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  ~懲りない傾向~

大学ノートの裏表紙に♪ ←古いよ

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さなえちゃんの似顔絵は無く(そんなこと書いてももう時代が違いすぎるよ)、春風高校購買部 と印字されていました。

究極超人あ~る完全版BOX2の、六冊目のこれは特典。インタビューや対談や漫画家仲間による画付きコメントや、ゆうきまさみ作品のオマージュ漫画などが収録されています。あの松浦だるまさんの漫画もそのまま載っていた(誤植直してあげればいいのに)。

第一話前半部分のネームが目を引き、なんと鳥坂センパイの眼が、眼鏡越しに描かれていて、彼の素顔がわかります。点で眼の描かれたコマは第一巻にもあることはありますが、真顔の「瞳」で描かれているのが驚き。ネームの時点ではそういう設定だったんだねえ。

鳥坂センパイのモデルになった人は、実は僕はずーっと昔に、東京都庁内(その部署の人かどうかは知りませんが都市計画局のフロアだったと思う)で見かけたことがあります。ですから間接的に鳥坂センパイの素顔というのは知っていたわけですが、ネームのそれも、そのままで描かれています。

やーそれにしても、単発読み切りものも収録されて新刊が出て、これであ~るのお祭りも幕引きかと思うとちょっと寂しい。最新の読み切りはまだ1987年というゆったりとした時間の中にあり、自分だけ31年も先に進んじゃったことも哀しい。ところがこの部誌の巻末のあ~る田中一郎くんのお言葉は

「でわまたお会いしましゃう」

だそうです。

いやいやいや・・・十一巻めが出るのって、何年後になるんだよ?

七つの威力かっこいいぞ♫

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「ごはんで動いてごはんを炊ける上コピー機で増量。落雷を体内に蓄えて放電攻撃、近くにいると肩こりがとれ、左目はTスターレンズのコンタックスマウント、轟天号で高速道路さえ走破し、スーパー磁力は怪しい人や怪しい物を引き寄せますよ」

あと、外道照身霊波光線

 

・・・鉄格子ひん曲げる怪力は?

三十三間堂を神の領域で走る走力は??

枯山水に飛び込む潜水能力はーっ???

それと、正確無比なバスケットボールのシュートとか埼玉県の地図だけでどこへでも出かけられる航法能力とか照明三個まで繋げる電源とか一人するめがためとかアンドロイド打法とか大回転打法とかハト以外なら色々出せる手品とか暗幕から扇子型に進化した滑空能力とかレーザー光線を出せるカメラの自作能力とか先端が音速を越える投げ竿とかも・・・ ここまで新単行本五巻までの能力、まだインターバルタイマー使ってません。どこが究極無能流なんだこれ?

本人が示す「七つの威力」(これが「七つの能力」だったら、タイトルをもじらずに済んだんだよ)と、扉絵に記された図解を見るだに、1980年代の科学技術をぴょーんと凌駕しているような気のするあ~る田中一郎くんは、やはり設計開発者である成原成行博士がどこかで地球外テクノロジーを拾い食いしたんじゃないか?という気にさせるスペックです。

あ~る田中一郎の設計開発には、かつて宇宙を支配していたという太古のアルタ文明が関わっているのではないかと常々、そんな気がしているのですが、この図解に記されているあ~る心臓などは、千年前に地球に落ち延びてきたアルタ王家の末裔が遺していた戦闘用ロボットの心臓部に似ているような気もします。

成原博士は案外、地球に逃げ込んで散り散りとなっているアルタ難民とどこかでつながりがあるのかもしれないという・・・まあそんな気がするのです。

そ、あくまで「気がする」だけのことね。

ところで、単行本最新刊をいまどき出してくるという究極超人あ~る。さらに新作読み切りを、その単行本発売直前に雑誌掲載しちゃって。この一話分もちゃんと「第十巻」に収録されているんでしょうねっ? と思ったらBOX2が手元に届きました。ちゃんと収録されてました(雑誌買っちゃったじゃねーかよっ)

では六巻からのこれは威力認定を羅列しませう。

チョロQばりのゴロゴロ登坂力やら一人時間差(大回転打法と同じだけど)やら手首足首コンバートやら女装やらくず入れキックやらうれし恥ずかしい初夢内での二段変身やら「だれもぼくがいることを止めることができない」力やらインターバルタイマーやら甘酒暴走(酒乱)やらテレスドン(ときにはケムラー)の目やら人間並みに指を折って数を数えられる演算能力やら時空転移やら(このあと第十巻)学校の予鈴を再生できる声帯やらなんておそろしい左目の秘密やら・・・

このやうに、あ~る28号田中一郎の威力は、たぶん七つどころではないような気になるわけです。が・・・

冒頭、あ~るくんが語っている七つの威力の解釈は、どうもおかしいと、この第十巻で連載後の読み切り分を読み返して、そんな気になっているのです。

「ごはんで動いてごはんを炊ける上コピー機で増量。落雷を体内に蓄えて放電攻撃、近くにいると肩こりがとれ、左目はTスターレンズのコンタックスマウント、轟天号で高速道路さえ走破し、スーパー磁力は怪しい人や怪しい物を引き寄せますよ」

あと、外道照身霊波光線

 

問題はここです。

ごはんで動いてごはんを炊ける上コピー機で増量。

ごはんで動いてごはんを炊けることと、コピー機で(自分を)増量するのはまったく別の威力なのです。実はあ~るくん自身が七つの威力として八つ申告しているのでした。でもいいじゃないですか。人間並みに間違いもする、極めて高度なアンドロイドなのよという気になっておけばね。

 

白と黒の記念日

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株式会社HEADGEARが制定し日本記念日協会が認定したことで、本年から8月10日が公式に「パトレイバーの日」となりました。機動警察パトレイバーも誕生30年という記念イヤーなので、このようなムーブメントが起きているようです(8と10でパト、なんだったらパトレンジャーもパトストライカーもパトリック・タンベイもみんな記念日だよなあ。まさしく言った者勝ちの世界)

 

あとからあとから申請され制定が認定される記念日ですから、8月10日は
道の日、宿の日、健康ハートの日、焼き鳥の日、帽子の日、パレットの日、バトンの日、バイトルの日、バリ取りの日と賑やかなもんです。

AV98式からパトレイバーと呼ばれる特殊車両のカラーリングは白と黒にコーディネートされていますが、白と黒と言えば、「彼」もこの日が誕生日で、2015年に記念日制定されています。

そんな顔しなくてもわかってますから

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平成ライダー二十作品目にして平成最後の仮面ライダー。ここまでされちゃうと、そのマスクを見ただけで否応なしに「『ライダー』ですよねそうですね」と頷かざるを得ない意匠。本日封切りの仮面ライダービルド映画で初披露だそうですが、ディケイドのような電王のような時空設定なところが今度のモチーフ。それにしても平成ライダーの括りで、いわゆるサブライダーも含めるといったい何人の仮面ライダーが存在するのか、もう勘定できません。

もはやビーファイターヤンマなんかを紛れ込ませていても誰も気がつかないんじゃないか?

恐るべき黙示録

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デビルマンやバイオレンスジャックがどれだけのインパクトを保有していようとも、僕自身の中ではハレンチ学園の第一部結末として描かれたハレンチ大戦争の顛末こそに怖さを覚え、今なおそのポジションは崩れていません。

まあ無理もないよね。小学生でしたし、なんだか大人がヒステリックになって永井豪さんを糾弾していたし、少年ジャンプは隠れて読まないと危険と思い込まされるような風潮の中、

「社会秩序の乱れをもたらすハレンチ学園をもろとも抹殺すべし、という国家が繰り出す大教育センターの軍隊による蹂躙に加え、次々と惨殺されていく登場人物やその身内」

の展開が毎週エスカレートしていくわけですから。

その後、マジンガーZの連載が始まって、ようやく安心して買ったジャンプを家に持ち帰れるようになり、しばらくしたら今度は少年マガジンでデビルマンが描かれ再び恐いものを読まされるのだけれど、先住人類デーモンという設定が、そりゃ面白いにしても空想的な距離感を覚えたのです。

それに対してハレンチ大戦争編というのは、粛正する側、抵抗する側、巻き添えとなる者の全てが、人間のエゴそのもののぶつかり合いでした。絵空事の中に言いようのないリアリズムを突き付けられ、永井さんご自身が大人からの糾弾に対し抵抗し反撃し続けたストーリーに押しまくられたのです。これをあの年齢で読んじゃったら、後から来るあばしり一家やデビルマンには悪いけれど金字塔はこっちになってしまうのです。

どうも本日刊行される第三巻で、あの惨劇が蘇るらしく、今の世の中でこれを読んだらどう感じるのか誰彼と無く問いかけてみたい気持ちです。

すっかり忘れてたけど、山岸とか十兵衛って、このとき12歳という設定だったんだ。

1984 鈴鹿四時間耐久

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唐突に鈴鹿の話を振ってしまうばかりか、8時間ではなく4時間耐久。しかも34年も前のことを書いてどうするんだ? と、自分でも思います。4時間耐久レースは8時間決勝の前日(本年は今日。台風12号の影響が心配)開催ですが、1984年はヤマハXJ400ZSが優勝した(と思う。忘れてる)歴史は置いといて、最多ラップをホンダVF400Fが刻んだ(はず。うろ覚え)もほっといて、スズキが優勝してしまう話を無理やり発掘します。それ前提でないと話が進まんのよ。

この年、前年にホンダがCBR400Fを登場させた話題に対抗し、スズキが繰り出してきたのがGSX‐R。400ccクラスの群雄割拠とレーサーレプリカ台頭の頃でした。当時の十代少年、一馬力一万円とか言いながら貯金していた時代、Rを59馬力から65馬力にチューンし、4名の高校生が2台を出走させ、そのうち1台が走路妨害を受け転倒しながらも、まあ逆転優勝しちゃうわけです。あ、4時間もあるのにかなり端折ってしまいましたが、とりあえずそういうストーリーなの!

この高校生ペアの1人は、後に全日本250、世界選手権500のライダーに成長しますが、84年の4時間耐久では、実はもう1台のGSX‐R(左図)が、なんと74馬力もの無謀チューンの末ドタバタ劇を展開し、なんだかんだで結局優勝してしまうというパラレルな話もあったのです。さあ大変だ、さすがバイクレースの甲子園。まるで77年F1のSV01改対トドロキスペシャルみたいなことが、4時間耐久でも起きていようとは。貴方はどっちの優勝を支持します?

とんでもなく忙しいとか言っておいてなんですが

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エスクードのミニカーを開けている暇がないという殊勝なことを言いながら、こっちは開封しているのだから、ほんとに忙しいのかとんでもなくと強調するほど(笑)

おまけ。ですから多くのことを望んではなりませんが、この扇子はちょっと残念。ラバーストラップなんていらないから、その分の予算をこっちのクオリティやサイズに全力投入してほしかった。

でもこれはコミックスの再編成こそが企画意図ですから、今回の「1」を経て来月リリースされる「2」において収録されるであろう、連載終了後の読み切り編をひとまとめにできることが、読者側の期待です。

それにしても第一話が85年ですよ。そんなに昔のことだったか。この漫画を知っている平成生まれのうちの娘らが少し変、と思っていたけれど、要するに僕が子供の頃既に世に出た後の鉄腕アトムを読んでいたのと同じなんでしょうね。

 

百年の帰還

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円谷英二さんが映画の世界と邂逅するのは18歳のとき。1919年のことです。経緯は端折りますが、いま、生誕の地須賀川市で建設されている市民交流センター「tette」に、円谷さんの生涯を紹介するミュージアムが内包される予定で、施設全体が2019年1月に開館する。奇しくも円谷映像職人の誕生から100年めで、英二さんの世界が須賀川に帰還することとなります。ウルトラマンをはじめゴジラ(1954年版を中心に)の展示が考えられているそうです。

まだ市内の松明通りにウルトラ兄弟や怪獣のモニュメントなど無く、電線地中化で設置された点検ボックスにウルトラ影絵が描かれた時代、僕が須賀川を訪れたのは平成の始まった頃でした。当時は青年会議所が円谷英二記念館構想を論じていて、科学特捜隊の流星マークをモチーフとした建物のイメージが描かれていましたが、これが実現することはなく、しかし松明通りや福島空港などを拠点にして、ウルトラマンの世界観をアピールする仕掛けは地道に続けられてきました。

東日本大震災での内陸地震被害を大きく受けた須賀川市が、復興事業の一環として市内の中心地で閉鎖されてしまった施設の解体と新築を実行し、市民交流センターが実現したそうです。「建物の中にウルトラマンの部屋ができるんですよ」と、関係者の声を聞いたのが建物の着工の頃で、地元にしてみれば30年来の努力が実るのだなあと感じさせられたものです。今日7月7日は、英二さん生誕117年めの日。松竹映画入社後第1作の『怪盗沙弥磨』から90年を迎えます。

 

謎のG-FORCE

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国連G対策センター所属のゴジラ迎撃専門軍事組織「G-FORCE」は事実上の多国籍軍として、1992年の未来人侵略以降に組織されており、対G兵器開発期間も含めて94年に本格稼働開始していたようです(ゴジラvsメカゴジラが93年末から94年初頭にかけての上映)。その飛躍的な科学技術は、未来人侵略時に出現したメカキングギドラの残骸を回収し、23世紀のメカトロニクスその他のテクノロジーを手に入れたからと言われていますが、ここに謎の一つが存在します。

メカギドラは92年の対ゴジラ戦でゴジラと互角に戦いながらも破壊され、小笠原海溝に沈没したものがサルベージされています。海溝での沈没深度は明らかにされていませんが、小笠原海溝は最大深度で9000mを越えるところです。運よく途中の崖にでも引っかかっていたとして、これをどうやってサルベージしたのか。

G-FORCEは防衛庁(当時)から護衛艦や潜水艦の提供も受けていたようですが、メカゴジラそのものに応用されたスーパーX2の装甲やファイアーミラーコートの実例をみるように、実はスーパーX2そのものの貸与も得ていたのではないか。メカギドラのメカ部分だけでも相当な質量なので、まともに回収するとなれば洋上プラットホームが必要ですが、それを建造し曳航する期間が見当たらない。

ということは、それに匹敵する多目的艦艇を現地に向かわせたことになるわけで、それがSX2なのではないかと。陸上自衛隊は対ビオランテ戦以降三番機の開発に踏み切っていることだし、二番機は修理して払下げしたのでしよう。ただしSX2には潜航能力は備わっているのですが、限界深度が1000mしかないのが別の問題です。

ひとまず回収成功したメカギドラから技術流用して建造されたのがガルーダと言われていますが、これ自体が既にスーパーX3のテストベッドと言ってもいいでしょう。陸自が自ら予算を割かず、G-Forceで作ってデータ取りしてくれるんだから、SX2提供しても割に合うはずです。ところが機動性はともかく火力搭載量で設計に不具合があり、この機体はいきなりお払い箱になってしまいました。

それにしてもここから2号機体を全く別アプローチで建造する手間暇も予算も、あらゆる意味で対ゴジラのためなら度外視できるという、バブル経済末期の決済というのは怖いものです。そればかりか全長84mにも達するガルーダがペイロード不足というのに、この後に登場するスーパーX3はわずか38.4mしかない。もっともガルーダの全長に関しては、ハイパワーメーサービームキャノンの砲身が加わっているからなのですが、そこを除外してもいったいG-Forceはどれほどの武器搭載をボーダーラインとしていたのか、度外視にもほどがあるというものです。

こうして開発されるメカゴジラは、ゴジラを威嚇し攻撃するコンセプトから、ゴジラ同様のフォルムが必要となったのですが、初期計画では複数機体の合体案があったとか。それは次期対G機体であるMOGERAで実用化されますが、この設計思想があったからこそ、多少の改良でガルーダをバックパックとしてドッキングさせるスーパーメカゴジラ化が可能だったと思われます。しかしそれ以前に、全高120m、15万tものメカゴジラが自力で飛行できるというのが理解を越えた謎。

だいたい、基になったメカギドラは胴体と首の一本と翼と足の一部が機械化されたサイボーグなのですけど、そもそも制御すべき身体構造が違いすぎる。これをベースにゴジラ型ロボットを作ってしまう20世紀の科学技術も馬鹿にしたものではなくて、さらにメカギドラとは別系統のスーパーXシリーズが培った技術も投入しているわけですから、実はこうした努力が23世紀の科学力に貢献しているとしか言いようがないでしょう。

G-FORCEはそこそこ善戦したと思うのですが所詮は一時的な国連指揮下の多国籍組織。ゴジラ出現が一部の例外を除いてほぼアジアというか日本に特化している現状から、いつまでも各国が対G予算を割いてくれるわけでもなく、自然消滅して防衛省による特生自衛隊にとって代わられ、三式機龍に主力を奪われていくのでした。この特生自衛隊もその後は地球防衛軍に編入されているかもしれません。ひょっとすると、この地球防衛軍が、最初の謎にかかわっているような気がします。

同軍の切り札は新造された海底軍艦新・轟天でしたが、初代轟天はその数十年前にも存在しておりゴジラと戦闘を繰り広げ、撃退に成功しています。ということは、スーパーX2以前から、人類にはメカギドラを引き揚げ可能な大深度潜航対応艦があったとも考えられます。ただし轟天の潜航可能深度は不明ではあります。

さて、なんだって突然、こんなことを書いているのかというと、これだけの総力戦に臨むこととなった94年の対ゴジラ戦で、ゴジラが日本上陸したのが6月27日なんですって。

うーむ。ゴジラを全シリーズつなげようとするのが無理なんですが、結局は海底軍艦初代轟天が一番強かったんじゃないのか?

 

どうしたものか、リージョン1

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このバイクをご存知の方はあまりいらっしゃらないと思われますが、まあなんというか破天荒な性能を持つスーパーバイクで、昔はVHSのソフトを持っていたのだけれどもう再生不可能。日本ではその後のソフト化がなされていないので、手元に置いておけない。ところが並行輸入されてアメリカ版のDVDボックスがけっこう安価で出ている。さてどうしたものか。僕のノートパソコンのブルーレイ再生機って、リージョン1に対応してないよね?