木村拓哉が主演したSPACEBATTLESHIPヤマトでのアナライザーは、どちらかといえばスターウォーズのR2-D2のような扱いがなされていましたが、それでも戦闘機の機体制御を離れているときには古代進の携帯端末でOSを管理し、最後の最後ではまるで10等身な手足で白兵戦に臨むという真新しさも見せていました。
でも、アナライザーロボットと言ったら、寸胴で卵体型に角を生やした短足の(しかしこの脚は伸縮できる)キャラが立っていますから、かのCG版特撮ヤマトでは、そこを崩してまで見せ場を求めてもいなかったんです。
まああれをやらなかったらほんとにスターウォーズの真似で終わっちゃったので、致し方ないところです。
ひるがえって、2199第五章では、アナライザーことAU09の見せ場として、強化外骨格が登場する。そうか、こういう手法もあるなあ。本体はずんぐりむっくりのままなのに、実にゴツかっこいい出で立ちです。
もう立派に合体戦闘ロボ。なんやらデスラー暗殺だとかヤマト艦内造反だとかイスカンダル人の謎だとかの縦軸が詰め込まれた第五章のようだけれど、そのへんはどうでも良くなりそうなパワードアナライザーです。今作、テレビ放送コードの壁によってスカートめくりやお尻を撫でるという、開発担当者の癖丸出しな行動原理を抑制されてしまった彼ですが、ちゃっかり岬百合亜をお姫様抱っこさせてもらってるところに、今作の作り手の懺悔のようなものを垣間見た気がします。
しかしこれってガレージキットや超合金魂なんかのリリース確定だろうねえ。