Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

この無神経さは呆れるわ

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「1990年代の国産SUV」人気ランキング(2021年版)とやらがネットユーザー投票で決定し、スズキエスクードがなかなかの善戦で第6位(同率2位があるから正しくは7位か)。ジムニーよりも上位に収まったのもちょっと新鮮です。90年代だから初代と二代目の時代ですが、引用になんで四代目を使ってくるのかという無慈悲無神経な仕打ちに呆れます。Amazonにはまだ初代のミニカー出てるじゃんよー。

と、ぼやきながらも、こちらも引用写真にグランドエスクードがいるので、ヒトのことは言えない。

それにしても、テラノとハイラックスサーフを同率2位とした場合、というかするべきなんだけれど9位のジムニーは10位カウントとなるわけですが、つまり90年代というのはSUVなんかじゃなくて、ベスト10に見るようにクロカン四駆の時代なんですよね。

 

「十五年」漂流記

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ぷらすBLUEことエスクードコンバーチブルを手元に置いて、ちょうど15年になりました。そうなんですよ、これ買ったときはまだ「15年前だもん、どうってことないねー」だったんです。その前年に買ったBLUEらすかることV6‐2500なんか、さらに5年新しかったわけで、車両の状態はともかく、それらを選択することには何の躊躇も無かったのです。まあこの時点でエスクード一択人生ですから、傍から見れば、それおかしいだろう?かもしれませんが。

しかし「しまったかも?」と思わされたのは、フジ・オートの渡辺代表のところにコンバーチブルを披露に出かけたら、よりによって97年式の最終型が入荷していたのです。なにがしまったかもかって、最終型なのであちこちコストダウンはされているものの、走りながら四駆に切り替えられる。そこだけは負けてました。ついでに言えば、BLUEらすかると同じ車体色だし。この01Rはしばらくして、ヒッチメンバーを追加してどなたかの里子に出ていきました。

一足先に91年式買っちゃったし、こういう巡り合わせもあるのかなあと思いましたが、なんせぷらすBLUEは格安だったのです。渡辺代表には失礼ながら、あの最終型の乗り出し価格で3台は買えたという破格というより破綻した値段でした。残念ながら、どうせだから買い足してしまえという暴挙に出られなかったのは、その頃の我が家の車両体制が、家内の逆鱗に触れかかっていたということもあるのです。幌車納車日のこれ見りゃ誰でも「おバカだ」と思いますよね。

予言の書(途中まではだいたい当たったように見える)

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初代と二代目の姿が似すぎている、というのはこの際聞きませんからね

世に産み落とされた初代の姿は、その組織が作り出していた他のグロテスクな改造人間とは一線を画した、華奢ながら精悍ないで立ちでした。そこから追随された二代目は、初代を踏襲しながら各部の強化を図り、世にアピールしやすい姿となりましたが、コアなファンにとっては初代の鮮烈なイメージが強く、二代目を蹴落としていくのです。この二代目の地道な活躍によってブランドは継承され、双方のいいとこどりで、似て非なる三代目の登場を果たします。けれども時代の趨勢で、それらの性能は別の方向へとブラッシュアップされ、すっきりした四代目へと変貌しましたが、物語後半で姿を消しました(復帰するけど)。ということは、まだ見ぬ五代目にはさらなるデバイス頼りの設計思想が重ねられるような気がしてなりません。そこを乗り切れば、六代目で再びオフロード思考へと回帰するかもしれません。

なにをとち狂ってんだこのモデル変遷論

スズキエスクードを四代にわたって乱雑に体系化すれば、それは70年代に既に予言されていたのです。1号と2号なんて、このあと再改造されるから姿は同じで中身(主にエンジン)が変わるし、ショッカーライダーテレビ版は偶然にも6人で後の「3号」を加えれば(4号は無視しますよ)グランドエスクードの乗車定員となります。三代目、四代目もマイナーチェンジは果たすのですが、基本的には歴代の変遷と仮面ライダーの変化は似たような路線を踏んでいます。

というわけで、来年登場と言われる五代目は、ある意味正念場のモデルなんですが、Xライダーくらい初代に回帰してくれないといやだなあと、大半の人が・・・思っちゃいないか(汗)。そのパターンで行くと、災害が多発したりみたびアウトドアライフが見直されたりで、手堅い進化のジムニーとは異なるオフロード趣向への脱皮が六代目で行われながらも、世界情勢がこれをあまり評価せずに次の代へと橋渡しされる。

ここまで行くのに何年かかるんだろう(行くかどうかもわかんないけど)

しかしスズキにそれほどの短期間で古いものを捨てた新車開発ができるのか、2040年以降の人口減少と環境悪化の中で自動車が生き残れるのかがなんとも言えませんが(どうせその頃生きちゃいないよ俺)、Sマークを高らかに掲げた電気自動車の一ブランドとして成長してくれれば、七代目の可能性はゼロではありません。問題は八代目ですが、空を飛んじゃうので技術的にあり得ないことじゃないとはいえ、さすがに保留しときます。九代目や十代目となると80年代に入っているので(八代目はかろうじて七十年代に始まっています)、もはやこじつけるにも先のこと過ぎてイメージできませんが、そもそも仮面ライダーの変遷とエスクードの歴代から次期モデルを想像するような馬鹿者は他にはいないです、これだけは確かな話。

空白の始まり

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まあよく続いたと思うよ

9月いっぱいでだったのか、スズキのサイトから四代目エスクードがカタログ落ちしました。

四代続いたブランドが消滅するのは初めてのことですが、6月時点で生産終了は示唆されていたので、来るべくして来た10月ということでしょう。同時に、欧州で定着しつつある発電力48ボルト版の市場に対応するモデルもまたささやかれていたエスクードですから、五代目が無い、というのも時期尚早かと感じています。

あらためて眺めてみると、コンセプト然りデザイン然り、よくも同じ名前のクルマでこれだけ変化したものだと思います。それを出したらアルトだってそうなんですけど、エスクードに関してこれを言い換えれば、けっこう贅沢をさせてもらったブランドだとも解釈できるでしょう。売れていないとか不人気だとか、言われているにもかかわらず、ですよ。

四代目は歴代で最も短命となりましたけど、そもそもハンガリーから持ってくる手間やコストのからみで年間販売台数を抑えていただけのことで、別にあれがダメここが劣る、ということはありませんでした。むしろ、どんどんハードルの上がる燃費基準や環境規制に対して、これほど適応を迫られ応じたモデルは四代目ならではの特徴です。

これを考えると、五代目はより時代に対応したメカニズムと、初代から二代目に移行した時のようなコンセプトをキープしつつもデザインが改められる方向性がありそうです。ただ、欧州車の流行に迎合するようなムードもありがちなところは心配です。それでは芸がないと言われるかもしれませんが、着流しのようなシンプルで潔いところが、初代などが今なお評価してもらえる魅力だと思いますから。

帰ってきた釘バット案件

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「雷蔵さんのジープって排気量どれくらいなんですか?」

助手席の部下が唐突にこう言いやがりました。彼は自分のクルマを持っておらず、父親のクラウンを時々借りているそうですが、親戚にダカールラリー用の「ジープ」(パジェロ?)だか「トラック」(日野レンジャー?)だかを整備している人がいるそうな。どっちなんだよメーカー?

いやいや、ダカールマシンの話はこの際どうでもいいのよ。

見てわかんねーのかおめーはっ

もう四輪駆動車って言葉自体が瀕死の時代ですけどね、幌がかかっててタイヤを背後に括りつけている車が四駆=ジープ、という代名詞の刷り込みを、もろに受けているとは。

それで、「スズキのエスクードもダカールラリーには出ていたんだよ」と言ったら、

「エクスードって雷蔵さんが夏前まで乗っていたやつですよね。今日乗ってきたこれはジープですよね」

・・・・

「てめー!!ぶっころされっどコラー! 目ぇくさってんのかぁ!」

というやりとりをですね、もう心中は帰ってきた釘バット案件だな。やったらパワハラ案件認定されちゃうけど。

近年最大級のピーンチ!

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その日の仕事先の千葉市まで行って、予定より早めに完了したので、Cレイド用の素材収集に出かけてしまおうなどとさぼり癖を出したのが運の尽きです。燃料が残り4分の1くらいだったので、東関道に上がる前に給油しようとセルフスタンドに入ったら、

給油口が開かないっ

リッドを壊してでもこじ開けるか、いやそれやっちゃって、部品がもう出ないよとか言われたらえらいことだと、座席下の工具類を取り出したら、こういうときにあってほしかったマイナスドライバーは入っていないし、外回りでは定規など持ち歩かないっ

てことで、ガソリンの残量と基地までの距離を暗算して、一般道より高速の方がエンジン回転をキープできると判断し、ゆったり走っているトラックの後ろについて恐る恐る帰ってきました。マイナスドライバーより確実な曲尺を差し込んで、給油口左のストッパーを押したら、ちゃんと開く。それまでは、運転席下にあるオープナーのワイヤーが伸び切ったせいかと思いましたが、リッド側のパーツが歪んできつくなっていたというオチ。

冷や汗をかきながらあらためて近所のスタンドにて給油すると、35リットル入った。残量分であと80キロくらいは走れたでしょうけれど、これで本当に給油口が開かずじまいだったら、燃料を使い果たした時点で不動車になってしまうところでした。

あと一年か二年?

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沖縄のマミポコさんのエスクード、「お嬢」が、最近ブレーキとドアミラーの修理をやっていたことを聞きながら、走行距離を尋ねたらいつの間にか、じわじわと数字が刻まれていました。「月」まであと31400キロ。ちょっと走る人なら来年の今頃到達です。

「乗り出してから走ってきたのは沖縄と久米島に伊平屋島、渡嘉敷島ちょびっと、って感じです」

関八州とか東日本とかを駆け回っている僕とは、走れるエリアが限られているはずなので、それでこれだけの距離になっているんだからすごい。ひょっとして、沖縄本島って実は北海道並みにでかいんじゃないの?と思ってしまうわ。

 

Team WESTWIN Warriors#163

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台風一過の19日、TDA第3戦が開催され、アンリミテッド、リミテッド合わせて30台の参戦がありました。台風14号と言えば、観測史上初の福岡県上陸は、何の因果か「恋の浦」を直撃。しかしレースは影響を受けず、散水車を必要とするドライコンディションでした。アンリミテッドは2位とのタイム差1秒を刻んで川添哲朗選手が優勝。リミテッドの梅津知浩君は、本戦が始まると電気系統他のトラブルが発生し、レースに絡めませんでした。

川添選手のエスクードは、クラッチやデフなど各部に稼働限界が来たそうです。今回はクラッチをどうするかで発注した部品が既に台帳落ち。ハンガースポーツの高田社長がスズキ以外のメーカー台帳から流用可能なものを割り出して取り付けています。この過程で、デフに関してはJB23の部品が使えるだろうと判断され、今後整備に移ります。

「JB23は意外に良い素材です。関係者間では、むしろ64がダートラでもクロカンでも使い物にならないという酷評。そういうジムニー勢とエスクードで戦うのが、うちのスタイルなんですが、チヒロのレジントップもアクリルパネルで窓を入れ替え固定してしまったので夏場は悲惨です」

島社長も帯状疱疹からの病み上がりで、クルマづくりどころではなかったと思われます。そんな事情を、他チームは待ってはくれません。1秒というアドバンテージは、川添選手の腕前と駆け引きに助けられたこともあるでしょう。他チームの車両も確実に性能を上げており、次回の協議は油断ならない状況です。

せっかくの標準装備だというのに

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実は2006年10月の所有以来、ただの一度も使用したことのない装備があります。

エスクードのコンバーチブルにのみ標準装備されている、盗難防止対策としてのパーキングブレーキロック機構。こんなの、今やジムニーにだってついてないよ。にもかかわらず、一度も使っていません。幸いにも、と言った方がいいのかも。

所有している車の装備で、一度も使用したことのないものって、あります?

秋雨が幌車に降ると

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ドアバイザーがあるからへっちゃらだーい(なんかこれ死語?)なんてわけがなく、ドアバイザーが「ドアフレームに取り付けてある以上」、ドアを開けたら雨だれの猛襲を受けるのです。

仙台時代のトラップと同じですが、あの当時は粉雪だったからまだそんなに濡れませんでした。しかし液体が降ってくるのはもう、予断していたら体のどこかが濡れネズミです。

コンバーチブルは屋根の開口部に雨水が入り込まないよう、レインガードは四方に展開していますが、外側に対しては幌を被せてさらに雨除けで覆う構造なので、ドア側は完全に無防備です。ハードトップやノマドだったら、屋根ラインに沿ってウェザーストリップがあるので、小雨ごときにうろたえる必要はないのですが。

でこんなもの書くために写真撮っていて、迂闊にもドア開けちゃったんだよそういうオチだよ・・・