「なんだか判らない」とか「なんちゃってプラム」とか言って育ててた木が、何年越しだかで花を咲かせました。
で、花の形からすると「なんちゃって」じゃなくてプラムで間違いないようです。
「これ以上大きくしないように」と新月サンに釘を刺されてますが・・・ プラムの剪定時期っていつなんだろう??
なんて間の悪い 後編
サニーのクーラントはリザーバーまで空っぽになっていました。そんな馬鹿な。だってこの故障は昨年秋に出た症状で、ラジエターコアからのクーラント漏れを確認して、修理している場所なのです。ひとまず近場のガソリンスタンドに立ち寄り給油と同時にクーラントを補充の形で満タンにしてもらい、主治医のところに持っていきました。
「サーモスタットが壊れていないところをみると、ヘッドまわりの破損で、冷却液全部が中に流れ込んじゃったのかなあ。ガスケットだけなら軽くて済むけれど、オーバーホールを考えた方がいいですね」
不測のというより予想外の事態です。平凡な排気量の4気筒とはいえツインカムのリーンバーンエンジンなので、オーバーホールはそこそこの見積もりになるでしょう。それよりもタイヤ館に出かける折、がたがたになっている足回りをどうするか家内と話し合い、そこは直したいという進言を受けたばかりでした。まあ足回りくらいなら、BLUEらすかるの今期の夏タイヤのために貯蓄している予算を振り返ればいいかと思っていたのですが、修理がエンジンに及んでくるとなると、このまま乗り続けるべきなのかどうか葛藤が出てきます。
サニーはことしの5月中旬が車検満了。もちろんこの段階で、僕はサニーを処分しなさいというつもりはないのですが、ここでその話が顕在化した場合、31日のうちに廃車手続きを済ませなくてはならない。ほとんどその場で決断しなければ間に合わないタイミングで、迷っているうちに年度が替わって課税の対象となるのです。さて家内はどうするのか・・・
「直しますので、見積もりをお願いします」
うむうむ、よく決断した。愛着があるならそうでなくてはいけない(まあその割には手入れが悪いんだけど)。ただし・・・どこからその予算を工面してくるか。10月にはぷらすBLUEの車検もやってくるのです。
ま、まさか・・・(と思っていたら「存亡の危機」事態になっちゃたわけよ。こりゃ春闘荒れるわ)
なんて間の悪い 前篇
帰省して家内のサニーを動かしたら、なんとフロントタイヤが左右とも丸坊主で、一部分はわずかに構造材まで見えているではありませんか。3月28日だからまだ増税前の価格で入れ替えられると打ち合わせをして、翌朝。起きてみたらすでに家内がいない。霰が朝ごはんを作ってくれて遅めな朝飯(午前9時過ぎ)をとっていたら家内から電話で、近所のカー用品店では駆け込みタイヤ購入と駆け込みオイル交換と駆け込みナビ取付と、スタッドレスから夏タイヤへの交換のお客で3時間待ちだという。
「これから谷田部に電話するところだったのに、何を勝手に勇み足やってんだっ」
と呼び戻してタイヤ館谷田部店に電話を入れて、状況を聞くとやっぱり混雑しているけれど、午後3時に来てくれればすぐ作業できるということ。でもって、タイヤ屋さんですから家内が出かけたカー用品店よりも安いのです。
さらに家内がどういうわけかマイブームにしている「紙ウサギな奴ら」がキャンペーンでいたるところにいる。くじを引いたら奴らのプリント皿と、奴らの刻まれたタンブラーが当たるという、朝っぱらから罰当たりに先走っていた家内にしては幸運づくめな、わずか30分の交換作業でした。
タイヤ館はこのところ、テレビやラジオCMよろしく店内をタイヤカフェに模様替えしています。レジカウンターの棚には全く同じ調度品が並んでいるのが細かい芸で、実際にコーヒーを飲める待ち合いコーナーもある。マスターはいませんがセルフサービスでコーヒーやお茶が飲めるのですが、昆布茶、梅茶、椎茸茶なんてものもあるのは意外です。
すっかり気をよくして新品のタイヤを履いたサニーを店から出した家内は、学園都市の都心に向かって走り出すのですが、
「あれっ? なんでこんなに水温計が跳ね上がってるの?」
号待ちしているときに発生した異変。オーバーヒート直前ではありませんか! という不測の事態に陥っていくのです。
探検者への長い道のり
新刊はだいぶ前に買っていましたが、雪村誠さんの「VINLAND SAGA」を取り上げる暇がありませんでした。読み切りを一本挟んで、「ブラネテス」以来の連載物にヴァイキングを持ってきたときには、いきなり千年も遡っちゃうのかと意味のない突っ込みを入れてみたりハラハラしてみたりでした。でもよく考えてみたら、このマンガもまたフロンティアを求める開拓者の物語で、主人公のトルフィンとは史実によれば11世紀のアイスランドの探検者にして、この時代五度にわたって行われたというヴィンランドへの遠征のうち四度目を率い、3回めの成功を遂げた人物です。ただし14巻においては、ようやく奴隷からの解放に至ったばかりで、まだまだ先は長そうです。
SAGAだとかサーガだとかいう言葉は、極端なことを言えば北欧や古いノルドの民が伝える神話や物語のことを示しており、ヒョウの顔をしたどこぞの剣士の話やらうだうだと続く機動戦士もののサブネームにくっついている方の使い方は亜流でしょう。その意味ではVINLAND SAGAは「どうだこのやろー」と言わんばかりの正統な表題となるはず。まあ素材がヴァイキングなんで粗野で荒くれで血なまぐさい話が延々続いてきたものの、それを引き継ぎながらも奴隷編から主人公のものの考え方が指向性を帯びていき、この新刊において一時の決着を見ます。そこへの持って行き方は、あっ雪村節だなあと思わせる落とし方で、いやーここまで長かったよようやくほっとしたよと読み終えました。
次巻が出るまでまた長いこと待ちに入るわけですが、まだ波乱と動乱はてんこ盛りなんだろうなあ。あとどれくらいでヴィンランドの地にたどり着くのやら、興味は尽きませんがあえて連載には手出ししません。
ライトアップも綺麗だけれど・・・
今日はマジです。なぜそういうことになるのか細かいことは省略しますが、ぷらすBLUEを廃棄処分せよという、内務大臣様からの通告をつきつけられまして、
「そもそも『車検一回分だけ』という初期の条件そのものがうやむやにされております。本年度からの当基地の財政を鑑みれば、BLUEらすかるはともかく、あとの二台を一台に集約し、軽自動車に置き換えることが必定です」
げげげっ、年度末の増税前駆け込み時期に何もなかったから、あえて触れないようにしていたのに、やっぱり来ましたよ。
そんなこと言ったって、冬場は雪、凍結路に対して便利に使っていたし、市街地から山間部まで、知らないところへ出張の折には小回りが利いて安心だと評価していたじゃないですか。
むむむ・・・とりあえず作戦室の蓄財の残りで税金払うとして、この風当たりをどうかわすか。春から波乱の幕開け。