というわけでBLUEらすかる、ぷらすBLUEの故障に続き、僕までもが先週の火曜日から入院中であります。単身赴任ってこういうとき不便なんだよなー・・・と、パソコンを搬入してくれた家内の前でこういう記事を書くくらいに、楽にはなってきました。三週間も入院なんて気が遠くなる話です。いずれにしましても、お騒がせしております。もったいないので続きはまた明日(おいおい)
痛みは生きている標だ?
それを放送でやるか
仮面ライダーウィザードの放送回数が53にのぼるということを雑誌で見たのが8月のことで、9月いっぱいの枠は番組改編のタイミングとして不思議に思わなかったけれど、いつものシリーズとしては少し話数が多いのねと感じていました。
しかしそれはそれで9月に入ってからのたたみかけるような展開で、絶対に「余るんじゃないか?」と思わされていたら、案の定、15日の放送であらかた物語が完結してしまったではないですか。そのまま次週の予告をろくに見もしないで録画を消してしまったため、22日の分の録画を見て驚かされました。
なんか知らんが、昔見たことのある怪人がうじゃうじゃ―と思ったら、フォーゼが出てくるWが出てくるファイズにカブトに竜騎にブレイドに響鬼に電王にキバに・・・あとなんだっけ? の客演に次ぐ客演。仕舞いには2週間も早く、次回作の主役となる凱武まで現れるというすさまじい展開にして、しかも前篇(笑) これってこのところ映画作品で定番化していた、今作ライダーと新ライダーの邂逅という「お披露目」を、番組内でやってしまおうという意図ですか。
それだけでも充分に堪能仕込みなのに、クウガ以降の歴代ライダーを総客演させてしまう大盤振る舞いは、エンターテイメントとして見れば「やるじゃねーか、東映」と膝を叩かせてもらいます。映画館に行かなくてもそれを子供らが見られる(最近は子供よりもかーちゃんに見せる趣向らしいですが、今回、変身前の面々は出てこない)ということは大事なのです。
それにしても、こんな設定を実現するとなると、やっぱりあいつが出てくるのか最終回。ここまでくれば掟破りの通りすがりの仮面ライダーも、まさに東映にとってはヒーローです。
初代と比較されるのが3代目の運命なら
nextgeneration。その概略。長引く不況はあっても、震災は無かった2013年なのか。うーむ、80年代に、風化するのを覚悟の上で10年先を描いた機動警察パトレイバーは、現実の世界が追いついてきたり来なかったりの部分が面白かったのですが、このパトレイバーは、設定自体が過去になってしまうドラマを1年後の2014年に公開する、それも7章も使う必要ないだろうと言いたくなっちゃう、ヤマト2199方式。こけたら2015年の長編は無いよと。そこへ持ってくる、誰でも考えそうな第2小隊の設定と顔ぶれ。イングラムがCGではない現物(どれだけ動くかは推して知るべし)くらいしか、話題性がありません。
この企画が巷に知らされてから現在に至るまでの、現実の世の中の方がドラスティックに変化しています。前回、これをやるなら東京オリンピックとタイアップ・・・などと適当なことを書きましたけど、現実にオリンピックが決まっちゃうほどの2013年なのよ。でも、どんだけ悪口言おうと、みんな観に来るんだからさ。という制作サイドの思惑がありありと伝わってきます。
しかし初代と比較されることが悩みの種だという主人公のネーミングはそれでいいのかの泉野明。どう読むのかがだいたいわかる、使い古された小道具ですが、彼女は3代目のパトレイバー乗りということで、初代と比較されるのは、まあどこかの四駆と一緒で仕方のないことなれど、この小隊の2代目世代というのは、かつての劇場作品第2弾のあれのことなのか?
マイナートラブルの日々
なんか変な音がし始めたので、点検したところ、ファンベルトがあちこちひび割れて切れかかり状態でした。消耗品だからまあ仕方がないです。
うちの車は月単位の走行距離が尋常ではないから参考になるかどうか定かではありませんが、ヘビーユースであるなしにかかわらず20万キロ越えているなら、早めに交換しておいた方がいいでしょう。ベアリングが破損している場合もありますから。
で、ベルトを発注して交換したら、今度はアッパーグローブボックスの蓋が開かなくなるという珍妙な故障。
これボックスの蓋だけ交換できるのか? ダッシュボードごとなんてことはないよね? などとびびって問合せしたところ、2000円だか3000円だかでこれだけ取り寄せられるとか。
とりあえずひと安心。なにしろこれの中にスペアタイヤのロックナット解除キーが入っているのです。BLUEらすかるは、エンジンキーとロックナットキーが別物なのです。前のオーナーさん、何やらかしたのだろう?
「おねーちゃん(と、義母は私を呼ぶ)家に送ってって」と言われ、のまちゃんで送っていったら、実家横の草むらに咲いてました。
ぽちぽちと結構な数のコロニー(違っ)何年か経ったら真っ赤な絨毯になるのかしらん?って言うか、ここに彼岸花咲いてた記憶がないんだけど・・・(嫁に来て10数年経ってます)
古典こてん
いよいよ次回で大団円となる宇宙戦艦ヤマト2199の、第7章劇場公開版では制作サイドの都合で間に合わなかった約10分程度を組み込んだ、第25話。
はあなるほどそうなりましたかという、顛末不明になっていた人々のフォローがこの回で行われ、はたまた新たにこのあとをどうすんだ? な、前作とは異なる結末を迎えてしまった人も現れ、嫌が上でも続編を見せたいとのメッセージを受け止めた雰囲気です。
が、追加カットも与えられたデスラーの描き方には特別変化は無く、そりゃあないだろう、来週もう一撃かませに出てこいよってな幕引きにはなりそうもありません。
デスラーの最終話における役回りは、23と25話に振り分けられてしまったため、前作の最終話の緊迫感が半減してしまったのは否めません。その分、最終話に舞台を与えられた古代守が、やはり前作とは異なる振舞いを見せるわけですが、こうしたバイプレイヤーたちの活躍によって、ヤマトが役立たずになっていくかというと、まあそうでもない反撃もあるので、なんだこりゃーっとは言いにくい感じではありながら、最後の3話分を1週間おきに見るのは間延びしすぎです。
しかし視聴者にそう思わせるのは、これもまた制作サイドの戦術だよなあ。だから映画では尺を詰め、放送では間延び感をもたらし、ソフトに誘導するばかりか、ほーらこれだけ風呂敷広げたままですよ、続編観たいでしょ、観たいよね、観たいに決まってるんだ。と言わんばかりの流れです。
企画と演出は大事ですよ
アトラクションやグッズ販売はまあいいんですけど、「貴重な撮影使用のスーツ」だとか巨大メカのちっこいプロップを展示するということが、ヒーローの存在価値をどれだけ興ざめの域に貶めてしまうのか、企画者さんたちは理解していないのだろうと思います。たとえば舞浜の妙なリゾート空間には、「ネズミやアヒルの着ぐるみ従業員などいない」わけです。ここが大きな差。百歩譲ってスーツや小道具を展示するのであれば、せめてそれらはリアルな管理或いはメンテナンス状態な空間ごと演出しなくてはだめなのです。
それこそイオンモールの吹き抜けを貫くような、設定寸大のマジンガーZ(戦隊ロボではでかすぎるので)と、その足元に同規格サイズのパイルダーを置いてなんぼです。臨海副都心に初めて18mのガンダムが登場した瞬間を、今の人は見ているのですから。でも、それさえもいずれ陳腐化する。ただ単にガラスケースに陳列しただけの強化服なんて、あっという間に見向きもされなくなるのがオチです。
たぶんね、今そんなこと言っても鼻で笑われるだけでしょうけれど、舞浜の親会社はジョージ・ルーカスからスターウォーズの権利を買い取っており、舞浜にはもう1個、テーマパークを載っけられるだけの土地があるのです。何十年後かに、そこにトウキョウ・ディズニー・スペースなんてものが完成したとき、必ずその演出に思い知らされることになるでしょう。
せっかくの貴重な財産。使い道をもっと考えなくちゃおもちゃ屋の延長線で終わっちゃうよ。