Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

フィガロの昨今 003

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ETC2.0が付いたようです。取り付けた順番ですから当然なんですが、我が家の車両で唯一の2.0仕様。31年前のクルマのくせして生意気な(しかも箱に何か但し書きあるぞ)

「ちゃんと動作した?」

「しっかりしゃべりましたよ」

「そうじゃなくて、ちゃんとゲートは開いたかと聞いとるんだ」

「しっかりしゃべるから大丈夫ですよー」

ガソリン腐るぞお前のクルマ・・・

一言多いところがご愛敬

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「SUZUKI 4WHEEL & JIMNY DATA FILE」。ん? これはサブタイトルで、書籍名は「スズキの100年」かと思ったら、「ジムニーの50年」がくっついてきます。まあSSC出版が作った本だから、一言多くてもご愛敬なんですが、100年にうまいこと寄せて行ってジムニー50年本をちゃっかり出すのは、もう手の施しようもないほどジムニーに情熱傾けてるってことなんですねえ。だってジムニーのために起業して四駆屋や出版やっているのだから。

ただ、データファイルと言うだけのことはあり、ジムニーのコーナーは26あるチャプタの内後ろから2番目です。スズライトに始まり、ありとあらゆる軽自動車、小型車を章ごとに網羅しています。合間にスズキの創業と100年の歩みをコラムとして挟んでいます。それこそまえがきもあとがきも無く、ひたすら各車種を簡単解説し、最後の最後ですべてのエンジンを掲載する。不公平感を出さぬようきちんとした仕事をされています。

二階堂裕さんは「スズキファン、ジムニーファン、エスクードファンなら、手に取っていただければ、買いたくなる本」とアピールしております。そのエスクードは、オールエンジンの一つ前で、まあ要するに最後のチャプタ。四代目までの初期モデルと、X‐90、グランドエスクードを取り上げ、各世代内で代替わりしたモデルの記述もなされています。ラインナップ商品なんだから、載ってて当然なんですけどね、と、僕も一言余計なことをつぶやいておこうっと。

五代目? 四.五代目?

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意外に早く、海外での新型ビターラのアピールが始まりました。といっても、以前から書いている48ボルト発電のハイブリッドエンジンは1400cc版で既に搭載済みで、今回排気量が1500ccに上げられましたが、相対的に見ればマイナーチェンジの域だと感じます。

しかし、するとだ。これは五代目となるのか、四代目のままなのか? まさか四.五代目とは言わないですよね?

ついでに言うなら、国内投入の意思決定も確たるものにしてほしいし、販売台数も自信をもって増やすべきだと思います。

いやね、そうでないと、二階堂裕さんがもやもやっと話し始めたエスクードの本を「売れなくてもいいから出すのだ!」と後押しできないのよ(笑 むしろそっちの方がスクープだなあ)

ちょっと自信ない

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という、表題に使ったある人のセリフだけで、これが何を表現しているのかお分かりになった人は、気が合いますのよ。

土浦での展示物のなかで、一番笑いを誘った。

ごろごろなんてレベルではなく

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キエフ、という名のロシア風レストランが水戸市郊外に開業して既に半世紀を過ぎました。この店は土浦市のほたて食堂同様、僕の祖父の代から通っている店なので、霰や霙で四代にわたることになります。開業時は人によって諸説ありで、しかしオーナーが「お茶の水にあったバラライカという店で修行して、昭和四十六年の十月に開業させた」って言ってるんで、間違いないと思います。ランチは五種類何を頼んでもまずボルシチが出ます。ビーツを加えると赤紫に変化します。

ロシアというか、ウクライナ由来の店名なので、本来は串焼きのシャシリクなんですが、人気はビーフシチュー(いきなりウクライナ由来じゃない)。絶品であると同時に、時々きまぐれに「僕の拳くらいある大きさ」の肉がどすんと盛り付けられてきます。この写真は当たり日のものです。まあたいていは家内の拳くらいなんですけどね。かの国の情勢も心配ですが、美味いもの食って満腹になればいいんですよ。各国首脳人、ここに飯食いに来なさいよ。

農colorの活躍

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知人の染色家、工房futashiba248の関さんから、農colorの染色について取材されていた日本テレビの放送が決まったとの連絡をいただきました。

My Turning Point ~ミライに挑む冒険者たち~
2022年1月28日(金) 22:54〜23:00

今夜か! しかしなんて短いんだこの番組。

土浦市に所在する「futashiba248」は、ご夫婦で染色を営むなか、茨城県内各地の農家で剪定・廃棄された樹木の枝木や、品質の問題で市場に出せない野菜果物を素材に、染色の原料を作り出し「農color」と呼ぶ染色製品をデザイン・製作しています。

古代の産業技術に新しい発想を加味し、現代が抱える食品ロスや温暖化などの問題解決に小さなトライアルを試みるご夫妻の取り組みは、未来においてどんな道筋を刻んでいるか。とても楽しみです。

 

 

慈しみふと分け合って

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慈しむ、という花言葉を持つ蝋梅は、知らないうちに満開になっています。夜中のうちに家を出て、日が落ちてから帰宅しているような余裕のない暮らしをしているから気がつかないのですが、今月の満月の晩、月を見上げたら咲き乱れる蝋梅が目に入り、慈しんでもらえました。息を殺して耐え抜いて手持ち撮影しているものの、やんわりとした風が枝花を揺らしてくれやがります。だけどそれは、絶対に手ぶれするだろう腕前をふと擁護してくれる何かの慈愛でしょうか。

シートはいいね、これは・・・

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BLUEらすかるの運転席側シート(うちでは車内幅が狭くドア側だと手が入らなくなるため、リクライニング操作が可能なように、助手席用を運転席に使っています)は、ドライバーの図体と質量によく耐えてくれました。6年の激務(単純計算だと約25万キロ使用した)でしたから、座面は抜けてしまっています。サイドも擦り切れたし、内側にある樹脂製のリクライニング用ダイヤルも劣化が進んでぼろぼろです。

家族内でもかなり不評で「お父さんの還暦祝いはこれだね」「異議なしです」と、娘らが左右とも手配し調達してくれました。むー・・・このクルマが我が家にやってきたとき、それまで3ドアショートのエスクードで育ってきた彼女らが、定位置(後席)に乗り込もうと「助手席のドアからシートを倒して乗ろうとし、後席ドアに全く気が付かなかった」のが懐かしいぜ。今度のレカロはぷらすBLUEのものとお揃いです。

 

異形の美学

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髑髏のモチーフが企画段階で疎まれ、バッタやイナゴのデザインに置き換えられたことと、「仮面」というガジェットを組み合わせた「オートバイでやってくる謎の男」のいで立ちは、少なくともМ78星雲から飛来した宇宙人の神秘性(ウルトラマンだってよくよく考えると「グレイタイプ」で異形の域なんですが)とは対極を行く怪奇性を醸し出していました。

でもそれがかっこよかった。

そこから何代もの後継が生み出されていく中で、「マダラオオトカゲ」(いませんそんな爬虫類)という強硬策で、バッタモチーフからいったん離れたデザインは、当時の子供には衝撃的な事件でした。

トカゲの顔があんな卵型複眼であるはずがないのだけれど、異形どころではない姿ながら、きちんと「仮面ライダー」のフォーマットが継承されていたのは凄いことです。

最初のバッタ型改造人間から100年経つと、「仮面ライダー」はこんなデザインになるという試みが行われましたが、なんだこれは白アリ(つまりゴキブリの亜種)か? と思ってしまう異形の形ではあるものの、これがかっこいいのかと考えると、全然受け止められないのは、僕が昭和のヒーローで育った世代だからなのでしょうか。もしそうだというのなら、僕はその方がいいやと、仮面ライダーセンチュリーを見て嫌悪するのです。

南房漂流 後編

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今さら何を言っているんだと言われそうな話ですが、2006年に町村合併して誕生した南房総市に対して、館山市のみがこの協議から離脱して房総半島の突端において元気なわけです。だから錯覚するのですが、南房総市の行政エリアが内房から外房にまでまたがっていて、「えっ? 白浜とか千倉あたりは外房じゃないのか?境界線なら洲崎灯台あたりから東京湾内が内房じゃないのか?」と思ってしまうのです。しかし白浜も千倉も和田もみんな南房総に合併しちゃったんだわ。

その南房総市の市役所本庁が旧富浦町というところが、なんとも腑に落ちないのです。安房国とか上総国とかって地域名は歴史に埋もれたんだなあと感じていたら、駅名や学校名など様々な残り方はしていました。校舎を拝見したこの学校は安房南高校と呼ばれていました。もとは女学校で、後に統合や共学化をへて、現在は文化財として保存されています。98年前に建てられた校舎ですが、構造もさることながら意匠の細部が大工の腕前の真骨頂という、今じゃ見られない手作りです。

その辺は端折って、ここから野島灯台まで走ると手前の布良海岸あたりで南房総市。でも房総半島に沿いながら内陸部を走るJRは安房鴨川駅まで内房線なのです。これも時々混乱の種です。館山市中心部から洲崎まわりで鴨川まで、70キロ弱ですが、洲崎を過ぎたら外房だと思い込んでいただけに、冨浦から和田浦を過ぎてもずーっと南房総だったのかとちょっと愕然。鴨川(外房)へは君津や保田からショートカットできますが、半島廻るとより遠さを感じることになりました。

ま、そこから基地まで、最短距離候補をいくつか選んでも200キロ弱走らされるんですけどね。