特命戦隊というのは視聴者の年齢層を上げていると思っていましたが、海賊戦隊に並ばれると、カラフルさだけでも負けてしまう。この映画で披露された、次に出てくる獣電戦隊の出で立ちを見ても、現役のスーパー戦隊が一番地味、という異色ぶりです。ところが地味な中にも、プロップや衣装の作りに関しては、前後の戦隊の方が安っぽく見えるのも確かな事なんですが。
それ以上に、歳くってしまったから感覚が乖離してしまったのか、スーパー戦隊にしても仮面ライダーにしても、怪人側のデザインが豪華になりすぎて、それがほぼ毎回か前後編でやられちゃうからちっとも印象に残らない。
極低予算で作らされていた、ショッカー時代の怪人って、逆に装飾が絞られていた分、改造人間らしい雰囲気が作り出されていたと感じます。
そのショッカーですが、なにやら次回作は「スペースショッカー」であるようで、それだけ規模を拡張できているのになんで世界征服のひとつも成し得ないのかと思う反面、どれだけヒーローが戦っても、盗人の種は尽きまじなのだねえと苦笑いするばかりです。
またやるのかよ、オールライダーとオール戦隊・・・プラス宇宙刑事