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  ~懲りない傾向~

25周年と10周年の締めくくり

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2500ほぼ仲間内でのイベントに終始してしまった感がありますが、本年はエスクード誕生25周年でした。地味とはいえいろいろとやってきた締めくくりというか、25という数字にあやかって、2.5リッターのエスクードを持ち上げるのが、本日開催するつくばーどin岩間ⅡⅩの趣旨のひとつです。このV6エンジンが初代のTD61Wと2代目のTD62Wに搭載されたことは周知のとおりで、スズキの登録車シリーズとしては初めて小型車の枠を超えた(初代において)ことがエポックメーキングでした。H20Aに始まった6気筒ユニットは、2代目のグランドエスクードと3代目のXSなどに2.7リッターまで格上げされて進化を遂げています。

この排気量変化は、主にエンジンブロック内のスリーブの変更によって成されてきたと言われており、事実上の強度限界が2.7までで、後に登場する3.2XSには、同じV6ながらN36Aのボアダウンが採用されています。もうひとつの側面として、スズキ初のV6であった2.0リッターは、その型式のインパクトとは少し違った、トルクの細さがウイークポイントでもありました。その部分は乗り比べてみなければわからないこととはいえ、2.5においては十二分な改良が進んでいたのです。そしてグランドエスクードや3代目の2.7に対して、約300キログラムほど軽い車体を持っていた61Wは、数字で見れば平凡であっても車格の中ではなかなか熱めのモデルであったということが出来るのです。

折しも本日の焼き肉が満腹感を醸成する頃、東京モーターショーではエスクードの歴史にピリオドを打つかもしれないブランニューの姿が注目されることでしょうけれど、それはそれでいい。小型車枠を飛び出すための先陣を切った2.5リッターのエスクードに、一度くらいはスポットを当てたいのです。

ついでながら、これまた地味にやっているエスクードの部室のようなサイトであるESCLEVも、そろそろ時代から取り残されていながらも10年めを刻んでおります。こちらは何もやっていないのでそれこそ印象も何も残りませんので、和邇さん提供の記念ストラップだけが歩みの証です。すでに受け取った方もいらっしゃいますので、まだ手にしていない人優先で、本日配布いたします。