Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

朝日を浴びる猫。

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何か居るかい?

何か居るかい?

雨戸を開けると一目散にちぃが来るぅ。いや、この窓開ける前にも二階の出窓で散々日を浴びてるんですけどね。
最近、ふぅは二階の出窓に上らなくなりました。「上らない」んじゃなくて「上れない」が正解みたいですけど・・・
仕方ないなぁ。本棚買ってきて足場作ってやるか・・・置き場の無い本があふれかえってる事だし・・・

2015年ということは

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わかんないギャグだよねiV‐4の試作車はもう存在する。それはフランクフルトショーでお披露目されたコンセプトモデルのことではなく、サスペンションもエンジンも位置決めされたレベルの試作車です。新車開発の流れで考えたらそうなります。メーカーのリリースにもあるように、欧州先行発売という戦略は国内の顧客にとっては苛立つ話題ですが、いずれ国内にも投入してくること間違いない。たとえエスクードという名称でなくなったとしても、3代目をデザインしたアライさんがスタディを引き継ぎ、なんだこりゃ?というような路線へは踏み込まなかったことは、確かにジムニーやグランドビターラの系譜として期待を寄せてもいいと思わせる1台です。

それにしても、なにゆえ欧州で先行するのだろう? と妄想し直してみたのですが、ひょっとして、あちらで出しているグランドビターラのラインナップに大きな変化が待ち受けている? 最も大きな波はモデル自体の廃止ですがそれはまず置いといて、あちらの排ガス規制や燃費基準の更新に対するマイナーチェンジを行わない。つまりグランドビターラのディーゼル仕様はカタログから削ってしまうという選択肢があって、その穴を埋めるところから、「環境性能についてもコンパクトSUVでトップレベルの低CO2排出量を目指している」iV‐4の出番を与える。というのは考えすぎか。

もうひとつ不思議なのは、すでに先陣を切ることとなっているS‐crossとこのモデルの棲み分けを、欧州市場ではどう考えていくのか。そこがまだわかりにくいのが、デザインワークス優先の段階にあるiV‐4の佇まいです。量販車においては、もっとジムニーやグランドビターラの個性を反映させてくるのでしょうか。それもメカニズムや性能論において。それと環境性能・・・ずばり言ってしまえば排ガス対策などよりも誰もが目を向けていく燃費の話を両立させるのは難しそうな気がします。もっとも、何かにつけて燃費がどうとかリッター何キロとかしか話題に振れないような人たちには、この手の車を所有しない方がいいんですよと言っておきたいし、そういうエコロジーな車を選んでいるはずの人々が、エコロジーな車でもって、とんでもない勢いで高速道路を爆走している図はなんなのさとも言いたいのですが。

そのあたりのことは、これからの開発仕上げで明らかになっていくのでしょう。今、言えることは、「お客様自身の遊びの領域、生活スタイルをこのクルマによって手に入れて欲しいという思いと、地表をしっかりと捉える力強い走りを提供したいという思いを込めて」名付けたと言われるGrab your fieldなるコンセプトの立て方です。これはいい。何故って、いま、巷にあふれている車のどれだけに、ユーザーに対して自己中心的になって車選びをしてもいいと思うよ、とメッセージしてくれるものがありましょうか。無くはないんだけれど、それらを見渡すと、少なくとも僕の場合それらに乗りたいという衝動は沸いてこない。

カメレオン、七変化と売り込んでいるカラーリングの云々は、むしろ照れ隠しのような気がします。そんな手段を講じなくとも、iV‐4は仕上げ方次第で、いけてる車になりそうだなと感じます。ただし、そこに、ジムニーやグランドビターラが好きで乗り続けている人々を受け入れてくれる中身が伴っていくかどうか。そこはデザインだけでは語れないのですよね。だから、リリースに謳われている文言を目にして、頭を抱えているのは実は開発陣の方々自身じゃないのかなと思います。