Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

キッチンの窓。

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春に買ったお酒の空き瓶、可愛いから飾ってます。

窓の意味が無いのでは・・・

元々瓶に惹かれて買ったんだけどさ(笑)

この瓶の前は「エチゴビール」の瓶が並んでた・・・アルコールから離れる気は無いね、私(爆)

もっとほら、綺麗な花とか調理の道具とかさぁ・・・って、自分で突っ込み入れときます(笑)

40年の筆圧

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石ノ森章太郎ふるさと記念館で開かれている、永井豪さんの原画展を見てきました。永井さん自身は1967年のデビューですから、40年以上の履歴を持つ漫画家。40年というのは、デビルマンとマジンガーZの、誕生以来の年月のことです。

もうすっかり忘れていましたが、この二作品が同じ年に生み出されていたのは、当時の永井さんがクリエイターとして頂点を極めていたことを思わせます。もっとも、マジンガーZは、永井さんのプロダクションと東映動画(当時)のタッグによるアニメーション展開によって昇華したものでしょう。

魔王ダンテを見るまでもなく、あばしり一家やハレンチ学園といった作品のテーゼからイメージしても、永井さんの指向性は、デビルマンであったように感じます。

原画や複製原画を見ると、あの爆発というより暴力的なエネルギーを放っていた、たかだかB5版かそこらの漫画雑誌の連載が信じられないくらい、永井さんの作画は丁寧な筆だなあと思いました。好みで言ったら、上手な絵であるとは思いませんが、なんかこう、マッドアーティストが「ぐははははっ」と狂気を放射しながら、ガリガリとペンを叩きつけていたんじゃないかと想像していたのが申し訳ないという印象です。デビルマンの終焉のページなどは、雑誌で見た当時の言いようのない静寂以上の静寂、虚無がにじみ出てきます。

今、画力のある作家があの手この手でデビルマンを作り直し、永井さん本人も書き直しているけれど、やっぱり最初に産み落としたシーンは、そこで完結して他者を寄せ付けない魅力があります。マジンガーZも然りですが、こっちは前述のようにアニメーションで描かれた世界観が大きなウエートを占めるので、別の機会に持ち越します。もっとも僕の中ではそれら以上にハレンチ学園が大きくのしかかっているのですが。