Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

ささやかなる一服を星あかりのもとで

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一服作戦室から持ってきてもらった雪村誠さんの「ブラネテス」と、やまむらはじめさんの「蒼のサンクトゥス」を、もう何度読み返したことかの読み返し。業務から離れ(られてないんですが)てるときに、小説であろうと活字の本なんか読みたくないのです。送り付けられた専門書類なんかロッカーの中に放り込んでやります。もう何しろ志低くなってます。

どちらの漫画も四巻、五巻完結なので、すぐ読み終えてしまいますが、ベッドの周りに家財道具が増えるのも問題ありなので、これくらいがちょうどいい。今回はあらためて描写やら描き込みを観察して面白がろうとしております。

それで早速釘付けになるのが、「ブラネテス」の第一巻に出てくるこの話。宇宙勤労者にして愛煙家というフィー・カーマイケル姉さんの武勇伝ですが、何度読んでも痛快。そして今回に限っては、今の自分の境遇が、喫煙できないこのエピソードでじーんとこさせます。

病室は5階、喫煙許可ゾーンは病室から15mほど歩いたところにある業務用エレベータで1階に下りて、そこにある裏口からさらに10mくらい先にある・・・らしいのです。ナースはもちろんリハビリ担当のお嬢さんも教えてくれなくて、処方された薬の説明に来た薬剤師のお兄さんからようやく聞き出した最短ルート。

でも、今はそれが、大気圏再突入よりも困難なミッションなのです。