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  ~懲りない傾向~

古典こてん

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#25いよいよ次回で大団円となる宇宙戦艦ヤマト2199の、第7章劇場公開版では制作サイドの都合で間に合わなかった約10分程度を組み込んだ、第25話。

はあなるほどそうなりましたかという、顛末不明になっていた人々のフォローがこの回で行われ、はたまた新たにこのあとをどうすんだ? な、前作とは異なる結末を迎えてしまった人も現れ、嫌が上でも続編を見せたいとのメッセージを受け止めた雰囲気です。

が、追加カットも与えられたデスラーの描き方には特別変化は無く、そりゃあないだろう、来週もう一撃かませに出てこいよってな幕引きにはなりそうもありません。

デスラーの最終話における役回りは、23と25話に振り分けられてしまったため、前作の最終話の緊迫感が半減してしまったのは否めません。その分、最終話に舞台を与えられた古代守が、やはり前作とは異なる振舞いを見せるわけですが、こうしたバイプレイヤーたちの活躍によって、ヤマトが役立たずになっていくかというと、まあそうでもない反撃もあるので、なんだこりゃーっとは言いにくい感じではありながら、最後の3話分を1週間おきに見るのは間延びしすぎです。

しかし視聴者にそう思わせるのは、これもまた制作サイドの戦術だよなあ。だから映画では尺を詰め、放送では間延び感をもたらし、ソフトに誘導するばかりか、ほーらこれだけ風呂敷広げたままですよ、続編観たいでしょ、観たいよね、観たいに決まってるんだ。と言わんばかりの流れです。