Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

杓子果報な大一品

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nomadeHi-Storyのエスクードノマドが届きました。こんな日がやってくるとは5年前まで期待もしていなかったエスクードファンはきっと沢山いらっしゃるのではないでしょうか。専用スチールホイール(鉄ちんでも専用、というところが笑いのタネだね)フロントバンパー上部のヘッドライトウォッシャーノズルも再現され、細かい部分の作りの粗さ(主に車体色以外の塗装の仕上げ)は許容してしまおうと思える出来です。かつてブラーゴのビターラしかなかったこのサイズのミニカーが、ショートモデルで国産名車コレクションやネオ社からのコンバーチブルのリリースによって活気だっているところへの、ノマドの登場。まさしく杓子果報。

ta-td01さて、これまたきっと多くの人が、昨年買い求めたであろう国産名車コレクション。ハードトップのエスクードと並べて眺めたのではないかと思われますが、このノマド、並べなくても「ちょっと小さくない?」と気がつくことでしょう。そうなのです、直感的な印象で言えば、小顔でほっそりしているのです。

それはまあ、ロングボディーだからそういう風に見えるのは当然なんですけど、明らかに国産名車コレクションのハードトップの方が、意図的に車体の全幅をほんのわずかに太らせて設計しているようです。Hi-Storyのノマドは、これに対しておそらく現車の車体寸をそのままスケールダウンしたものなのでしょう。

なぜそうなるのかまでは説明できる知識を持ち合わせていないのですが、車体寸法をそのまま小さくしたミニカーは、視覚的に細長く見えてしまうのです。国産名車コレクションの方は、設計者がそのことを嫌って、横寸に手を加え、見た目には違和感をなくす工夫を施しているようです。

だからといって、このノマドがだめっということでは全くありません。だって期待もせずに寝て待たざるを得ないほど、はかない希望だった1台がこうして手元にあるのですから。ただただ、その作り方の理念において、国産名車コレクションのミニカーには、侮れない部分があるのです。それは長くなるので(いや全然めんどくさい話ではないんですが)明日あたりに。

これはあれですかね、さらにあと10年くらい寝て待っていれば、2000ccシリーズなんかも出てきてくれないものですかね。いやそれより、塗り替えバージョンでヘリーハンセンだとかゴールドウインだとかGリミテッドなんてもものが・・・と、つい浮かれてしまうのであります。尾上茂さんが走ったオーストラリアンサファリ仕様なんていうのは、マイナー路線とはいえ欲しくなりますねえ。