Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

工業デザインだというけれど

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「仮面ライダーBLACKSUN」に登場する、いわゆるライダーマシン、バトルホッパー。

意図は読み取れなくもないけれど、

これはひどい!

特技監督を担当する樋口真嗣さんは、「工業製品としてのデザイン」「実際にバイク屋に鉄板叩いて作ってもらって公道を走れる」「この形はドラマに関わってくるもの」などと嬉々として話していましたが(大体そんなコメント)、そういう問題ではなくて、工業デザインを手がけたデザイナーのセンスがひどすぎる。旧作のバトルホッパーもまた、「サイクロンではないライダーマシン」という命題をもって作り出された、ひとつの工業デザインなのです。

往時のまんまの形で出せよとは言いませんが、仮にも仮面ライダーBLACKのリメイクなのですから、こんなヘッドパーツで良いわけがない(と、俺は思う)。どのような出自設定で、どう扱う演出なのかは知りませんが、東映の大道具や玩具屋のデザイナーのセンスの方が、工業デザインを念頭に置きながらライダーのバイクをイメージするうえでは数段高いレベルじゃないですか。左図のマシンフレームなんか、カウル交換でバトルホッパーからアクロバッターにもなるのですから。

フィガロの昨今 001

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好評かどうか定かではありませんが、新章スタートです。意外にも、前章に関しては「なんだって雷蔵のやつはエスクードと関係ないクルマの話を書いているんだろう?」と思っていた方々が多かったそうで、先月末の焚火の晩、基地の車庫を見るだに

「なんだこれはーっ」

という、むしろ予想外の反応でもちきりでした(いやそれはそれで大いに、してやったりですが)

霙のフィガロは、20000台のうちの1台。それはどなたの個体にも言えることですが、一つだけ違うのは、この個体を見つけ出し、落札から整備、納車までをウエストウインの島雄司社長が手掛けてくれた1台であることです。

いやいや、だからと言って車高を上げてマッドテレーン履かせたり、タービン外してスーパーチャージャー組んだりなんてことはしてませんが、長いことTDAとエスクードで交流してきたものの、我が家のクルマと直接手合わせする機会はありませんでした。それだけに、うちのエスクード2台に貼ってあるウエストウインのステッカーと、霙のフィガロのそれとでは、価値が全く異なるのです。

そんなわけで、これから霙がどんな使い方をしていくのかもまた定かではありませんが、「フィガロの昨今 ウェブ版」を立ち上げております。素材が少ないのでたいしたものは作れていません。入り口はつくばーど®サイトにリンクを作ってあります。というだけなのもアレなので、下の画像からでも閲覧できるようにしております。

面白いかどうかは知りませんよ?

人間は超人を信じない

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マーベルコミックのウルトラマンの続巻が年末に出て、まだまだ風呂敷が拡げられていくのですが、半世紀経ってマーベル風味で構成し直すと、こんなことになるのかという象徴的な構図。冷静にとらえれば、ウルトラマンだけが何者にも怪しまれず地球に滞在していられるはずはないのですね。このウルトラマンは、ハヤタの意識に様々な場面で語りかけ、介入してきます。これほど融合者と対話するウルトラマンは、過去にはいなかったかもしれません。

かつてハリウッドで作られたウルトラマンパワードでは、カイと融合する際「君の心には決して干渉しない」と言わせたアメリカも、作画上それではまとまらないという判断でしょうか。それよりも最後の最後でこの人が出てきてハヤタを襲っちゃうのか。ウルトラマンに対して武闘派というイメージ付けは内外あまり変わらない。いずれにしても、僕のような世代が刷り込まれたウルトラはこういうものじゃないなあと、いまさらながらに思い知らされます。

シエラのロングはクロカン四駆の復権を果たすか

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いろいろなところで思い思いの想像図が描かれているジムニーシエラのロングボディ。ジムニーの長尺版が過去になかったわけではありませんが、国内市場に正規に投入されていたわけではなく、その登場は考えている以上に需要を掘り起こしそうな気配です。左図もまた、スーパースージー誌上で予見しているデザインです。SUVとしてではなく、クロカン四駆のジャンルで、軽規格ではないコンパクトモデルが、復権を果たすことになるかもしれません。

昔のスズキだったら、グリルのデザインはともかく、ヘッドライトの形状を変えてくるなどの手法は無かったでしょう。ジムニー(シエラ)は丸目のままで、誰一人不満は言わないもの。けれどもこの予想デザインに丸目ではない形が描かれているのは、エスクードノマドの面影を投影するという要素が見て取れます。このシエラがどのようなデザインで出てこようとも、初代エスクードに乗りたい、乗っている人々のニーズには十分対応できそうです。

ただ、それは本当に初代エスクードの絶滅をも示唆するのですが。

車庫が(少し)空いて、これが来た

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コロナ禍続きでなけりゃ、大々的にTESUJINを召喚するんですが。消極的に手をあげさせていただきまする。

今のところ日時未定ですが、いずれかの土曜日曜あたりでシートの入れ替えの手練れを求ム、です。フィガロを追い出してドライ(埃っぽいとも言う)コンディションでの作業予定です。

ところで先日の大雪にもかかわらず、予告指定時間(こっちでは指定できない)通りに配送してくれた運送会社は良い仕事をしてくれています。が、

何をどう量ったらこんな数値になるのか、謎でした。木枠とパレットにでも組み込んでるのかと思っちゃったぜ。

予告編 フィガロの昨今新章

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12日から、不定期で始める予定だったんですが、有言実行なうちの娘の理不尽が記録できたので、前倒してやろうと思ったのに、どうにも収まりが悪い。

「あ、それじゃあ予告編にすればいいのでは?」

って、そんな問題じゃねーよっ

見てくださいこの待遇の違い。しっかり職場までぷらすBLUEで出勤してこの仕打ち。そりゃあ絶対にこっちの方が通勤の安全は高いですけどね。

「でも『ドア開け落雪トラップ』にはまりましたよ」

はははっ、恐れ入ったか! ←なにをだ?

逆転層と言ったって青天井だし

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つくばーど基地は山腹に所在するため、たまたまですが大気の逆転層に入り込んでいて、坂を下りたら外気温は5℃くらい下がります。隣町あたりでフロントグラスがバリバリに凍っても、基地の敷地内ではそうならないのですが。

当然開放系の上方向なので、雪が降ってくると冷蔵庫並みに冷えます。はてさて7日の朝の下界はどうなっていることやら。ここが冷蔵庫ならさしずめ冷凍庫か。

Team WESTWIN Warriors#166

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昨年、うちが余計な仕事を頼んでしまったばかりにウルトラ大変な多忙人にされてしまった島雄司監督でしたが、熊本の耐久レースで入賞、TDA最終戦では優勝を果たすなど、やることはきっちりやっております。このTDAをインターネットに載せたことも話題。YouTubeで活躍中のトイマンチーズがTDAに参戦し、面白おかしく全容を紹介しています。とりあえず「レンタカージムニーでレースに出たらそこそこ走れたわ!」。これ以外にも10本ほど配信されています。

表題の動画では最終戦の模様を観ることができますが、42分あたりで

おいチヒロっ

という場面が出てきます。

それはさておき、日産フィガロのような骨董品を扱うのは、ウエストウインでも例が無かったと思われます。骨董品クラスで言えば、年式を経た四駆は常連ながら、そういうのって時には力ワザでやっつけてしまえる(不穏当発言)。しかしフィガロの場合、顧客が顧客なだけにかーなーりデリケートに手を入れてくれたようです。そして懲りない島さん、フィガロを超えた骨董品ぶりの1台に手を入れていくのだそうで、ことしも話題に事欠かないでしょう。

真・三十年前のクルマ

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フィガロのエンジンフードはフロント側に起こすタイプで、こういうのはそれこそ親父の若い頃の車でしか見たことが無いなあと思いながら、コーションプレートを点検したわけですよ。

霙のフィガロは、生産20000台のうち、16000台をこなして、それよりあとのラインアウトだということを確認しました。

え?・・・

フィガロって、計画8000台で予告したら希望殺到となり、最終的に20000台生産が決定して、1991年2月の第1ロット出荷前に一1回目、その年の8月まで3回に分けた抽選で出荷されているので、それを考えると霙のクルマは92年に出荷された個体じゃないのか? という、身の毛がよだち血も凍る疑念・・・

これはたまらん。と車検証を確認しましたよ(してなかったんだよ)

初年度登録・・・平成3年10月。 ←奇しくもぷらすBLUEと同じ

人騒がせな疑念なんか浮かべるんじゃないよっ

共に老体なのよ?

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昨年下半期に怒涛の代走を強いられたTA01R、ぷらすBLUEは、本年、たぶん、積算走行距離300000キロに届きます。

たぶんってなんだよ。という突っ込みどころは、霙がフィガロに乗り出したため、普段の使い手がいなくなってしまったためです。雪でも降らないと、家内も乗らない(降ったら降ったで争奪戦)。これは困った。

「いえ、フィガロは通勤には使わないつもりですから」

・・・なんだとっ?

「31年も前の車ですからね。大事に乗る」

・・・おいっ、ぷらすBLUEだって91年式なんだぞ!

そういうことなら、G16Aのオーバーホールの際には半分支払いを突き付けてやる。