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  ~懲りない傾向~

乗り遅れた終電

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この先へといっても「北鉄」は電車じゃないですが。

「あまちゃん」の最終話は、BSの入る病床付属のテレビで見ていたため、朝は二度、衛星放送と地上波との時間差で見ることができました。ううっ、こんなに遅くなってから書くのって、完全に乗り遅れてる。でも、朝のドラマはときどきスピンオフした特別編なんかを作るので、まだ便はあるかもしれない。続編だとかパート2(これはスペシャルとか特別の枠ではない、半年放送枠のことむ)じゃなくていいから、もう一回乗せてくれっ。と思った人はけっこう多いんじゃないでしょうか。

これ、スピンオフを作るにあたって(作ると決めつけるな)、スピンオフどころか小ネタ満載の部分だけ抽出して、大ネタな話をやってしまえないかと思っていまして、最終話で天野アキと足立ユイがまだ未開通区間の鉄路に踏み入っていくシーンを見て確信してしまったのが、この映画。いや全然イメージが重ならないだろうと言われるのは必至ですが、いまどき勝手にトロッコを走らせてどこかへ行ってしまえる路線なんて、架空の「北鉄」と夏の北三陸沿岸の風景意外に無いじゃありませんか。

誰をトロッコに載せて逃避行させるのか、そこに至るプロセスをどう組み立てるのかは、一応考えてみましたが、長いので割愛。まあ誰と誰がトロッコに乗るかは、だいたい想像がつくと思いますし、「去る者は追わずだ」と言える人物もほとんど決まってます。

現実の北リアス線は、北鉄で言うところの畑野駅(田野畑駅)から先が不通状態で、一つ先の島越駅を中心に復旧工事の最盛期。工事を行っている鉄道運輸機構の久慈の建設所長さんは、喫茶リアスにご飯を食べに来ていても誰も気がつかないくらい線の細い、しかしいい男・・・というどうでもいい小ネタはともかく、ここがつながっていないとトロッコは先へ行けないのですが、物語としては「まだつながってないけど、なんかどこかへ行けるんでないかい?」のノリでいいと思います。

しかし、「宮古さ着いたらバスに乗り換えろよー」とは、さすがにローカルすぎて, アキには言わせたくないです。