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  ~懲りない傾向~

Team WESTWIN Warriors#093

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pu-100826_18315019日の日曜日、広島県で開催されるJXCDに後藤誠司選手がエントリーしています。本人にとっては武者修行ですが、でていく以上セコンドから応援まで、大所帯の遠征となります。

その意味では後藤選手は背水の陣で臨まねばなりません。誰一人、彼に負けてもらいたくないからです。しかしここ数回のTDAの戦績を見ると、6年前に鮮烈なデビューを見せた世羅の闘いに比べて精彩を欠いているのは否めない。

6年間、限界で攻めてきたエスクードに機械的な陰りが現れていることは事実でしょう。そしてノーマークだった当時に比べ、ダートラの世界も他車が進化しています。TDAと異なりショップやスポンサーの事情が色濃く出るJXCDは、いささか魅力が薄れたとも言われますが、アウェーで参戦する者にとってこれほど手ごわい場所もありません。

生半可な走りでは返り討ちに遭うということです。その可能性はちょっと高めかなと、危惧するところがあります。ところが彼の僚友は、もう一歩先の視点で彼を観察していました。

「ごっちゃんが気づいているかいないかはわかりませんが、今の走りというのは、車とコースのマッチングができていないんじゃないでしょうか。あんな切れたコーナーへの侵入は神業レベルで真似なんかできない。でも立ち上がりまでのまとめ方をトータルで見たら、案外脅威ではないんです」

僚友はこうも言います。

「それはTDAが恋の浦に移転してから顕著になりました。大牟田ではそんなことはなかった。だから大牟田ではごっちゃんに勝てなかったという要素が強いんです。でもそれは、車がくたびれてきたとか、そんな次元じゃない。コースの設計でもない。路面です」

ああ、そんな要素があったのか。と膝を打った直後、島雄司監督が以前語っていたことを思い出しました。

『モビリティおおむたと今度のタカタの土は、意外と似ています。もう一つ、どちらも・・・タカタには若干の高低差がありますが、まあどちらもフラットダートのステージに括れます。だから恋の浦のようなアップダウンの強いコースに引っ越すと、土の性質も含めてレースの組み立てが変わるのではないか』

さて、あとはキーワードの並べ替えと考察ですね。