コムロさんが直4エンジンのエスクードに乗るのは、OHC8バルブのG16Aを積んだ1型ハードトップ以来。2台のV6を挟んでの、直4復帰です。
「前車がグランドエスクードでしたから、3代目エスクードの2400ccは、とにかく軽さが感じられて扱いやすい」
TDA4Wの第一印象だそうです。単純に重量のことで比較すればグランドエスクードが重いのは当然のこととして、やはりV6と直4との違いというのは、軽さを体感しつつ、レスポンスの違いも重なるのでしょう。
詳細のインプレッションは追々伺っていきます。第一印象に関しては、B4Wが登場したときに、A4Wとの乗り比べをやったことが思い出されます。94W、B4Wは、それぞれグランドエスクード並みの重量を持ちながら、トルクにモノを言わせて走るエスクードでした。それは良く言えば重厚で滑らかなV6の特製を醸しだしていながら、どこか鈍重な部分も見え隠れし、そこを払拭しようとわざわざ高回転まで回し気味にするため、ガスイーターの異名もついて回るというものでした。
現在、僕自身がTD94Wを借り受けているため、61Wとの200cc差のV6を体感するにあたって、出足の重さはわずかに感じます。もっともアクセルを踏み込まれたら、61Wは94Wの獰猛さには歯が立ちません。しかしこう書いておきながら、61Wの方が扱いやすく思えるのは、とりもなおさず軽いからなのだと考えています。5MTだったら直4は2000ccでも充分だと、TA01Wさんが言わしめるくらいですから、3代目エスクードは車種整理をしながらちょうど良い車格へ落ち着いたのだと思われます。