Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

むしろロードムービーHERO

むしろロードムービーHERO はコメントを受け付けていません

ジローライダー、戦隊、宇宙刑事に続いて人造人間を発掘蘇生するこの企画について価値があるとすれば、敵と戦う構図はまあ排除できないにしても、存在意義を求めさすらうロードムービー型の舞台設定ではないかと思います。もう幕張メッセもさいたまスーパーアリーナもつくばセンタービルも水戸芸術館も出してはならない。大雪山の山麓あたりから始まって、延々と南下を続けて飛騨高山でイチローと邂逅し、沖縄県の砂浜と海岸線で決着をつけるくらい、舞台に見せ場を、ジローの放浪とギターの音色に物語を、サイドマシンの疾走に美しさを演出して、たとえ大ゴケしても映像だけは素晴らしい絵が撮れれば、それでいいのではないかと思います。

一部の人々の談を借りれば、戦い苦悩する人造人間としてのオマージュは「超人機メタルダー」がとうの昔にやってのけているというし、キカイダーそのものの再構築は「人造人間キカイダー THE ANIMATION」(01編にも続く)で行われ、コミカライズの「キカイダー02」では新しい解釈の人造人間像にも挑んでいます。

原作者のテーマが深いために手が出せなかったというのは解からんでもありませんが、本来はお金と手間をかけさせてもらえない企画だと吐露しているように聞こえて、そこにヒーローものの子供番組ラベルを引きはがせるだけの力量が無いことも見え隠れしています。もともとロードムービー嗜好で行方不明の光明寺傳博士を探しながら旅を続けた娘と息子を、追っ手のダーク破壊部隊から護っていくという構図の人造人間キカイダーは、子供向けでやったって構わないけれど、それを突破できる素地を持っているということです。

この企画は、往年のファンであるおとーちゃんやおかーちゃん、現役の若いかーちゃんたちの財布ではなく、独身女性の話題をさらうような作りでやるべき・・・と書くとかなり誤解を生みそうですが、石ノ森章太郎さんが原作マンガを掲載していた少年サンデーは当時、けっこうたくさんの女子高校生が読んでいたのですよ。

16年目のリニューアル。

2 Comments »
黄色いのは臨時代行(笑)

黄色いのは臨時代行(笑)

まな板の真ん中が4mmくらい窪んでしまってて、沢庵が繋がったりキャベツが繋がったりと、とっても不具合でした。(・・・まな板だけの問題か?それ by新月)
で、削り直してもらいました。ネットで調べてお願いしたんですが、専門のお店ってあるんですね。

実家に行けば鉋はあるんですが、素人が削れるもんでもないよねぇ・・・ さらに言うなら、持ち主が他界して10年以上放置されてる鉋が無事だかどうだか・・・

中間管理職の憂鬱

2 Comments »

北海道仕事の話ではありませんし、ましてや管理職でもないんですが、中間と憂鬱は当てはまる話。何が中間かというと、今回、企画とスチルとテキストの提案を受けてこれを採用し、編集人経由でエディターに引き渡しという役割を果たしたのですが、この場合中間人の僕にだって素材がどのように仕上げられていくかがわからない。えっ!そうなの?と思われるでしょうが、校正用のゲラなんか送られてこないという現実が実際のところです。普段だったら・・・いや普段だって誤植取り違えがあったら取材対象に迷惑をかけるのに、今回はリポーターが手弁当で手間をかけてやってくれた仕事を預かっているのです。

何かあっても(あったらだめなんだよ)何もできないこの憂鬱感は普段以上です。

そしたら偶然見かけてしまったリポーターさんのつぶやき(そんなの偶然見かけた、なわけねーだろう)で、なんかもうそれなりに楽しみにしてくださっているのを見るに及んで、うわー、どうしよーっっっっ という心境。その行間を勝手に推察するに、僕に関してはその写真にせよ文章にせよ人柄にせよ信頼を寄せてくれてのこととして、企画を持ち寄ってくれているわけです。

あっ、いま「あー、だまされてるよ、その人」と思ったあなた!

・・・特に反論できません(おいおい)

そういえば、リポーターの人って、僕が任されている連載のページを実際に見たことが無いんじゃなかっただろうか。何点も送っていただいたスチルでしたが、載せられるものは3点でしかないし、記事を捕捉するカット写真の扱いであって撮影者の満足できるものではないでしょう。記事を捕捉する以上、引き渡しの折に指示出しはするのですが、これが全般にわたって受け入れられるかどうかはスペースとの兼ね合いで、記事テキストを完成品に仕上げる時点で文字数が増えているため、写真の点数は削らざるを得ないのです。

僕では成しえなかったその企画が楽しい上に、偶然に引き合わせたエスクードユーザーの縁を大事にしてくださるリポーターと取材対象の人の好意を無駄にできない。だからできる限りのテキストの仕上げをお手伝いし、先方にも失礼の無いよう掲載の了解をとりつけて素材を編集に引き渡しましたが、できる限りと言いながら、できることがあまりにも少ないのです。あとは無事に掲載が果たされることを祈るばかりなり。

あー・・・いまのうちにごめんなさいと言っておこうっと。ちなみに挿絵の写真はほとんど関係ありませんが、北海道のとある林道。

カーテン、その後。

2 Comments »
多分、前よりマシ。

多分、前よりマシ。

暗くなってから、部屋の電気を点けて外から撮ってみました。
多分、中の様子はそんなに判らないと思います。

なんてったって、前のカーテンの時は食器棚が判ったもん・・・ 

立春前

立春前 はコメントを受け付けていません

setubun二十四節気が一巡する際の基準点とも言える「節分」は、太古の人々には年に4回あったそうですが、新年を迎えて最初の基準日、立春の前日だけに祭事がまとめられ、立夏から立冬まではそれぞれの季節が始まる日という役目に特化しています。二十四節気ですから、季節の変化はさらに細分化しているわけですが、実は節分は基準点であっても節気には当てはまらないという、けっこう不可解な位置づけでもあります。

この日に豆まきをするというのは、厄払いをする宮中行事の名残ですが、これが宮中では追儺あるいは鬼やらいと呼ばれ、その手法が「豆打ち」であったことが由来。邪気の象徴に「鬼」があてがわれています。

が、「鬼」のつく地名のあるところでは、豆まきの対象には「鬼は外」とは言わないところもあり、鬼子母神を祭っているところではまずそんなこと言えない例外もあります。季節の割り当てとしては少々ずれますが、西洋にあっては3月が木々の芽吹きの頃で、農耕の信仰上の重要な節目であったらしいですから、「季節の節目に豆をまく」風習には、宮中行事が出来上がるよりも太古の世界では、どこかに土地神と豊穣への祈願といった概念も混ざっていたのではないかと、以前から考えています。

宮中行事。正しくは祭祀と言いますが、これらはたぶん神事をベースとして培われてきたもの。八百万の神様を相手にしているところへ「鬼」だけ厄介者扱いというのが、正直言うと解せません。なにかしらスケープゴートにされてしまう縦社会の構図が見え隠れするような気がします。

奇異に見え、思えるものには本質を覆い隠してしまう何かがあるのかと言えば、それは受け止めた側の主観が見えるべきものを曇らせてしまったからかもしれません。つい先日も新聞やテレビニュースでばりばりのジェンダー視点の報道が飛び交っていましたが、細胞工学上の大きな研究成果よりも研究室の調度や研究着の変わり種や、機材に貼られたキャラクターシールから導き出す見出しというリポートにもどこか似通ったところがあるように感じます。ただまあ、世知辛い社会に対する脇の甘さが無かったか?とも、拾われた言葉尻からは想像できるのですが。

 

いよいよです(でも月遅れの新年会なのよ)

いよいよです(でも月遅れの新年会なのよ) はコメントを受け付けていません

天狗の森スカイロッジ2月に入りました。いよいよ次の土曜日、つくばーどin岩間XXⅠ、2014年新年会の開催です。

雪は降るかもしれないし、降らないかもしれない。1月だって「桜が咲いちゃうんじゃないか?」というほど暖かい日があったくらいですから、天候の気まぐれを気にしても仕方がない。それよりも最近の東北は土曜日や日曜日に仕事が絡んでくるケースが多いので、そっちの方が心配です。もっとも、過去に何度か、主催者不在で開いたイベントがあるんですけどね(ほんとの話)

今回、見納めになるエスクード、お披露目になるエスクードなど、参加者間でも節目の時期に重なるようです。第1回目以来(だったよね?)のカレーコンペも行われます。どうせ月遅れなんだから、1週間遅れの豆まきもやりますか?

このエスクード、何型?

このエスクード、何型? はコメントを受け付けていません

ショート実はどちらも2型です。

最近よく耳にし、目に触れるのが、初代モデルを1型、2代目モデルを2型、現行モデルを3型という呼び方をする人が増えていることで、この呼び方はいつからどこで使われ始めたのか興味を引いているのです。大雑把な歴代分類ならばそういう呼び方もあるかもしれませんが、初代モデルは7型まであり、現行の3代目でさえすでに6型を数えています。だから可能であれば、歴代ごとに1から3型という呼び方をされている人には、対話や問い合わせの中で誤認誤表記を生みかねないので、あらためていただけるとありがたいと思います。

さてどちらも2型の初代と3代目。コンバーチブルの方は一般的には「TA01Rの2型」あるいは「2型のコンバーチブル」と呼べば通ります。3代目の3ドアの方は「TA74Wで2型」もしくは単にグレード名の「XC」でわかります。しかしここにも不正確な呼称が慣例化してしまっていて、初代のコンバーチブルは正確には「E‐TA01R」3代目の3ドアは「CBA‐TA74W」と、なぜか頭の文字を略して呼び習わしているのです。略されている部分は排ガス規制に関する記号で、なぜ略されているのかというと・・・気がついたら略されていた説と、ついめんどくさがって略したという説と、ショッカーの戦闘員みたいでいやだという説などがあります。まあ大きな問題はないよねえとタカをくくっていたら、2代目エスクードの中期モデルで規制新基準をクリアしE‐がLA‐に代わってしまって、2代目ユーザーさんからの問い合わせを受けるときに混乱と迷惑をかけてしまった経緯もあります。

エスクード仲間のきうさんが、初代モデルを例にして、この型式の読み方について解説してくれています。この型式も2代目までは比較的単純でしたが、3代目においては54W、94W、74Wときて数字が使い切られ、3型からA4W、B4Wと複雑化しました。グランドエスクードに至っては2代目の派生型であるためか、車種コードがX(開発ナンバーのままなのか、苦肉の分類なのか)です。

この機種記号は解説にある通り、エンジンルームにIDないしコーションプレートとして必ず貼り付けられています。これを読み取ることで、それぞれのユーザーさんのエスクードが何世代目の何型かを識別できます。

写真のコンバーチブルの場合は、91年式の4ATモデル。型式に対してこれを補助する補助記号を読み取ります。すると、SCXR‐X2と記されています。この末尾の数字が、最初のマイナーチェンジを経た2型であることを示しています。補助記号の詳細はミッション形式や限定車、特別仕様によってもアルファベットが変わるので、今回は割愛します。ここでは末尾の数字に意味があります。

3代目の3ドアは、YHCJ‐2で、2型です。ただし、このモデルは3代目エスクードの中期に追加されたことから、初期型がすでに2型で、1型が存在しません。これはグランドエスクードにも言えることで、グランドエスクードも2型から始まり4型で終了しています。3代目の3ドアが希少なのは、3型に(たぶん)至らなかった単機モデルであるという点です。しかしこのモデルは海外では販売が続いているため、海外モデルの機種記号と補助記号がどうなっているかは、また別の研究課題となります。これに対して、初代の2000シリーズはV6、直4の2種類がありますが、これらはやはりそれぞれ追加でありながら1型から始まっています。

こんな塩梅で、ひとくちに初代、2代目といってもマイナーチェンジごとに型が更新されていて、初代を1型、と断定することは正確ではないのです。だからどうしたと言われればそれまでのことですが、代を重ねた自動車は、よく何代目〇〇と呼ばれていますので、エスクード仲間もこの呼びならわし方に準拠していました。単純に3代目を3型とは言わず、その世代での何型を所有しておられるかを知ることで、エスクードも小刻みに進化していることがわかっていただけると思います。

広野~常磐富岡間再開通へ

広野~常磐富岡間再開通へ はコメントを受け付けていません

常磐道ネクスコ東日本は1月29日付で公式発表しましたが、実は磐越道など高速道路上の電光板ではもっと早くからこのことを知らせておりました。2月22日15時より、原子力災害で通行止めとなっていた常磐道の広野~常磐富岡間が、ほぼ3年ぶりに通行再開となります。もともと平成25年度内の再開は謳われており、正月休み明けには国土交通大臣も2月末にと発言していました。ただし常磐富岡インターは、未だ居住制限区域の中です。富岡町の呼びかけは、15時以降はエリア内にとどまらないようにとの立ち入り自粛。それでもそこに住んでいた人々にとっては、日中の用向きのために少しでも便利になるようにという配慮が再開通です。

どうやら中期的な動向としては、その先で再開されている未開通区間の工事も、1年後には南相馬市側から浪江までの区間を開通させ、帰還困難区域にあたる浪江と常磐富岡の間についても、大きく離れない時期に完成させる考えだとか。

なんとなく、原子力発電所の諸々の対策工事のための資機材搬入だとか、除染によって発生しいる関連廃棄物の中間貯蔵施設整備とそこへの搬入のための橋頭堡、という印象の方が強い気がして、地域の人々の利便性は発表のための方便なんじゃないかと感じます。

それならそれで、中間貯蔵施設づくりと高速道路の話は連動して語って聞かせるべきなのではないか。

開通区間が伸びることで流入交通量が増え、今でも後を絶たない居住制限区域内での窃盗が増長されるだろうと懸念されています。一般道に監視カメラを増設するということですが、検問も増えているようだしなんとも世知辛い。

しかし発電所に近い常磐富岡~浪江の区間での工事完成は、見通しは立っていないもようで、2年や3年で開通させるとなれば、相当な無理強いでもありましょう。それよりも開通させたらさせた後、路線上で車両故障や事故が起きた場合、救助や事後処理が大変であろうし、渋滞などの発生があっても高いリスクを負うことになりそう。もちろん、ここを通って仙台へ行ければかなり便利になるのですが、一般車は通れない方がいいのではないかと考えてしまいます。