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  ~懲りない傾向~

河港の町にて化かされた話

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川港1これも練習ということで、霰運転のロングツーリングを企て、津川の川屋敷を見物に出かけましたが、結果的には磐越を少し運転したにとどまり、自立の道は遠いねえと現地に。阿賀野川を利用した水運の拠点として、新潟県に位置していますが会津藩にとっては重要な場所だった津川。どの案内を見ても「日本三大河港のひとつ」という表記があるのですが、あと二つってどこ? と尋ねても、誰も答えてくれないという(一つは多分、利根川の関宿だと思う。もう一つは岡山県の旭川で勝山あたり?)

川港4屋敷の全容を撮る前にカメラが電池切れという体たらくで、見張と灯台を兼ねた望楼やら雁木の様子を記録できず。現在は新築された狐の嫁入り屋敷とともに改修されて交流館のような用途になっています。軒先の庇にあたる雁木の発祥の地でもあるとか。街並みの古い建築物には必ずそれが設置され、降雪対策の名残をうかがわせます。鉄道や道路が充実するまでは、この川岸に大量の木材用丸太が切り出され、巨大な筏群を見せていたそうです。

茶屋、という暖簾に目がとまり、うっかりくぐったら蕎麦屋でした。ワイルドな山菜天盛りのとろろ和えで昼飯とし、でもコーヒー飲みたいと喫茶の看板を見つけたら写真屋さんだったという(喫茶店もやってました)

なんだか狐につままれた感が強い日だねえと思えば、わざとらしい展開ですけど、この町は狐火伝説とやらの残る土地で、数日早く来ていれば「狐の嫁入り行列」なんていうお祭りが催されていました。

あらー・・・それは見てみたかったなと残念がっていると、霰がiphoneに記録している写真を呼び出し、参加してきたという友達から送信された、御供の狐装束姿を見せてくれまして、しかも、

「この子たち、さっき川屋敷の書画展に来ていたよ」

などとぬかしやがります。

 

おいっ、なんでそのときに言わねーんだっ

そういうところは信用ないのね、俺

 

駄作だ

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ntg-m4パトレイバー2の世界観を引き継ぐ後日譚。などではなく、今回の作品を成立させる言い訳としての、パトレイバー2の使いまわし。

ただそれだけのことじゃないですか。陸自内からの決起部隊によるクーデターは初期OVAでやったし、そのフィーチャリングのように作られたテロリストものが2。もう東京で戦争状態を生み出す引き出しが無いのです。

なぜ、素直にリメイクと言えないのか。

コンピュータウイルス、テロ、宇宙怪獣(と敢えて括る)といった具合に、映画を作る上での見せ方はその都度変えてきたパトレイバーでした。ならば今回だって、知恵と勇気を絞りつくして状況を創造しなくてはだめでしょう。わざわざ川面から首都高や東京の街や日本橋まで見せておきながら、2の時代があった痕跡すら描かないうえ、作風とやらのシーンとセリフの使いまわし。後藤田側のセリフは微妙にいじってきましたが、警備部幹部のセリフはご丁寧に2の場面を再現し、さらに今回のシーンとしてもやらかしてしまう。そういうのはしらけるだけです。

さて、妙な余韻を残して機動警察パトレイバーの今作は幕を引きました。しかしその余韻、まさかまだやる気なのか?

街   へ

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珈琲2「コーヒーを飲みに行きたいんですが」

また唐突に来ました霰のリクエスト。話を聞くと、学校の友人間でコーヒーを飲みに喫茶店巡りをする同好会とやらを作ったそうで、飲んではみたもののやっぱり苦くてかなわないという。飲みなれないものをいきなりブラックでなど無謀だねえとからかう以前に、まあコーヒーくらい普通に飲めなくても困るのだろうなと、街へ出ます。

珈琲女の子が砂糖やらミルクやらを使わない手もなかろうと思いましたが、皆使わないらしい。しかしそれにつきあうのもまた変だよ。ってことで、ウインナーコーヒーとカプチーノを試してもらいます。高校時代はどうしていたんだろうと聞いてみれば、スターバックスに行っても紅茶を飲んでいたらしく、マキアートやフラペチーノとは無縁だったらしい。かプチを知識でしか知らないという、どんだけ温室育ち(雑草だけどね)なんだと、これもある意味特訓。でもケーキのオーダーを許すところが甘いっちゃ甘いです。

特訓第二段階

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とっくん壱ここ数日雨も降らないし、暑くも寒くもないし、幌を再び取っ払ってと思ったのですが移動が後部座席になったのでリアスクリーンだけ外してのお出かけ。

いよいよです。霰による林道散策。幅員は一車線分ですが、砂防工事のためルート自体が再整備されたフラットダート。藪も張り出していない極上な初心者コースにて、四輪駆動(まあ実際には切り替える必要もないな)の使い方練習です。

とっくん弐フラットダートと言ってもアップダウンのあるコース。ガードレールはありませんから、谷側に落としたら置いて帰るしかありません。四駆によるエンジンブレーキの効かせ方とアクセル加減を覚える傍ら、車両感覚を身につけます。

いやその、こんなことやらせるより駐車枠の切ってある駐車場で車庫入れ練習した方が実用的なんですが、細かいことは言いっこなしです。

とっくん参助手席の霙は山側の崩落状況や車両との間隔を見てサポートしています。けれどもドライバーはそれらすべての情報を掌握しきれるわけではないので、とりあえず基本だけ教えて好きなように走らせます。

聞くところによると最近、同級生のお嬢さんが大阪まで車を買い付けに行って、自走で帰って来たとか。それに比べたら楽なもんです。

よーし、これであのXなやつをこいつ用に・・・と思ったら、霰のやろー「アルトラパン、四角くてかわいいんだよね」とか霙と対話してやがります。

ななな、なんだとーっ?

同窓会のような、でもこれはスピンオフ映画

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ラルいわゆる「過去編」を扱う以上、それはオリジンとタイトルされようともスピンオフものです。もちろん赤い彗星の誕生に至る物語や、宇宙移民の独立運動というプロットを踏まえなくては、機動戦士ガンダムの世界観や宇宙世紀を描くことはできないとわかっていますが、ザク小隊が乗り込んでいったらビーム兵器を持ったモビルスーツが出てきちゃったよ、という、オリジン世界のプロローグから入らなかったことで、この映画は安彦さんの手掛けたスピンオフ、にすぎないのです。

クランプとはいえ、なんなんだろうねこの「コミカライズで読んでるのに観てみたかったのよこいつらの活躍」感は。しかもそういう登場人物をなんでまたこれほどジオン側にばかり配置してくるかね。彼らが魅力的であればあるほど、後の末路が哀れでなりませんが、そういうあらゆるものを、戦争は巻き込み呑みこんで破滅させていくということなのでしょう。しかしだ。僕としては、冒頭の黒い三連星に「まるで赤い箒星だな」と言わせたかった。そうすりゃきっと、歴史が変わった。

あ、なんで今頃こんなの書いているかと言えば、要するに映画館では観られず、ソフトを先日買ったからです。こっちを先に書いたので「首都決戦」については明日・・・いや後日。

2019年への旅立ち

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釜石市でアユの稚魚が放流されるのを見てきました。孵化から5カ月ものの稚魚は4~5センチくらい。これが海へ出て4年すると、おいしくなって大きく育って迷わずこの川筋へ戻ってくるというのが不思議です。

稚魚はそれなりのスタミナしかないだろうから流れに任せて河口へ向かうのかと思えば、本能的に遡上しようとするんですね。

川の両岸では、三陸沿岸道路を高架橋で渡すための橋脚が建設途上。稚魚が戻ってくる2019年には、頭上に橋がかかっているだろうし、奇しくも釜石においてラグビーワールドカップが開催されるのです。

今年放流される稚魚には、そういう見えないタグもついているんだねえ。

再起動 Bレイド

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b2015昨年は私的諸事情から開催を見送りましたBレイドでしたが、装いを新たに6月7日の第一日曜日に開催します。ルート設定は3月に済んでいます。

問題は、問題の作り方(ややこしいぞ)で、情報を出しすぎるとブラインドのBにならないし、出したりないと絶対にゴールできない。チェックポイントもかなり少ないため、全部解読できたら3時間もかからない。それでは間が持たない。

なぜそうなったかというと、今までだとゴールを決めてスタートから間を埋めていったやり方に対して、今回はルート全体に企画の意図が仕掛けられているからです。

その辺の発想が、今回のBレイドを考案した霰と霙のセンスの良いところですが、逆にルート問題のことを考えていない。問題はあとからくっつけてねと言わんばかりなので、CPごとの出題をどう作ればルートの統一テーマを知らせながら迷子にさせられるかが難しいのです。

そうは言っても、ネット配信される問題集をもとにCPをめぐり、ゴールを探し出して時間内にたどり着くという基本路線は踏襲しています。ぜひ参加していただければと・・・

思ってはいるんですが、まだ問題出来上がってません。

 

サラダ。

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切って盛っただけー。

切って盛っただけー。

食べ頃かしらとか言っておきながら、10日以上経ってますがな(汗)

摘み取った感じはバリっとしてましたけど
千切って食べたら意外とやわらかかった。
「サンチュの代わりに焼肉巻いてもうまいかも」
と、新月サンが言ってるので、次回はそれで。

要するにカレーライスですけどね

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全国各地にダムカレーというご当地料理がありまして、東北だと山形県長井市の長井ダムカレーと、青森県西目屋村の津軽ダムカレーが、それぞれの地に建設されたダムをモチーフとして地域おこしに一役買っています。

この二つのカレーライスを「ハシゴして食いに行く」というのはある意味無謀なんですが、行きがかり上そうなってしまいました。

長井ダムカレーは写真のハンバーグスタイルと、果物と野菜をトッピングした本年の春バージョンがあります。ダム(ご飯)の左側は共通。意外とボリュームがあります。ワンドリンク付きというのは気が利いてます。ホテルに入っているカフェレストランが企画していることもあり、全体的に上品。子供が食べることを前提としており、甘口です。

一方津軽ダムカレーは、青森川白神山地への玄関でもあるレストハウスが夏季限定で出していましたが、昨年秋から山麓の西目屋村にある物産販売所のレストランで、通年出すようになりました。こちらも冬バージョンがあるそうで、期間限定でホワイトカレーになるそうです。

長井との最大の違いは、スタンダードでカツカレーであること。こちらも甘口。カツは旧世代の目屋ダム、ライスが完成間近の津軽ダムを表現しています。

ちょっと残念なのは、最近の津軽ダムカレーは作り方が手馴れてきたのか、全体的に雑です。デビュー当時(このときは自分で直には見ておらず、食ってもいませんが)の盛り付けは、見た目の美しさでは全国第一だと思っていただけに、この葉っぱは無いだろうと。全国一美しいという評価は撤回しなくてはなりません。それでもカツなんかはなかなかうまかったのよ。

半券ひとつ笑い話で、津軽は期間限定の上「1日15食」という狭き門でした。だから今まで食えなかったこともあり、今回は開店より2時間も早く現着して、まあ桜の写真なんか撮ったり朝寝したりで時間はつぶせていたのですが、とにかくそこまでしたんだから食うぞと開店2分前に食券を買ったら、券売機はすでに開店後6分。

しかしご覧のように一番を獲得。よーし、うむうむ、よーし。と思っていたら、最近の限定は目屋豆腐のハンバーグ定食で、ダムカレーはなんぼでも出るそうです。

 

 

韋駄天前線

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角館葉桜

火曜日早朝の角館がこんな有様だったので、こりゃ秋田と青森はもう間に合わないなと(山形もほぼ間に合わなかったのですが)北上しましたが、数日前に大風が吹いて、各地の桜は満開のさ中に散り散りになってしまったとのこと。

「ピークが例年よりも一週間早かったですねえ。ゴールデンウイーク中のキャンセルが相次いでいます」

小坂はどうにか宿泊先のフロントでもそんな対話。そんなわけで前回の青森では早すぎ、今回は遅すぎました。

秋田県の小坂町でどうにか散り際直前の桜見物ができただけでも良しとするしかないです。谷あいの小坂は風の影響を受けないのが穴場ですが、本来ならもっと立派な満開になります。

津軽SA震災のあったあの春は、同じ時期に訪ねてきて「まだまだ早いよ」と言われたものでしたが、ことしはこちらの立ち上がりが合いませんでした。

青森県内で少しはましだったのはこれだけです。でもそんなんではあきらめもつきませんので、翌朝弘前へ・・・行ってはみましたがやっぱり葉桜。うぬぬぬ・・・もはや城跡などには頼れん。

そうなのだ、津軽は城跡だけじゃないのだ。津軽富士なのだ。とか勝手に決めつけ、岩木川を遡って行きまして、なんとか青森の風景を収めて帰ってまいりました。

1人で東北六県廻るなんて不毛すぎだった。宮城と山形は負け戦だったし・・・ 来年はもう少し精進します。桜の風景2015は、ひとまず北海道からの便りを待ちます。