今月には地元でのTDAアタックを控えているTeam WESTWINですが、川添選手のパジェロミニも後藤選手のエスクードも、本格的なダートトライアルに参戦してみて、さまざまな課題を抽出してきたようです。
マシン全体の完成度や、ドラテクを支えきれない限界といった問題もありますが、ことJXCDの広島戦にエントリーした二つのコースで感じることは、よくもまあたった一本か二本の練習だけで、全く異なるよそのコースにきっちり合わせていくという、ドライバーの類稀なるセンスです。
客観的に見て、他のチームは、そのコース用にかなりの設定を特化させてくる。WESTWINの場合、それが行われていないわけではありませんが、基本的には大牟田セッティングがベースとなり、その乗り味を、ドライバーがコースに合わせて引き出そうとしている感があります。しかし、半日開催のレースに60台の出走ですから、じっくり走っていられるわけがない。短時間でインフォメーションし、本選に臨む姿は、ちょっと痛々しい。もっともそれを感じさせない快活さが、彼等にはあるのですが。
残念ながら福岡と関東の居住圏という壁があるため、彼等と時間をかけて対話して、どんな車を望んでいるかを聞く機会を得られないのが現状。今のところ、間接的な情報から推測して、こうではないか、ああではないかというキャッチボールをしているところですが、エスクードはこういう車だ、パジェロミニの活路はどこにあるか、といったディスカッションをやってみたいと感じます。
え? それを肴に宴会をやろうって魂胆だろうって? それはそれ、これはこれです。
で、本題とは関連ないのですが、ESCLEVサイトにこの度、Team WESTWINのコンテンツを設置しました。まあなんのことはなくて、サイトのあちこちに散らばっている彼等のレポートを一箇所で引き出せるようにしただけなのですが。あ、それでも先日のタカタのページは、新規に起こしてあります。本家のホームページでもやっていないレースレポートが見られるのは、たぶんESCLEVだけです(なんだかどこかの少年誌の宣伝みたいだなあ)