賞味期限が切れてしまったトマト缶があったので 鶏のトマト煮を作った日。 ここからご飯と味噌汁もどうかと思って ピザトースト風に・・・ ちょっと煮詰め気味になっていたスープが イイ具合にソース化したらしいです。
採血検査の結果は良くもなく悪くもないはっきりしろよ自分! な相変わらずの経過措置状態で、もうそれはほとんど怠惰で慢性的な白血病なんじゃないのか? と言ってみたんですが医者は苦笑いしやがる・・・というよりも困った顔でした。
なんせもう20年近くこれですから、僕自身が飽き飽きしています。が、まあその話は割愛して、検査終わったんだから食うぞステーキのごっついの、と言ってたような気がします。
言ってた割にはいい加減な男ですから、不意に天丼が頭の中をよぎって路線変更してしまいました。しかしまさか、こんな「小鉢と湯飲みの大きさと比べてください」な器で出てくるとは思わなかった。
ちょっと寝不足気味で家内に運転してもらい、前橋市にある大学まで打ち合わせに出かけ、昼飯をどうしようかと考える帰路のこと。「ボンジョルノ」とナビゲーションに打ち込んだら思いっきりたくさんの店舗が出てきて、しかもこの本店は前橋市説と高崎市説があることを知るのですが、結局は以前立ち寄った高崎市内のどう見てもイタリアンレストランには見えないあの店舗に向かうこととなりました。
昨年の大会ではタイトルを逃したそうですが、二度にわたってキング・オブ・パスタを獲得した同店は、開店と同時に満席になってしまう人気店のようで、パスタのボリュームと同時にサラダバー、ドリンクバー、ピッツァバーなどの食べ放題飲み放題サービスも効果を表しているようです。三年前のとき、2人で三皿注文したら好奇の目で見られた気がしたのは、なんでそれらを使わないんだ?という意味だったようです。
前回、ろくに料理の名前も覚えずに食っていましたが、ハーブで育てた地ポークの・・・というのが2009年度のキング・オブ・パスタ。カッチャジョーネのトマトソースです。いわゆるカチャトーラのことでしょうか、トマトはこれ専用に栽培しているというなんとか言う(覚えられねー)種だとか。玉ねぎのうま味も滲み出てきて、ソースそのものが美味しいうえ、ごろごろと載っている肉も柔らかくてうまい。
2017年度の受賞という、やはりカッチャジョーネのクリームポルチーニ。なんでカッチャジョーネの名がつくんだ?と思ったら、猟師がジビエ肉を入れて作るものがカッチャジョーネと呼ばれているのだそうで、こちらはクリームスープ仕立てです。ここで失敗したのは、サラダバーを頼めば赤と白と緑でイタリアンカラーを完成できたのに。しかしこの量を食ってドリンクバーとサラダバーとピッツァバーほおばる周囲のお客の胃袋はただ者ではない・・・
昔むかし、結婚前まで遡って家内の実家にお邪魔すると義父が出前を取ってくれて、ニラレバ炒めやら肉野菜炒めやら湯麵やら炒飯をいただいたことをぼんやりと思い出し、義父が別所に家を建てて旧宅を引き払って以来この出前が取れなくなったのがいつ頃だったか振り返ったらもう25年前になりました。義父が鬼籍に入って15年くらいだから、新居に移って住んでいたのは意外に短かったのだなあとあらためて実感します。
もうあのうまい料理を食う術は無いんだよなあと思ったら、家内が出前してもらっていたいくつかの店を覚えていて、「たぶん町中華のあの店でしょ」と教えてくれまして、Googleマップで検索してみたらまだやっていることがわかりました。
あれほど何度も出前してもらっていながら、暖簾をくぐったのは家内も今回が初めてです。何かの大会で受賞したらしい賞状が掲げられていて、そこには昭和54年の日付が書き込まれていました。店舗そのものはその当時から何も変わっていないであろう古めかしさで、店主が黙々と厨房を切り盛りしていました。あの当時のままの味でした。変わったのは我々の胃袋。これほどのボリュームだったのかと、完食するのに汗をかくという有様です。
たれで頼むか塩で頼むかでは夫婦でもめるのですが、そんなのは両方買ってしまえばいいことで、不定期ながら近場のスーパーマーケットにやって来る爺さまの焼き鳥移動販売に通い出しています。
皮、モモともにうまいのですが、面白いのは、ぼんじりの一番下に刺してあるのがパイナップル。意外にもいけます。
「豚トマってのもあるんだけどよー、トマトが値上がりしちゃって作れねーんだよー」
「大量買いするから作ってよー」
「だめだよー、作れば作るほど赤字になるんだよー」
だいたい毎回こういう掛け合い漫才みたいな対話をしながら買い物していますが、居酒屋に行かないから比較しようもないけれど、そんじょそこらの焼き鳥屋よりもうまいのだと我が家では無根拠で認定しております。
銀鱈がカサゴの仲間で鱈ではないという話は、わざわざ話題に上げる素材ではないのですが、カサゴ目ギンダラ科という種で紐解いていくとホッケやアイナメに近い。
ホッケと言ってしまうとずいぶん印象が変わってしまいます。もうここからどうやって落としていけばいいんだこの話?
ほっけのたいこって、法華の太鼓のことですから、もはや銀鱈もどうでも良くなってしまいます。ただホッケという魚が、鎌倉時代に日蓮宗の僧侶によって見出され「法華」から名付けられたという諸説の中の一つがあるため、薄皮一枚くらいの繋がりは・・・あるのかなあ。
まあまあ銀鱈も冷凍技術の発達で年がら年中食えるんですけど、これからが本来の旬の時期なので、だんだん身が良くなっていく意味では繋がらなくもない・・・
いーんだってば、食いすぎなけりゃ!