エキスパンションバルブが31年の経年によって詰まってしまい、この負荷かがコンプレッサーにも悪影響を及ぼしてのエアコン不動作だったのですが、このバルブが純正品も社外品も在庫なし。
主治医はエアコンガスを抜き取りバルブの掃除も施してくれました。でも冷えません。うへー・・・これから必需装備の季節だというのに!
さらにBLUEらすかるの割れたバイザー用交換品が、合わせてみたら「長い」。つまりショート用! うまくいかないときはホントに身動き取れません。
写真は第1戦のときのものですが、TDA第2戦が先日開催され、ショウワガレージの和田智弘選手が第1戦に続いてアンフィニクラスの優勝を飾りました。ウエストウインの川添哲朗選手は第3位にとどまり、場内をざわつかせる勢力の変化が現実のものとなりました。
和田選手のJB23カスタムはこれまで、自走で参戦していたものが、今季から完全な競技車両となり、封印を解かれた走りを見せつけます。
「どういうことかというと、今まで和田君は100%の走らせ方をしていなかった。ショウワガレージ専属のドライバーとなって、マシンの開発を潤沢に進められ、ドライビングを本気でやれる環境が整ったわけです。さらにアンフィニのみに特化して参戦となったのが今シーズン。ジムニーの性能云々は確かにありますが、それを上書きできるほどのセンスとドラテクを彼は持っています」
島雄司監督は「予見していたことが本当になりました」と説明します。
もう一点、和田選手のトーナメントにおける星取り表の流れを聞くと、まさに以前の川添君が行っていた戦略と同じカードの切り方をしている。敗者復活戦を含めたベスト4のどこに誰を追い込むかをシミュレーションし、その通りに展開を固めていました。
「110馬力出ているという話ですが、ジムニーに敗れたということが、川添君にはショックだったようです。言い訳にはなりませんがうちのエスクードもパーツが出なくなり、往時の戦闘力は出しきれない。あれでよく戦えたなあと思います」
TDAの勢力圏は、このように和田対川添の構図が濃厚となり、かつての後藤対川添という図式の片方がそのまま、他チームに移りました。今後は7月に第3戦のコース発表を兼ねた練習走行会を経て9月に第3戦となりますが、残念ながらこの期間内にエスクードをドラスティックにスペックアップする術はなさそうです。
2000cc以上の初代エスクードは、航続距離を確保するため燃料タンクが70リットルという大盤振る舞いかよほど自信が無かったのかの大容量。これに慣れてしまうと、テンロクショートの42リットルは、迂闊に回しているとあっという間にガス欠しそうな強迫観念にとらわれます。
しかしこんなんでもおおむねリッター12キロは出せるので、行って帰ってきて400キロは楽勝です。
新型ハイブリッドのカタログ燃費が19.6にもなる時代、12なんて数字はお話にならないのですがこちらは実燃費。エコランを行えば14に届きます。ハイブリッドの実燃費はイージーに使って15くらいではないかと予想しているので、その差はたいしたことないなあと。もちろんこちらも適当に走ってしまえばせいぜい11がいいところで、給油のタイミングでドキドキするものなのですが・・・
ちょっと前のこととなりますが、熊本県阿蘇山麓で行われたレンタル四駆耐久レースに、ウエストウインも常連チームとして参加しておりました。この耐久はパジェロジュニアを主催者から借り受けるワンメークレースですが、当然ウエストウインは常連にしてほぼ上位陣という強豪です。その作戦は序盤でトップに躍り出、中盤これをキープし、後半でぶっちぎりという若手・ロートル・若手の順序での出走。ロートルというのはもちろん、島社長です。
「いえね、これがツボにはまって、第一ヒートは文句なしの1位でゴールしたんですよ。ところが提供車両のうちの1台が故障してしまい、第二ヒートではチームひとつがレースに出られなくなるトラブルが生じたんです」
島社長によると、このような場合、くじ引きであたりを引き当てたチームが強制リタイアとなるルールなのだそうです。まあ公平と言えば公平ですが、恨みっこなしのくじ引きで、これを引き当てちゃうというウエストウイン(笑・・・・っちゃ悪いな)
「まったくねー、完全ぶっちぎりで優勝かっさらって、うちの強さをアピールしてくるつもりだったんですが、当たりくじが判明した瞬間、会場全体が歓声に包まれたですよ」
以上、強いだけでなく笑いもとれるチームでした。
ところでつい先ほど島監督と対話したのですが、今度の日曜日(15日)がTDA第2戦で、
視聴方法がわかったら、ここに書き足します。
この連休前半、僕が能登半島をのほほんと旅している間に、Cyber‐KさんはESCLEVのサイト内バグ修正を施してくれたばかりか、予告通りハイブリッドエスクードの試乗もこなしてくれておりました。
仕事の速さに脱帽です。
KさんのエスクードがNA1600、これまでの四代目が1400ターボ。これらのモデルの特徴は、アクセルONでリニアな感覚の加速感と、直噴ターボによるより高いダッシュ力というものでした。それと比較すれば、モーターアシストのハイブリッドは、アクセルを踏んでぽんっと前に出るような感覚は薄れているそうです。
AGSを使いこなすには、AllGRIPのモード選択も兼ね合わせ、さらに燃費重視で走らせるのか、そこは度外視でぐいぐい行くのかを熟考する必要があります。まあね、ハイブリッド車の一部には燃費の良さをやたらと飛ばす方向に持ち替え、時には操作ミスで事故を誘発させているものもありますから、四代目をそっちの方向へ持って行ってほしくはないです。
TDA2022第一戦は終了していますが、ウエストウインのエスクード三台は三台とも満身創痍で、ベテランだからだましだまし走らせて、だましてるのに速いという川添センスに支えられています。
一方でその域にはほど遠いルーキー梅津は、自車のエンジンをぶっ壊して久しいのですが、G16Aどうなったんだか?
と思ってるそばからM16どころか車体丸ごとの情報求むに及んでおり、同じテンロクでも01Rを乗りこなせていないうちから何を言い出すんだ状態ですが、
「たぶん本人、頭の中では01RにM16を載せたいと考えてるんでしょう」
という島監督の談。しかし最初に車が壊れた時点でつぶやいたツイートに、けっこうあちこちから手を差し伸べる返信があったはずで、それらのフォローをきっちりとやっているのか? やっていなくてよそ見をしているようなら、ジャッジものです。
話がそれますが、熊本で開かれているパジェロジュニアのワンメークレースで、他チームからチヒロ君の彼女が参戦し、一周か二周島監督の前を走ったとかで、
「チヒロと違って後ろが見えていて、ちゃんとブロックする。後方からのアタックが見えていないチヒロは抜かれ放題です。彼女にドラテクを手ほどきしたら、うちのエスクードは彼女に任せた方がいいかもしれない」
などという爆弾発言が出てくる始末です。大人の世界は狡猾なのよ。
まずインドネシアスズキからこれが出てきたことが驚きというか、そうなんだーというかの印象。なぜというに、もう数年以上前からインドネシアのエスクードクラブはミニバン傾向にシフトしていて、交流も無くなってしまいました。ただその末期、グランドエスクードを手に入れたユーザーさんから「見てくれ!」のメールをもらっていました。これはマルチ・パーパス・ビークルとして、ミニバンに流れたユーザー層を引きもどせるのか。テンロクノマドユーザーが多かったし。
それにしても、足回りの構造がちょっと、良い意味で泣かせること。4気筒16バルブの1500ccで、車重どれくらいあるのでしょうか。どうも四駆ではないような、FFかFRか判然としないのですが、国内に持ち込まれる新型エスクードと大差ないパワー・トルクで7人乗せるというのはある意味冒険な気がします。10万香港ドルって、円換算したらなんちゅー安さか(エスクード比)。こういうのにAllGRIPを搭載して国内で出したら、案外ミニバンブームの終焉をもたらすのかも。
固定ページのお知らせをご覧の方はもうご承知と思われますが、記念Tシャツの胸プリントをデザイン変更しました。遠慮してもいたのですが、この際だからESCLEVの20年をここでアピールすることにしました。
ESCLEVの立ち上げは、2003年11月4日に遡ります。エスクードのメーリングリストを引き継ぐ少し前のことでした。
メーリングリストにしてもオーナーズクラブにしても、1人が独断で「しょってしまう」のは良くないなとずっと考えていたので、思いきりその独善に走ってメーリングリストは引継ぎ後に解体してしまいました。代わりにサイトを興して部室としたのが始まりです。
あまりやれることもなかったけれど。
それでも、その後やってきた三代目エスクード登場の頃は、それこそインターネット上の雑誌サイトもほぼなかったので、情報提供元としては活躍できたと思っています。今じゃそういうのをどなたでもやれるSNSの普及によって、ESCLEVなんか形骸化しています。
ときどき、この綴りが間違っているという指摘をいただくことがあります。「ESCREVが正しいのではないか」という具合に。これはエスクードと、ОEМのプロシードレバンテから切りとってきた造語です。ESCとLEVで、オーバーレブやハイパーレブの「レブ」ではないのです。
ところでお気づきの方がどれくらいいらっしゃるか。ESCLEVの文字列にはサイドキック、シボレー(ジオ)トラッカー、(プロシード)レバンテ、エスクード、ビターラが隠れております。それもこの造語の存在価値です。
ただ、エスクード二度出てくるのか。と思ったので、先頭のEには「Enclose」とでも意味合いをくっつけときます。(ポンティアック)サンランナーは好みに応じてサイドキックと共有してください。X‐90とかグランド〇〇とか漏れてしまう車名は・・・すまんっ!
しかしよく考えてみたら、そういう説明ってろくにやってなかったよ。
ようやく及第点の記事を読みましたが、影が薄いも何も、もともとハンガリーから持ってくる台数を抑制していたのだから爆発的な販売実数などにはならなかったのが四代目です。七カ月のブランクの間にハイブリッド化を果たして、今後の環境基準と対峙し、おそらくは完全なEVへの遍路を辿っていくのがエスクードの開拓精神だと考えれば、むしろ何物も怖れない潔さがそこにはある。そう考えれば、初代からここまで、よくぞドラスティックな変化を遂げたものです。
かつてホンダシビックがコンパクトカーのパッケージやスタイルを確立したように、エスクード以降のあらゆるSUVが、ミニバンが台頭するまで、いや台頭した後も、RVを苗床にスタイリッシュさを標榜しているのです。数多のSUV・クロスオーバービークルには、エスクードの影が少なからず落ちている。僕ごときが言うのもなんですが、いまさら初代じゃないのよ。まだ見ぬ五代目に大いに期待を寄せるべきなのです。かっこ悪かったらいやだけどね。
その一方で、こういう相変わらずの悪辣な記事もあります。発売直後に水を差すがごとく、乗りもしないで言うべきことではないし、買う気が無いなら書くなと言いたい。メーカーにも購入検討層にも失礼極まりないです。実験的モデルで終わるなんて、どんなメーカーの自動車だって将来展望を考えたら当たり前じゃないですか。ハイブリッドの先には完全な電動化という宿命が待ち受けているのですから。第一、歴代を振り返る部分がそれだけかよ。