何もかも移ろい去って
地底人類の気持ちがわかる
SHADOWMOON(そんな満月月は無い)
真冬は満月の撮影にちょうどいい大気の澄み具合が続きます。ネイティブインディアンは3月の満月を「WORMMOON」と呼んでいたように、厳冬期の凍てついた夜空と大地から生き物が蘇る様を表現しています。
てことで・・・と行かないのが本日の写真で、これは昨年12月の「COLDMOON」なんですが、画角に月が入ってこねーよ(笑)
しかもきちんと道具も用意せず、月光の反射だけを測光源なんかにつかっての手持ちのコンデジ撮影ですもん、まともな満月なんか写りゃしません。
今夜、正真正銘の「WORMMOON」ですが、深夜シフトで出かけるので撮影やってる余裕ありません。せめて月の入りを眺めながらの通勤だな。
聞くところによると、今月の満月には2024年最初の半影月食という食があるとか。月が欠けるような見え方ではなく、月影がわずかに暗くなるもので、ただそれが見られるのはアメリカ大陸、オーストラリアの東半分、アジアの東部、アフリカとヨーロッパの西部あたりで、日本では部分的にしか観測できなうえに、食の最大が16:12頃だってんで、そりゃもうほとんどわかんないじゃんという期待薄の天体現象らしいです。
わかっていることですが理力は財布の役に立たない
今日の給油はだいたい何リットル入るかの予想が立ちます。このところのBLUEらすかるはコンスタントにリッター11キロを出しているので雑な計算ができるからです。
リッター11キロなんて昨今の自動車じゃあ自慢にもならない数字ですが、エスクードTD61Wのカタログ燃費はリッター10キロです。これでもそこそこ頑張っているのです。
この日、ちょっと勘が冴えて「50リットル行くか行かないかの、行かない方」と読んで給油したらばこの数字。昔だったら縁起でもないとか言われたでしょうが某二階堂裕氏なんか、自分のエスクードのナンバーを49‐49にしちゃうくらいで「四駆‐四駆」と呼べるらしいのです。うむうむ、これもまた理力のなせるワザよとほくそ笑むのですが、問題なのは支払い料金こそですよねえ。そこには理力の効能もへったくれもない現実が表示されるのです。
数日前から、麓からでも彩が分かるくらいになっていたので行ってみたら、天狗の森の二番桜も満開になっていました。木曜日にたっぷりと雨が降りましたから、このあとソメイヨシノも蕾が膨らんでくると思われます。奥の方の三番桜もだいぶ咲いていますが、山全域でなくここにだけ河津があるのはなんというか謎です。
さて、花見をいつやりましょうかね。
この日、この桜の下で910000キロを記録しました。が、下で、というわけにはいかず、なんだかすべての窓をカーテンやら段ボールやらで遮蔽している車が停めてあったため、それを隠すアングルで撮影するしかありませんでした。隠しきれていなかったぜちくしょー。
雪景色と桜・・・とも期待しましたが積もりもしていなかった。
900000キロが昨年の12月23日ですから、おおむね2か月です。リポートにも書いていますが当初の目論見より少し足りない。もちろんそれはマージンを踏まえてのことですから、1か月単位を5000キロで走り続けられれば、目的は達成可能です。
壊れなければの話です。
三十三年めの三月三日(あっ、昨日だったよ)
親には似なかった娘の10年後
10年前、こんなことを書いていました。
この頃までは親の言うことを殊勝に受け止め、しかし譲らないところは譲らず、曲がりなりにも一族初の国立大行きを成し遂げたのは間違いなく本人の力によるもの。まーその割には学歴は基本給の格上げにしか役に立たなかった、凡庸な勤め人になっております。
二十歳過ぎたところで「自分の人生好きにやればいいじゃん」と言ってますから、世間に迷惑をかけなければ何やってたって知ったことではないんですが、昨年のこと、在宅で仕事をしていたら霰宛で馬鹿みたいに重い箱が宅配便で届きました。
本人、帰宅後にこれを開封して悦に入ったような顔を瞬時見せましたがそのまま疲労で寝こけてしまう有様。雫さんが箱の中身をのぞき込んで
「親が親なら子も子ねえ」
と言うのです。
聞けばそれは文庫本サイズの、自費出版とは言え小説本だと。既に3冊目だと。はー・・・いつのまにそんなことやってたんだ? しかし親が親ならじゃありませんよ。僕だって原稿書いて生業立ててきましたけど、僕名義で出版した書籍なんか一冊もないもん。
本人が「読んでみて」と言ってこないから手にも取ったりしません。写真も雫さんに撮ってもらったのですが、万が一出版社なんかから声がかかったりしたら僕は地団駄踏むしかないですねえ。
たまたまですがNHKが衛星放送にて「篤姫」の再放送をやってまして、天璋院 篤姫といったら薩摩藩島津家の分家にあたる今和泉島津家から島津本家と五摂家筆頭近衛家の養女に出され、江戸幕府第十三代将軍・徳川家定の御台所となった実在の女性です。2008年に放送された際の宮﨑あおいさんがまた溌溂としていて、薩摩の人は女も男も勝気だねえと思っていたら、島津家は「薩摩にんにく」と「薩摩鶏の有精卵」を混ぜ合わせた滋養食を領民に奨励して滋養を摂らせていたとか。
この伝統食品「にんにく卵黄」は今なお鹿児島発の健康食品ジャンルで売り出されていて、製造販売する「健康家族」の主力商品です。2月29日は「にんにくの日」として同社が制定した記念日。4年に一度の奥ゆかしさですが、ニンニク自体は年がら年中食材で口にしているし、魔除けの効能もあるとかないとかの重宝ぶりです。ビタミンB1と結合して疲労回復や滋養強壮を促すアリシンの臭気成分が吸血鬼には苦手なようです。筋肉や血液を作るビタミンB6も入ってるんですけどね。
その昔「夜中に稲荷寿司が食いたくなって」というような歌を作ったシンガーソングライターがいましたが、「明け方に蕎麦が食いたくなってしまったのだ」な僕は、知っている範疇でそんな時間にやっている蕎麦屋を思いめぐらしたけれど「無い」わけです。
いや待て、高速のサービスエリアならやっているはずだ。
で、高速には上がらずSA外側の駐車場に滑り込み、フードコートにて「おっとネギ抜きで頼むよ」を言い忘れてしょんぼりしながら海老天そばを受け取るわけですがこの話はそこじゃなくて食券の方。
これは2月22日明け方のことですが、印字は日付ではありません。久々に理力の発動です。2並びなので太田功巡査のイングラム2号機ですか、並んだところが理力の無駄遣い。