映画についてはまるっきり興味がなかったために、すでに9月には発表されていたことすら知らなかったのですが、このおっさんのほぼ半世紀に及ぶロック人生初のソロシングルが、よりにもよってこんなところでテーマソングとして制作・リリースされるとは・・・
もっともエアロスミスとしては、「アルマゲドン」のテーマソングを歌った経緯もあるからおかしくも変でもないんでしょうけど、まあなんというか、愕然。
第一期の黄金時代といわれる1970年代(いやー、今なんかからは想像し難いですが、ジョー・ペリーなんかかっこよかったんです)以降、KISSやQUEENに押されてましたが、ブルースロックというか、R&Bというかの独特の音源と声色に、けっこう聴き入ったものでした。聴き入りすぎるとあのでかい口で食われそうな気もしてました。低迷期を脱しての80年代以降は自分の中からは離れてしまっていて、98年のアルマゲドンのときに、なんか毒気を抜かれたなあとも思ったけれど、今度もそんな感じですねえ。映画の映像なしで、通しで聴いたらもうちょっと違う印象になるのかもしれないけれど・・・
それにしても7日のこと、このシリーズのプロデューサー(本作では原作としてクレジット)が急逝されるという事故にも驚きました。破天荒な、と言っては失礼かもしれませんが、波乱に満ちた航海でした。決して好きになれる人物ではありませんでしたが、ご冥福をお祈りします。