仕方なく仕事の書類を整理するのです。そりゃーまちがっても『闘病(笑)ブログを読んだと思しき、家内も知らない更に過去の彼女から、サイトアドレスにメールが入ってきた話』なんか書きませんよ(いやいやびっくりしたね)
9時消灯の信じられないけど世間と病院の常識にも慣れて、夜中にもなっていないのにこんな状態で仕事をしたり原稿書いたり、うつ伏せから横向きに寝返りセルフリハビリなんかもやりながら過ごすわけです。周囲のいびきは、いびきはまあ人のことを言えないのですけど、これを回避するためにパソコンにイヤホンを接続して、小さなボリュームで音を流しています(といってもこれは一例)。
ベッドという環境は、作戦室には無い優れた居住性で、これは絶対に夜は寝なきゃダメだろうと思うんですが、寝返りは打ちやすいしリモコンで高さも角度も調節できるし低反動の適度な寝心地などなどを無視しつつ、夜の世界に浸っていきます。時折見回りに来る看護士の「眠れませんか」のやんわりとした威嚇には「薬を呑む時間までは、どうしてもね」と、これまた小声で言い訳します。
眠れない夜と雨の日には・・・この建物の中にいては、雨音などは微塵も聞こえませんけど、過去の浪漫好もよみがえりゃしません。忘れかけどころか、すっかり忘れてましたよ。