91年もののポンコツですから、整備をしたとしても新車のように蘇るわけではありません。が、ある程度の復調は可能です。そのある程度とどの辺まで妥協できるかが思案のしどころ。車検から戻ってきたぷらすBLUEをようやく試運転できたので、主治医のところへ遊びに行くと、外したエキゾーストマニホールドがまだ保管されていました。
「残念ながらスズキのマニホールドは脆弱です。2か所クラックが入っていて、穴が開いているような状態でした。これと同じ劣化をエブリイでも見ましたよ」
クラックの1本は、あと少しでパイプを一周して断裂するところでした。
パッキン類はこの年式ですから劣化収縮して固着してしまい、それがオイル漏れの原因。交換時は剥すことができずに破砕しながら撤去したそうです。ヘッドまわりは想像以上に健全だったようで、あれもこれも手を入れるまでには至らないと。
実際に走らせてみて、劇的な変化が出たとは思っていません。それでも直4らしい瞬発力は維持できており、それに呼応して車体のガタが独特のゆさぶりを出すのはもうこれはこれでいいだろうというレベルです。来シーズンにはタイヤを新調してやろう。ひとまずコミューターとしての運用には支障はありません。
でもできれば冬場に仙台に持っていくようなことにはなりたくない。