速、24000人がこれに応じで事後清算をしたとか。あのー、ちょっと待ちなさいよ中日本高速道路さん。これがJRの特急だと2時間以上遅延で料金払い戻すのよ?

年末年始や大型連休ばかりか単なる三連休にも週末割引をやらないという親方日の丸気質に、深夜割引の体系まで見直す抜け目のない取りたて体質を、まずどうにかしなさいよ。今回のトラブルはユーザー側になんの落ち度も過失もないんだよ。

でも、このケースはネクスコの払い戻し規定にはない。と、この記事において説明されています。つまり、払い戻しの約款はあることはあるけれど、ハードウエアが原因とされるものに限られ、ソフトウエアについては一言も断っていないよ。と・・・

そんな屁理屈をっ

多くの国民はそう思っているはずです。でも大きな声が上がらないところも日本人の哀しい一面。それ以前に、紳士的に支払いに応じる善良な国民性。それをいいことに(というわけではないのだろうけれど)後で払えはひどい仕打ちです。

6 Responses

まったくもっておっしゃる通りだと思います。
以前、とある事情で利用証明について聞きに、事務所に行ったことがありますが、その対応がまあ見事なまでのお役所的塩対応で「利用者へのサービス」などとは思っていないのだな、と実感したものです。
そもそも、高速道路を利用することによって短縮される「時間を売っている」と言う感覚がないのだと思います。ヨーロッパなどでも有料高速はありますが、利用することによって「時間を買っている」という感覚などだと聞きました。
そもそも複雑で高価なETCシステムに固執せず、ヨーロッパや台湾で成功している、e-TAGにすれば、料金所や複雑なシステム、高価なETC送信機も不要で、利用者にもメリットが大きいと思うのですが「一度始めたのだから断固として変えない」という姿勢もまた、日本的だなあと。むしろ現在のETCシステムだと高額な設備費やメンテ費用などがかかるところで、恩恵を受ける一部の役人がいるからなのでは、とさえ思ってしまいます。

  • 高速道路各会社は道路管理者であると同時にトラフィックの安全と快適を売るサービス企業でもあるはずで、経緯はどうあれ民営化された時点で利用者への還元を第一に心がけなくてはならないと思います。
    今回、寸詰まりになっちまうからとりあえずゲート開けてやれ、という判断がなされたことは、間違いなくその要因が会社側の瑕疵にあたるわけで、ソフトのせいだと逃げを打つのはおかしいし、第一、このケースで未払いは違法になる、とも明記していないウルトラグレーな管理なんですね。
    なんやら国土交通大臣は「違法にならないんじゃないかなあ」旨の発言をしていますが、やはり約款のグレーさに「この場合は未払いは違法ではないね」とも断言できていないようです。
    年がら年中、大渋滞で大幅遅延という事態を無料化せよとまでは僕も考えませんが今回は、どこに原因があったのかが調査中などと悠長なこと言ってる話ではなくて、事実として使っているシステム異常を起こしたのは誰なのよ? が総てなはずです。
    それは受注業者へのペナルティも含めて発注者がとるべき責任でしょう。

  • 屁理屈も理屈のうち、ってあきらめて営業車のぶん清算させましたよ。
    中央道まで影響でたのは痛かったけど、帰路回送でお客さまにご迷惑かからなかったのは不幸中の幸いでした。
    まぁ会社の誰しも渋滞慣れしちゃってますンで、支払わないっていう選択肢は不思議とあがらなかったなぁ。

  • 物流も旅客も個人のレジャーも含めて利便性を高めるためという名目によって、道路は作られて使われているわけですから、日時や時間帯と混雑渋滞との因果関係は切り離せないのは仕方がないとして。
    別の視点から見たとき、各料金所で一台ごとに事情を説明して頭を下げなくてはならなかった現地係員の心身の消耗なんかも、会社側は手厚くフォローするというのをやっているのか心配です。トラブルに理解を示して支払いに応じた人たちにも、その判断がいけないとも思いません。ただそういった細かい事象に目を向けてもらわないと、高速道路会社への信頼は崩壊します。
    「今日のところはうちが大損しますよ」って啖呵を切られたら、リアクションはまた別に揺らぎます。でもそのとき「従業員の給与待遇とか大丈夫かなあ」とかも気にしちゃうんですよねえ。

  • 間違いなく大きな転換点になる出来事でしょうね。
    私は仕事で高速移動の予定があったのでドキドキしてましたが、運よくETC稼働してる料金所だけで完結できたので、直接は巻き込まれずに済みました。
    深夜割引改定案のニュースを見たときに、速達性をもコントロールしたいのであれば、事故渋滞などで平常時に対してある一定の遅延が発生した場合、料金払い戻し規定がないと割に合わないなと考えていたので、これを契機に約款のグレーゾーンが改善されることを願ってます。
    かといって、JRみたいなシステムになると、最近はユーザー目線だと改悪としか思えない方向に進んでいるので、それはそれで微妙だなと思ったり…

  • 枝葉を伸ばしては本末転倒になりかねませんが、別の話として大雪の際に「まず高速道路から止める」という手法にも、あとは国道県道にゆだねてこっちの停滞や事故は回避する考え方も、全体のトラフィックを維持管理する上では(管理者も多岐にわたりますが)頭隠して尻何とかではないかと。
    ただし大抵の世界では天気には抗えないことがあると理解されてますから、それを踏まえながらも自然や災害においての同様の事態には、また異なる英断が求められるのだろうと思います。
    いずれにしても、無いと大いに困るインフラを便利にありがたく使わせてもらっている気持ちはあるのですから、支払われているユーザーの対価をどこでどのように使いこなすかは、管理者の務めですね。以前あった1000円乗り放題なんてあほな政治のいうことを簡単に聞いちゃうようではだめなんだと感じます。

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