Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

バージョン1.5撮影中

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先週友人を連れ出しエスクードの撮影を街中で行いました。
画像はその動画から切り出したものです。

電車と並走とはなりませんでしたが二両も映ってますし、周りに余計な車もそんなに走ってません。

プロモーション映像が、バージョン1.5に向けて撮影快調だそうです。

Cyber‐Kさんのやる気が伝わってきます。このカット以外にも何か所かで撮っているとのことですが、まだ素材として物足りないと。

ちなみにバージョン1.0

この動画全体の10%程度でよいので、都市部でのカットを入れられれば、エスクードのマルチパーパス性を引き出せると思っていたので、アップデートが楽しみです。

あ・・・

こんなにレスポンス良くオーダーに対応しちゃうKさん。てことは、

「やっぱりさー、初代を従えて走り出すようなシーンもあった方がいんじゃない?」

って言ったらBLUEらすかるとかぷらすBLUEと一緒に撮ってくれるんではないか?

「こっちまで持ってこい」

と言い返されるのは必至でしょうけど(笑)

Team WESTWIN Warriors#139

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TDAのシーズンが幕を閉じ、来期に向けた助走が早くも始まっています。

まず大きな出来事は、後藤誠司君が遂にエスクードから降りることとなります。10年めの今年は活躍を見られず残念でしたが、2009年からずっとTA51Wを走らせ、広い世界にエスクードの速さを見せつけてくれたことに感謝しなくてはなりません。

実は後藤君には、TA51Wの不調続きの折、奇策が示唆されていました。

まだ一部の中古車サイトに表示されていますが、競技用にパーツ換装されたTA01R、あのレジントップを島雄司社長自身が買い取っており、これを再整備してリミテッドクラスも制覇するという計画でした。ダブルタイトルをなぜ狙わせようとしたかについては、外の世界に彼を推し出すという声がかかっていたからです。

この計画は、現実に今シーズンを戦っていない以上白紙に戻されるのですが、後藤君にはリミテッドクラスへの参戦自体が壁となりました。それはまあ、誰が勝つかわからない、誰にでも勝てるチャンスがあるというリミテッドに、彼が出てしまったら、他のエントラントが敬遠することが分かったからだと、島社長も苦笑しています。

競技は参加者がいて成立しますから、打倒ウエストウインのためにハイパワーマシンを送り込んでくるアンフィニクラスは盛況ですが、入門編でもあるリミテッドに人が集まらなければ、TDAの意義にもかかわる問題となるのです。

しかし、島社長は2台のエスクードを、どちらも退役させないそうです。ここへきて、後藤君と川添哲朗君の51Wと52Wを比較すると、車体と駆動系に関しては、51Wの方がダメージが少ないことが確認されました。川添君のTA52Wは、転倒の際に車体とエンジンマウント部その他各所が歪み、ドライブシャフトも正常位置に戻せず負荷をかければ抜けてしまう状態。エンジンだけが極上の音で回っているそうです。

あ、そういうことか? と思ったら、短絡的に想像したこととは異なる話となりました。

「川添君はまだ52Wでやり残したことがあると主張しています。だから新しい車体を探しているところです。乗り換えで提供してくれる人がいらしたらぜひ紹介してください」

二代目2000ccのショートで5速マニュアル。これはややもすると初代のコンバーチブルを探すよりも困難を極めそうです。我々エスクード仲間でも過去に3台しか知人がいないほどですから、4速ATの個体でもやむなしで獲得し、ハンガースポーツあたりで寝かせてあるテンロクコンバーチブルのミッションでも移植するしかないかもしれません。

いずれにしても川添君のエスクードについては、大枠で直していく方針。運よく代替として同型車が手に入ればそちらに乗り換えるという展望で、話はまとまっています。

それでは初代の2台をどうするつもりなのか。

「まず01Rをいじります。あれを投入してエスクード体制を維持している間に、51Wの修理と再セッティングを進めます。まあなにしろ資金無いチームなもんで、ほいほいとニューマシンを繰り出せません」

まだ目が離せません、ウエストウイン。その展開は次にでも。

発見だけど初じゃないです

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二階堂裕さんが「路外機動帖」で、ブロンコを走るXー90について触れています。これはまず間違いなくZUBORAさんのものだと思われます。文面から見ると車高の改造などについて取材しているみたいですが、発見されたこのクルマ、昨年も見ていることを・・・まあ忘れてるだろうなあ。次号で取り扱ってくれたら良いのですが。

嵐の海へ

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1969年11月19日。その年の7月に成し遂げられたアポロ11号クルーによる人類初の月着陸が偉大過ぎたために、わずか4か月後に12号のクルーも月に降り立ったことはだいぶ霞んでしまいました。

しかし12号のミッションも艱難辛苦を乗り越えたものには変りなく、むしろ11号よりも特筆すべき出来事は多かったのではないかと思わされます。

11号の「静かの海」に対して、12号は「嵐の海」への着陸でした。まあそれは言葉の遊びですが、どちらも偉業。そして今の僕にとっては、走行距離においてですけど「2度目の月到達」を遂げたBLUEらすかるの存在が、12号にこそ親しみを覚えさせるのです。

今日はそういう日。もっともうちのはまだ、帰還まで残り20000キロちょっとをもたもたしております。

流星のように

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「エンジンのオーバーヒートが急に始まって、どうしても直らない。いよいよ潮時のようです」

先日、itoさんからの電話を受けて、彼のエスクードが廃車の方向で手続きに入ることを知らされました。大げさなことを言うけれど、エスクード史上二番目に積算走行距離で50万キロを越えたのが、itoさんの97年式TD51Wでした。

現在はプラス7000キロほど距離が出ているそうでが、本日の時点でマラソンクラスで現役個体第二番目の60万キロを誇るエスクード。そして新車登録時からワンオーナーで走り続けてきた個体です。

なんといっても僕の先代らすかるでは太刀打ちできなかったし、BLUEらすかるの一番の僚友でありライバル。残念ですが人車一体の偉業を讃えながら見送ることになります。

しかし原因がガスケットだというのがなんとも。

いや・・・それ直せるでしょう?

とは申し上げたのですが、最近のディーラーは諦めが早すぎる。かくしてitoさんは華麗なる転身に向かっております。

Team WESTWIN Warriors#138

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本日、TDA2019年シリーズの最終戦が行われます。今シーズンはウエストウインの常勝に歯止めをかけられる転機でもありましたが、振り返ってみるとそれだけ、様々なドライバーが頭角を現し、また意外な車種が表彰台に乗ってくるなど、レースとしては奥行きが出たと言えるでしょう。一方で、恋の浦の施設全体が外資に土地買収され、リゾート計画が取り沙汰されるという危機感の2年目も過ぎていきます。

「いろいろあるんですが立ち止まってもいられません。来季の開催はなんとかゴーサインを出せそうなので、レギュレーションの見直しなども含めて進めていきます」

チーム監督と主催者陣を兼ねる島さんや、レースに参加して実際に走り、走った人たちから意見を聞くなど参加者たちの一体感のあるTDAは、地方都市ならではの育ち方をしています。

来季の展望をするには少し早いので、川添君と少し対話した中からピックアップすると、

「やってやれないことはないんですけど、ごっちゃんの走りは僕には合わない。だから彼のスタイルには憧れる分、僕のやり方で打ち負かそうと」

川添君と後藤君のドライビングスタイルは、何度も紹介しているように、端的に言えばグリップで攻める前者とドリフトで攻める後者です。このスタイルがどうやって確立したかといえば、川添君は免許をとってからずっとFFに乗っていて、後藤君は日常FFでレースがFRという生い立ちなのだそうです。

「ギャラリーを見ていると、どうしたって派手なドリフトの車に声援が行きますよね。そりゃあうらやましいです。でも一方で、TDAの勝ち抜きにはどこで攻めて、退くかの対戦相手との駆け引きがあります。あれ? 川添がなんでこのカードを選んだ? という線引きを見てもらうと、別の面白さがあるとわかってもらえます」

そのコツについては、川添戦略なのでここには書けません。ただ、まさにTDAの醍醐味はそこにあって、誰が勝つかわからない面白さは、もっと醸成されるべきでしょうし、敗者復活戦をも駆使する川添君を軸に俯瞰で観戦するのは諸チームにとっても重要な情報源になるでしょう。

そして、なんだかんだで満身創痍のダブルエスクードを今後どうするのか。そこにも大きな問題があります。

が、川添君は

「いやー、まだあれ(TA52W)でやれることはあると思います。一番つらいのは資金難チーム(笑)なことですけど、ハイパワーでワークス並みのやつで労せず走るのは、うちのスタイルじゃないですよね」

そんな頼もしいことを言ってくれております。もちろんレースにシナリオはありませんから、最終戦のリポートがどうなるかはわかりませんが、我々は固唾を呑んで応援するのみです。

結果。川添選手のエスクードは終盤にデファレンシャルの破損でリタイア。他の参加車両も勢い余ってクラッシュや自損が相次ぎ、幾分混乱を極めた最終戦だったとのことです。一方で、ウエストウインと同じくらいの年月、パジェロロングで地道に戦績を重ねてきた中村隆さんが、リミテッドクラスではそのパジェロロングで好成績をあげ、アンフィニクラスに投入したパジェロiоで上位につくなど、なるほどと思わせる経過が入っております。

さて来年度、恋の浦でのシリーズがどうなっていくのかまだなんとも言えない状況。福岡発のダートトライアルがうまく存続できることを祈るばかりです。

夜明けの足音が静かに訪れる

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初めに陳謝。1200字では書き終わりませんでした(汗)

まあねー、エスクードの25周年のときに尾上さんと二階堂さんの対談をやって、同じ話を既にwebでは掲載してしまっているので、レストアしたコンバーチブルの話(これも30周年でやっちゃってる)も混ぜて構成したんですが、今回、オーストラリアン・サファリだけに絞ったのに、「前編」だけでまだオーストラリアで車検受けなおしまでしか進みませんでした。

といってですね、「後編」で砂漠の爆走談義になるかというと、これ書いたやつ詐欺だろうと言われそうなほどあっさりとゴールしちゃいます。真新しいお話と言えば、なぜオーストラリアやダカールに出ることになったのか。そのきっかけの真相は、webの対談のときには出なかった。あとはレストアコンバチの今後の展望。これだけが後編のトピックです。なんだそんなことかよ、と叱られるかもしれない後編のために、まず前編を出しておかねばならないのです。

だから、一回でまとめられなかったのがもう痛恨の極み。

ほんとにすいません。でも、連載の一回目からずーっと、僕は原稿料をもらってませんので、それで勘弁してください(逃)

ただ、何処から切ってもジムニー親父の尾上茂さんと、これほどエスクードだけの話ができるということの証しをみていただくことって、きっと大事なことなのだと思います。本日リリースのスーパースージー115号に意味があるとすれば、それです。

クリアラップと思いきや

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Cyber-K さんとの動画撮影談義で、歴代デュアルパーパスなビークルであるエスクードの走るシーンには、野山だけでなく都市においてもその姿を収録したい。という趣旨のやり取りをしておりました。

四代目においては街なかにあっても面白くもなんともないほど溶け込んでしまうとはいえ、そこはエスクードなのですから。

しかし実際、地方都市であっても交通量のある日中の撮影は難しい。他車の流れを乱さず、それでいて撮影対象が他車と被らずにフレームにきちんと収まっていなくてはなりません。

コツは路地から「先頭で左折で」出ていく。このタイミングで、後続車とはある程度距離を開けられます。

あとは撮影者がここぞという距離感でシャッターを切ってくれれば良いのですが、このときは僕が運転し、霙が横断歩道橋の上からカメラを構えていました。2ブロックのクリアラップ創出に成功しており、ぷらすBLUEは田舎の街を颯爽と走り抜けていきます。

が・・・最後の最後で左から追い越されるというNG(笑)

いやー、特にこちらの速度が遅かったわけじゃないんですけどね。

それよりも200ミリの軽量ズームとは言え手持ちのためか、スポーツモードのオートフォーカスが追随しきれないか。まあ全体的にピンがあまいというかぼけてましたので、一連の霙の協力はすべてボツとなっております。

Team WESTWIN Warriors#137

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写真はTDAのイメージ

いよいよ終盤を迎える今シーズンのTDAが10日に開催されます。ヨコハマタイヤのスポンサード演出の一環でか、当日、塙郁夫さんが恋の浦にやってくるとか。塙さんといえば、2020年のダカールラリーに日野レンジャーからカミオンドライバーとして参戦するニュースが話題となっていますが、もとはバハを走ったオフロードレーサー。ヨコハマの計らいだけでなく、島雄司ウエストウイン社長との交友という間柄もあってのことです。

塙さんのことはさておき、ヨコハマタイヤがスポンサーとして久しぶりにそのような前向き行動に出ていくことは注目です。

それというのも、ここしばらく消極的だったジオランダーに対して、トーヨータイヤが積極的なタイヤ開発・投入をしており、少なくともダートトライアルにおいては性能差を埋め、シェアを奪っていたらしい。島さん曰く、

「現場に熱心に通ってきて情報収集していましたから」

実際、ジオランダーが値上げされたことで、ジムニーユーザーの多くがトーヨーのオープンカントリーに鞍替えする傾向もあるようですが、単に「重い」、という評価のトーヨーが、使ってみると意外にもロードノイズが低く、加速性は落ちてもオフロード走行では「なかなか良い」という声を聞きます。

考えてみれば、ベースがクロカン四駆のスプリントダートトライアル競技なんて、九州でしかやっていない(ような気がする)。しかし九州です。北米やら豪州やらまで出かけていくより、ずっとローコストで情報が得られる。

「確かに我々が求めているのは時速150キロレンジで使えるオフロードタイヤですし、そういうレースになっています。トーヨータイヤさんはそこに熱心だったと思います。だからそれに気づいたヨコハマ勢だって、巻き返してくるでしょう」

九州アウトドアオフロードフェス会場より

こう言っては失礼ながら、福岡の草レースに発したTDAが、現場レベルでタイヤメーカーの開発戦略の一翼を担っているという構図は、ちょっと驚きです。実をいうとウエストウインのエスクードをもう一段どうにかするポイントに、「いつまでもジオランダー使ってていいのか?」という疑問を感じていたのです。そこは諸々の事情があるので「使うのやめれ」とは、僕の立ち位置からは言えないのですが。

これ以上のことを書けませんが、今期は低迷せざるを得なかったウエストウインのクルマづくりには、来期はタイヤ側のアプローチが出てくるのかもしれません。

 

気張りや CONCEPT

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ザク・モビルスーツに対して「爪ロボもこんなふうに変わるんか」(わからなかった人にはごめん)と思ったその昔。そのザクが「グフ」という新型機の登場を見たとき、いやそうじゃないと感じていたら、ザクはあくまでザクシリーズの派生世界が出来上がっていきました。でも「ザクⅢ」なんて、誰だこんなのデザインしたバカヤローは。になってしまったという・・・ いきなり何を書いてるんだお前の方がばかじゃねーか(笑)

コンセプトとは言いながらも、これはもう初代デビューの時と同様ほぼ量産モデル。寸でのところで「グフ化」はしなかったようです。うちの娘らはまあ、霰が初代乗りなので「オジロのようなやわいラインの方がいい」と、霙の方が擁護してます。「それにしてもスズキってクラムシェル好きだよねー」とは霰の談。しかしなんだね、室内設計は別として、これなら車体切り張りやれば、JB64のロングもできちゃいそうです。

そんなことを考えていたら、ジオニックに対してソルティックも黙っていないというか、ライバル社の出方はもっと踏み込んでます。これはMOVE系がこうなるのか、名前が復活するというテリオスなのか知りませんが、パネルを閉じたらSなのかDなのかわかんねーというくらい、寄せてきています。リアハッチなんか「跳ね上げ式がいい」という世論をけ飛ばすような構造だし、跳ね上げが好きなら付けといたぜと言わんばかりのルーフコンテナハッチ。

これでDだけでなくTからもリリースということになれば、シェアの奪い合いにハスラーが巻き込まれるのは必至でしょう。それよりも、だんだん訳が分からなくなっているクロスオーバーSUVの在り方に、次第に風穴が開いてきたような雰囲気が感じられます。問題は、これらの市場の購買層がどこにあるのか。若い人が車を欲さないという壁はもはや相手にされていなくて、高齢社会向けマルチパーパスの需要が台頭しているのかも。

しかし「なんでかっこいいセダン(クーペ含む)出ないのよ」とか、「コンセプトを異にした同じ車を用途に応じて使い分けるのだ」とか言ってる我が家に挑戦してくるこれ(笑 かっこわるいそうです) デザインは好みの問題として、1台でなんでもやってくれと言われちゃうと、どうやって切り返したものか。とりあえず仕事が山積してこの期に及んで東北やら東海やらへ行ったり来たりで、近場でやってるモーターショーですが観に行く余裕がありません。