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  ~懲りない傾向~

そこへ行くならカツカレーを食え

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と、客先の人に薦められたのですが寿司屋ですよ寿司屋。以前にも新庄で、行こうとしていた蕎麦屋に対して「カツ丼食っていけ」と言われたことがありました。今回の群馬県での推奨は、山形県のときよりも斜め上だなあと思わされたのですけど、お初で一元の人間に、寿司屋に入ってカツカレーはちょっと注文する度胸ないです。しかし僕のあとから来店した常連さん、カウンターに座るなり「カキフライ定食!」とゆるぎない一言。大将もニコニコ顔で「はいよ!」です。

マジですか!へー・・・と孤独のグルメみたいな展開で、再び品書きを眺めるのですが、井之頭五郎さんほどの胃袋能力持っていないし握り来ちゃってるしで、とてもカツカレーは頼めない状況。でも「カツ煮」というのが一品ものでありました。ご飯無しならどうにかなるかなと追加で頼んだらば、大将はやっぱりニコニコ顔で「はいよ!」。ややあって出てきたカツ煮のうまいこと。さらに別の常連さんが現れ「タンメン!」「オムライスね」って、まるでヘビーメルダーの居酒屋だわ。

大黒寿司は、ヘビーメルダー(宇宙海賊キャプテンハーロックの漫画版)ならぬ新前橋駅前のお店です。暖簾にしか目が行ってませんでしたが、その上の看板には確かに和洋食とも書かれていました。

「私の母親が昭和の初めにここで起こしたのが何でも作る食堂だったんですよ。親父が築地に買い付けしていた経緯から寿司を加えてからは60年くらいで、まあこれで正解でしたね」

大将とお話しすることができて、なぜ寿司屋で和洋食何でもありなのかを伺うことができました。寿司はあとから付け加えられた。そりゃ納得です。

「もらいもので済まないけど、デザート代わりに食べてってよ」

会計外でおいしいみかんもいただけました。うーむ、これは前橋方面に仕事を作らねばならんぜ。

 

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