唐突に霰に言われて、あれっ? どうやるんだっけ。と、ちょっと焦りながらなんとか作り上げると
「あー、そうか。そうやるんだった」
おい、お前もわかんなかったんじゃねーか!
「いやー、実はここからが宿題なのよ」
霰は兜をちょこちょこと展開したり折り直したり切込みを入れて、金魚に加工してしまいます。なんと、そんな知識と技術を、とーちゃんは持ってねーよ・・・
聞けばこれが、美術系の宿題なのだとか。それもまた風変わりな課題だなあ。でも彼女は英語検定と塾の模擬試験のダブルヘッダーをこなし、翌日(今日の日曜日)は漢字検定にトライするという無茶振りのさ中。頭を休めるのにはちょうどいいとのこと。そうは言っても、土曜と日曜の休息が半減です。土曜日なんて、彼女らにとっては儲け休日であったはずの「県民の日」が週末と重なり、大損してます。
ちょっとだけ考える。こいつはほんとにうちの子なのか?(な、なんてことを言うんだ)