18年と8ヶ月、使い慣れたカーステレオがいよいよ使い物にならず・・・意を決して交換することにしました。
ハゲが激しくなってきたのまちゃんのボンネットを塗装するのと一緒に、いつもの自動車屋さんに取り付けてもらう事に。
18年と8ヶ月、使い慣れたカーステレオがいよいよ使い物にならず・・・意を決して交換することにしました。
ハゲが激しくなってきたのまちゃんのボンネットを塗装するのと一緒に、いつもの自動車屋さんに取り付けてもらう事に。
初代モデルでは最終型のヘリーハンセン、TD51Wに乗っているMaroさんから、走行中にマグネットクラッチの故障が発生し、エアコンのコンプレッサーを停止できなくなった旨の連絡をいただきました。ただ、そのメールが届いた時点では、Maroさんはなんとか帰宅で来ていて、エスクードも修理の手配が行われる段階でしたので、ひと安心。マグネットクラッチの故障例は、以前、あおいろさんのTD51Wでも起きています。両者偶然にも、約13万4000キロ台と、積算走行距離が極めて近いです。
以下に、Maroさんからのメールを抜粋。
1.故障内容
・エアコンコンプレッサーのマグネットクラッチ故障
・ダンパースプリング(?)の破断によるクラッチ盤変心→固着→クラッチが切れない
・ダンパースプリングの破断状況は、あおいろさんのクラッチとまったく同じです。
2.修理内容
マグネットクラッチの交換
3.費用の詳細
(1)クラッチASSY : 14,500
(2)その他付属部品 : 620
(3)工賃 : 18,400
計: 33,520
4.故障の経緯
(1)当日の行動:常磐道→首都高(中央環状経由)→東名道で掛川に向かう途中
(2)故障場所:東名高速の東京料金所を過ぎた辺り(推定)。
a. 異常に気付いたのは厚木IC辺り。エアコンの効きが悪くなったかな?と思って吹き出し口に手をあててみると、風がほとんど出ていない!
b. この時、頭をよぎったのはあおいろさんの故障投稿。A/Cスイッチを切って様子を見るも、助手席グローブボックス下のエバポ箱が結露で凍り付いていて真っ白に。故障に確信したとき、秦野中井IC辺りでした。
(3)次の中井PAで停車。
(4)エンジンを切って、ブロワーを最大に。次第にエバポレータの氷が解けたらしく、風量が戻り、車外のドレンパイプからは「ビシャビシャ」とこれまた異常な程の水が・・(笑)
(5)このタイミングでコンプレッサーのプーリーを目視確認。確信はしていたのですが、やっぱり・・・見た目にクラッチの変心が確認できました。
(6)付け焼刃でも、クラッチを引き離してなんとか掛川まで自走できないか、とJAFを要請しようと(工具も持ち合わせていなかったですし・・)、しかし、番号が分からず・・・
(7)PAの施設にはJAFのことを知る術はなく、迷った挙句、フジ・オートの渡辺氏にTel.
(8)丁寧にご対応いただき、JAF番号を入手。しかし、状況的に今回の故障について説明をせざるを得なく、かえってご心配をおかけしてしまうことに。
(9)JAF要請後、90分程してJAFさん到着。隊員の方と二人で「ああだこうだ」と色々と試してみましたが、そんな簡単に引き剥がれるクラッチではなく、議論の末、以下のことから、自走で帰ることに。
a. 幸い、クラッチは変心していても、コンプレッサーの振動は殆どなく、コンプレッサー軸の変心はない(又は少ない)と推定される。
b. クラッチ破損以外は、パイプ類等の破損は見られず、ガス抜けも無いようなので、コンプレッサー内の潤滑は問題ないであろう。
(10)結局、なるべくコンプレッサーに負荷をかけない目的で、中井PAからほぼ2つ置きにPA/SAに停まり、走行時は80km/hをキープで掛川まで。非常に長い道のりに感じました。でも、自走で来られただけ、よかったと思うべきですね。
以上、抜粋ここまで
Maroさんは、故障に至る前兆があったことを思い返しています。
「 アイドリング時に、補機ベルトがキュルキュルと鳴り初めていた。今年エアコンを使い始めた頃からです。補機ベルトはちょうど一年前の車検時に、10万km超えのタイミングで交換していたので、ベルトの寿命は考えにくかったのです」
エアコン使用時、マグネットクラッチ接続のタイミングが分かる程のショックも伝わるようになっていたそうです。しかし、これは非常に微小で、長くその車に乗り続けている人が1人でで乗車している時にようやく分かるレベルのものだそうです。
「いつもと違う・・・と感じたら、とりあえず点検が大切。JAFの電話番号は覚えておいたほうがいいですね。JAFの会員は会員証を携帯したほうが、なおいいですね」
幸い、コンプレッサーごと交換という修理には至らず、部品発注も含めて数日の入庫で、エスクードは手元に戻っているとのこと。97年式で13万キロ台の現役個体ということを考えた場合、10年、10万キロが個々の部品の耐久性ボーダーラインだとすれば、これが避けて通れないケースだとしても、ボーダーラインはちゃんと越えているということでしょうか。もちろんこの故障を経験せずに済んでいる個体もあります。なにしろ機械の塊ですから、どこかで耐久限界はやって来る。同型、近い年式にお乗りのユーザーさんの参考になれば、この手の故障例も無駄ではなくなると考えています。