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  ~懲りない傾向~

再会の宇宙マーチ

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仙台時代、震災後の地元FМ放送で「宇宙マーチ」の楽曲のみ音源が流れていた話を書いています。2013年の頃は浜通りもわずかながら、東北各地の被災地でインフラの復興が本格化し始めた時期で、ラジオ番組においてはトラックドライバーの投稿を読み上げるコーナーに使われていました。当時は「そんな音源があるんだ」と感心したものですが、今頃になってその楽曲を収録したCDを手に入れることとなりました。なんだ、2007年から売ってたのか(こらこら)

この楽曲は「キャプテンウルトラ」の後半のオープニング主題歌(どこか途中ではエンディングにも使われていたような記憶もあります)。1967年のSF活劇ですから、出てくるスチルの映像がどれもこれもチープですが、このCDジャケットの裏表紙にあたるそれは、中田博久さんの雄姿とともに、記憶している以上のかっこよさを写し取っています。

ラジオではBGMと思っていましたが、あれはカラオケの収録だったらしく、このCDには歌入りのオリジナルも入っており、冨田勲さんの楽曲と相まって、番組で脚本を書いていた長田紀生さんによる「太陽が燃えてる星が呼んでる」のおおらかな歌を、何十年ぶりでフルコーラスで聴くことができました。

宇宙マーチを好きな人は他にもいらっしゃるようで、前の記事の動画リンクが切れていたので入れ替えしましたが、この動画がまた、なるほどなあと感激させられる構成です。

 

名乗ったことないけど未来戦隊

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右のレッドは追加戦士のタイムファイヤー

21世紀最初のスーパー戦隊は、本来なら前年から放送され2001年2月11日に終了した「未来戦隊タイムレンジャー」で良いような気もしますが、その座は翌週2月18日から始まった「百獣戦隊ガオレンジャー」にもたらされます。しかし都合上、タイムレンジャーを今回は取り上げています。

西暦2000年の2月13日、29世紀末からやってきた4人の時間保護局員と、20世紀末の青年が結束しタイムレンジャーが未来戦隊として成立します。5人セットでないと、強化服などの装備が使用できない規定基準があるためだそうです。

 

そんなわけで20世紀最後の今日、タイムレンジャーは誕生したのですが、記憶によれば彼らは一度も「未来戦隊」と名乗っていません。名乗らなくても何一つ不都合は無いんですけどね。

ところで彼らは「スーパー戦隊シリーズ」という括りが制定されて初の戦隊であると同時に、同シリーズ25周年記念という冠も与えられていました。ここがないと「秘密戦隊ゴレンジャー」「ジャッカー電撃隊」は別枠扱いのまま(途中で超世紀戦隊何とかという括りもできてはいましたが)だったのです。まあまあいい仕事をした戦隊というわけですが、彼等には来月にもう一度登場していただくこととなります。

背中のだんだら伊達じゃない

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あらためてカラー画を眺めていたら、305飛行隊に「だんだら模様」が描かれていたのは第1話くらいのもので、後になるとこの塗装は680号機のパーソナルペイントに特化していたようです。なんでまたF‐4EJにあんな模様が描かれていたのかといえば、百里基地周辺が新選組の初代筆頭局長であった芹澤鴨の地元だったからだろうと思われますが、芹澤自身の出自は諸説あり、謎です。

もっと言ってしまうと、この飛行隊にはだんだら模様を背負った「681号機」もいたはずなのですが、知らないうちに居なくなっちゃってます。それらは別の話なので割愛。漫画家としては第一線を退いた新谷かおるさんの画集が、本人古希を迎えるこのタイミングで出てくるというのは、食いついた半面、新しい漫画はしばらく出そうもないなとちょっと寂しいものがあります。と思ったら、「まるぼしの681号機」が掲載されているという・・・

画集「新谷かおるARTWORKS」は「ファントム無頼」だけでなく「エリア88」や「ふたり鷹」「ガッデム」「砂の薔薇」など数々の作品を網羅して272ページに及ぶ集大成で、見応え十分です。だけど原稿紛失分は書籍から起こす作業までやったんだから、単発読み切りがオミットされるのは仕方ないけど、あと8ページくらいケチらないで「シリーズ1/1000sec. 」「銀河戦士」「ダブル・ニッケル」「烈風伝」「NAVI」「ドラゴン株式会社」なども載せておくれよと言いたい。

胸につけてるマークは流星

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昨日、「シン・ウルトラマン」特報映像が解禁され、従前から掲げられていた井の頭五郎立ちしているほんの少しエヴァンゲリオンっぽいウルトラマンではなく、わりと男前なウルトラマンの姿が見られてほっとしているところですが、当然のこと成田亨さんのデザインを踏襲するためカラータイマーは見当たりません。「活動限界時間」をどのように表現していくのか興味があります。まさか目が点滅するとか、その点滅色が変わるとかなんて安易なことしてほしくないけど。

よもや限界時間が近づくとしぼんであっちのウルトラマンになってしまうとか?

特撮に関しては樋口真嗣さんなので、特報に出てくるネロンガもガボラも、ウルトラマンとどう取っ組み合うのか期待大です。ドラマパートは、庵野秀明さんの意図するところかいかにもシン・ゴジラ風にまとめています。それもいいとして、これが科学特捜隊と呼ばれるのかどうか不明ながら、流星マークもデザインが一新されました。旧デザインを見慣れているので、なんとも言い難い。でもこれでかすぎない?って印象ではあります。夏前に公開予定。コロナ禍に阻まれませんように。

 

断筆するって本当ですか!?

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小学校の高学年から中学生時代、けっこうな量の少女漫画を読んでいました。エモーショナルな世界なわけです。いやそれこそ逆立ちしても加速装置は取り付けられないし、乗っていた自転車でサイクロンの真似をしたらジャンプの着地でフレーム歪むし、空にそびえる黒鋼の城なんかどこにもないんだけれど、少女漫画の世界はなんとなく日常のどこかにありそうで、好きだった女の子とそんな風になれたらとか妄想しちゃってた、中二病なんて言葉も無かった時代。

なかでも、田渕由美子さんの漫画は予備校生やら大学生やら下宿屋やら喫茶店やらが次々と繰り出されて、自分の将来脳内シミュレーションに拍車がかかる。他の女流漫画家とはちょっと違ったエキセントリックな登場人物(絵柄)と、細かいところに凝った小物やファッションのセンスが際立っていたのです。

とはいえ悶々としていた中学生もそのうち青年誌に移行し少女漫画は読まなくなっていき、7作目の単行本あたりを節目に彼女の漫画からも長いこと遠ざかっておりました。そしたら、

「最後のコミック」

↑ ななななっ、なんですとーっ!?

取り乱してしまいました。この記事を見つけるより先に、25日の夜に書店で現物を見かけてのことです。しかし、くらもちふさこさん派なうちの奥さんは彼女の漫画はほとんど読んでいないというし、娘らがわかるわけもなく、風花さんがいくらかかすっているくらい?(知ってるかどうか聞いたことない)

 

 

再び美しい機体

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前回購入したVF4はG型だったんですが、先日届いたパッケージにはA型と書かれていて、どうやら変形させると頭の造形が異なるアンテナ無しのようです。A型とG型とでは、機体全体のフォルムも微妙に変わっているはずですが、素人にはそこまで見分けられません。まだVF1Sすら箱を開けていないというのに困ったもんです(開けろよ)。しかしバトロイドで150ミリサイズのG型に対して、今回は290ミリ(ファイター形態)。まーでかいわこれ。

「超時空要塞マクロス」で描かれたVF1は、ざっくり言ってA型を量産機というか一般兵士用として扱い、指揮官機をS型(J型ってどんな扱いなんだ?)としていましたが、4におけるAとGの違いはパイロットの格ではなく、初期型から後期型という変遷と改良の表記のようです。4としてロールアウトした最初の機体がA型で、これが「フラッシュバック2012」に出てくる機体だとのこと。当然、呼称もバルキリーではなく、ライトニングⅢと呼ばれます。

僕の中でなぜVF4が美しいのかというと、VF1の、F14を模したデザインのある意味マスの集中に対して、三胴構造でシャープなノーズと同時に左右後方にマッシブさを持つ「かっこよさ」が琴線に触れるのです。こんなのでよく3形態を実現したもんだと感心させられますが、バトロイドにするとバルキリーより複雑な変形のため、胸回りの折れ曲がった機種がアレではあります。それにしてもこうもでかいと収納展示できるプラケースが無いんだよ・・・

だけど永遠のヒロイン

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なんだか降ってきたようにお祭りとなっている「フランソワーズ・アルヌール誕生祭」ですが、実在のフランソワさんは6月生まれでことし・・・あ、これは失礼・・・

本日誕生日を迎えるのは、ゼロゼロナンバーサイボーグの彼女です。が、これもまた御年とは聞いてはならん永遠のヒロイン。彼女の場合、改造されたのが16歳とか17歳の設定です。

一説によると、サイボーグにされた時点で彼らは歳を取らない身体構造と代謝を得ているとも言われていますが、物語の始まりは196X年とされているので、実年齢を聞いたら叱られてしまうのです。のちに001から004までの実験体は改造技術の未成熟度によっていろいろ問題点が生じ、技術革新を待って冷凍睡眠保管され、009誕生の時点で第三次改造計画となっており、少なくとも第一次から40年もの歳月が過ぎているという設定も加えられました。

いやー、そのアニメ設定には当時膝を打ちましたが、フランソワーズがその年月、そのまま眠らされていて良かったわと(本人にとってはちっとも良くないんですが)。冒頭、降ってきたようにと書きましたが、石ノ森萬画館は石ノ森キャラクターの誕生日が土・日・祝日にあたる年に、誕生祭イベントを開いているのだそうです。奇しくもこの週末は明日が原作者自信とギルモア博士の誕生日というコンボです。すると次は002ことジェット・リンク・・・と思ったら2月2日は週末ではないので、5月16日の009島村ジョーがお祭りとなるようです。

寒中見舞い申し上げます

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積んだ葉書の厚みがわからん

本年も沢山の年賀状をお送りくださいました皆様へ、あらためまして御礼申し上げます。

だいたい同数枚のうちの賀状はお蔵入りとなり、まあそれでも「お年玉年賀はがきの抽選あるしね」と言っていた割に、17日に行われた抽選会を忘れていまして、あとで気づいたら

そんなに簡単に一等は出ないのさ

という結果となりました。

遅ればせながら・・・そうでもないか、立春までまだ間があるので、この場にて寒中見舞い申し上げます。相変わらずつまんないブログばかり書いてますが、コメントください←そこかよ

怪獣無双時代

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聞くところによると2021年は「ウルトラシリーズ55周年」「仮面ライダー50周年」「スーパー戦隊シリーズ45作」←ここがなんとも作為的・・・という、5年に一度のお祭りなんだそうですが、誰だよそんな合わせ技を言い出したのはというほど、以前は無かった括りでした。特撮の映画はそれ以前にも存在していますが、テレビ放送で茶の間に届いたというところがエポックなのでしょう。それほどに、その1年前の「サンダーバード」のインパクトが大きかったのです。

日本の特撮の場合、大きな特徴は「怪獣」の存在と、相対する「ヒーロー」という肉弾戦構図で、これはサンダーバードには無かった(怪獣っぽいものでは皆無でもないのですけど)ジャンル。しかも、「ウルトラマン」も55年めですが、ウルトラシリーズという考え方においては、円谷シリーズでもTBSシリーズでも、第1作はヒーロー不在の怪獣対人類の図式で、栄えある栄冠は「ウルトラQ」第1話に登場するゴメスとリトラに輝くのでした。

1966年、「ウルトラQ」が存在したからこそ、後に第一次と呼ばれる怪獣ブームの先駆けをウルトラシリーズが獲得できていますが、「ウルトラマン」は、10数日の差で「マグマ大使」に「初のカラー放送巨大ヒーロー」の冠を持って行かれてしまいました。これは71年の第二次怪獣ブームでも繰り返され、「帰ってきたウルトラマン」が、「仮面ライダー」と僅差の1日前に放送開始されているのですが、71年の先駆けは新ウルトラマンではなかった。

よりによって(失礼)、71年1月に放送開始されたのは、「宇宙猿人ゴリ」でした。彼はIQ300という天才科学者ですが、過激な思想により母星を追放され放浪の末に美しい惑星・地球に辿り着いたものの、地表における人類の公害発生と環境汚染の様に激怒し、実はかなり真っ当な理屈で地球侵略を開始するのです。しかも第20話まで番組タイトルを彼が保持し、以降中盤でもタイトルから名前が消えません。ゴメス同様、ブームの先頭に悪役が席巻してます。

しかし制作サイドの凝りようが凝りすぎで、ゴリと戦う巨大ヒーローが脇役と言うのはともかく、彼、スペクトルマンの造形はかっこいいのか悪いのか、無理やり脳内補正をかけないと見ていられないし、なんでまた「鼻筋が通っているのに過労極まるような眼」をデザインしてしまったのか、当時は理解できませんでした。4月から放送の始まった「帰ってきたウルトラマン」が、いかに安心して見ていられる造形だったかが思い出されます。

ところで、今でこそ「スーパー戦隊シリーズ」の原典となっている「秘密戦隊ゴレンジャー」は、次作の「ジャッカー電撃隊」とともに、しばらくの間シリーズには加えられない別枠番組でした。シリーズ中何作かは3番目の「バトルフィーバーJから数えて〇〇作記念」などとも言われています。打ち切ったり(ジャッカー)再編されたりの受難戦隊でもありますが、78年にのみスーパー戦隊不在の時期があるというのが大人の事情でした。

そこへきて2021年の45作目にあたる「機械戦隊ゼンカイジャー」(ゼンカイジャーって・・・遊技業界にローカルヒーローがいなかったか?)。戦隊お約束のセオリー打破だというこのなんでもありな、アカレンジャーとビッグ・ワンと仮面ライダーマッハとレスキューポリスと、ひょっとしたら機動戦士ガンダムまでもを煮込んだ闇鍋のようなアイデアは、怪獣じゃないけどまさに無双の時代です。でも昨今の仮面ライダーよりはましだという気がする。

 

 

うわ! 聞き逃していたっ

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「機動警察パトレイバーEZY」が一向に動く気配を見せないので、「TNG(ネクストジェネレーション)」と「REBOOT」を何年振りかで観なおしてまして、TNGの話はまた後日に譲るとして「REBOOT」。わずか8分という尺の中でレイバーが動くは殴るは声優が2人しかいないのにしゃべり分けるはの怒涛のストーリーで、うっかり聞き逃していたセリフに気が付きました。これ、公開された5年前には話題になっていたんでしょうか。

そのセリフは、林原めぐみさん扮する(女性の声は全部彼女だけど)、南雲しのぶと後藤喜一を足して2で割って後藤の味付けをちょっと足し直したような小隊長の指示でした。

日暮里あたりの密集市街地の商店街で暴れる作業用改造レイバーと格闘をする羽目になった98式1号機のフォワードに対して、彼女はこう言ってのけるのです。

「現場においては臨機応変」

「って、昔の隊長も言ってたし」

ええっ?

その「昔の隊長」って・・・生真面目で正義感にあふれた熱血漢ながら、直情径行で猪突猛進なだけのトリガーハッピーな熱血馬鹿と云われた、岩手県釜石市出身の太田功さんしか思い当たらない。2002年(劇場版2)以降REBOOTの2016年までの、どのあたりで隊長拝命してたんだろ・・・・?