蓋を開けてみるとそれほど大した魅力を感じることのないインド版グランドビターラでしたが、スズキに開発させてトヨタが生産するという構図のこのブランドが、まさか拠点をハンガリーからインドへ移してまで路線を作ろうとかの、五代目エスクードへの布石じゃなかろうね? と考えると、すっげーいやーな未来を見てしまった気分になります。そうではなくて、エスクード/ビターラとの差別化のグランドなのだろうとは思いますが、どこから見てもトヨタ車なんだよなあ。
ふと厭な考えになってしまった
ボツっ ええええー!
着実に網羅してきてます
ハイストーリーからこの秋にリリースされるというエスクードノマド。しかもV6の2000モデルです。2色出すならもう1色の紺もやってよと言いたいところと、ショートはどうなるのよ出ないのかよ? などと気になることもあるわけですが、このパターンで待っていれば、いずれ直4の2000も出てくるかもしれない(でもV6で2500はきっと無いよねえ)。デビュー30周年のときにテンロクシリーズ、35周年目前でこれですから、40周年あたりで直4の2000とか・・・
正式に予約も開始されていますが、スキューバブルーメタリックもちゃんとラインナップされていました。
それにしてもなぜスチールホイール? あくまでも標準仕様ということなのか。TA/TD11W用アルミホイールって人気デザインだったんですけどねえ。うちの61Wもそれ履いてる。
ここは天下の往来(以下だけど)なのよ
ぷらすBLUEが310000キロまであとわずかだというので、昨日の早朝、霙の出勤前に裏山へひとっ走りさせて撮影をしたのですが、おっとびっくりな稜線上の駐車場が満車状態。たぶんグランピングに来ている連休観光客のクルマたちでしょう。
そこを素通りして裏山林道ターマックの入り口で試算通りのカウントとなりました。相変わらずエアコン直ってません。
それはいいんだけどね(いや全然良くない)、麓までクルマで来て裏山林道をハイキングする人が、いつの間にこんなに沢山になったの? という驚き。舗装でも林道ですから補助灯を点灯させ、時速20キロ以下で下ってますが、まあこの人たちと視線が合うと一様に「何しに来やがった車なんかで」って顔つきなわけです。あんたらこそ違法駐車だし何年も前から歩いてるわけじゃないじゃん。こっちは四十年以上生活道路として使ってんだい。と思ったけど会釈して通過の朝でした。
新たな世界戦略車という読み解き
昨日のふざけた記事にもかかわらずコメントをくださったNKさんがリンクしていたスズキ・インドの上級グレード販売網NEXAが掲げている「あれっ、それだけっ?」なティザーを見ると、GRANDVITARAの文字が流れます。
これは・・・新しい世界戦略車の登場? 新しいと言えば「ブレッツァ」がビターラの冠を外して近く販売されるわけですが。。
NEXAから繰り出されるビークルということになれば、ブレッツァでは盛り込まない上級モデルが前提と想像できます。一例として2年前に発表されたXL7のように、3列シートで小型のブレッツァとの差別化をやってきそうな気がします。ただ、XL7はあの車格で7人乗りにもかかわらず1500ccと、かつてのグランドエスクードと比べたらそんなエンジンで大丈夫なの? と思ったりもしました。そこへこのティザーですから、XL7をベースにハイブリッド化やミッションの改良などを施し世界環境にも対応した新型車が出てくるのかもしれません。
ビターラ、サイドキックという呼称は、初代に長く乗っている人間にはなじんだものですが、やはり今は三代目エスクードに触れたことのある人が圧倒的多数。グランドビターラは二代目エスクードの海外版から使われているけれど、この呼称が復帰してくる事象は、三代目乗りの人々には何かしら期待を感じさせるものだと感じます。
ガルバルディαとβの関係性?←血迷ってますから無視して
元々ビターラ・ブレッツァは2016年にマルチ・スズキ・インディアが1300ccディーゼルエンジン搭載モデルとして開発したSUVでしたが、累計75万台という販売実績を持ち、インドにおけるスズキの戦略車としては成功を収めた経歴があります。
これがトヨタとの提携にピックアップされ、新型化を経てОEМも含めてトヨタ・キルロスカ・モーターで生産開始となります。
世界情勢と時代の趨勢にならい、スマートハイブリッド1500ccデュアルジェットエンジンに換装される新生「ブレッツァ」は、ジオン公国においてゲルググとの開発競争で退けられたものの、基本設計に優れたギャンを再試作して産み出されたガルバルディ(α)の性能が評価され、1年戦争後にこれを接収した地球連邦側で生産したガルバルディβみたいな関係性なんでしょうか。って余計なことを考えちゃいましたが、他意はないですよもちろん。
10月に予定している行事のためにとはいえ、まだ早いよなあと思いながらも、先日猿ヶ島を下見してきました。
広場らしい広場的な場所は常連に押さえられるだろうし、オフロードに入ったことのない人や四代目で参加する人のことを考えると、あまり深みにはまるわけにはいきません。直前や当日に大雨が降ったらアウトだから、河川敷は判断が難しいです。
あくまでも広場的であって広場ではない、広々とした通り道(写真の草地のこちら側、すり鉢を「撮影している場所」)を使わせてもらうつもりです。すり鉢の下に四代目が下りられるなら、腕のある人は遊べるでしょう。なにより上から集合写真を撮れるのがいいんだけれど、下りたら上がってこられないといけない。こんな場所なので自分用椅子と、10月でも帽子か日傘は必要です。最大の問題は、トイレなんか無いよということ。
自分自身では時々来ているところですが、ミーティングレベルだと三年ぶり。このときは私用が重なって中座しました。あの日も脱水症状になりかかった猛暑日で、ことしの夏もそれを思い出すようなすさまじい暑さです。
話は変わるけど3日に天竜川で開かれたジムニー50周年イベントには1000台集まったとかなんとか。そこまで高望みしません。前回のエスクード30周年並みに参加者があればいいなあ。
話を戻してこの日の余禄ですが、まったく関係ないけど別のところでカタログ撮影をやっていたらしいです。
侵入していくルートなんてたいして複雑じゃないのですが、やっぱり広いのね。小一時間滞在していましたが遭遇もしませんでした。居るの知っていたら打ち合わせの一つもできたかもしれないけど、この炎天下で立ち話しかけるなんて非常識もいいところですね。
エスクードのデビューが、ではありません。僕がエスクードに乗り始めてから、33年が過ぎようとしているところです。僕が乗った最初の個体は、89年に誕生1周年記念として全国400台限定で売り出されたTA01Wでした。5月に発表され、即座に注文して乗り出したのが6月下旬です。待たされたようでも意外に早い。それよりもデビュー後ずっと「かっこわるい」と言い続けてきた僕が、突如、即座に注文したというのが笑い話もいいところなのですが。
この年の夏、オーストラリアンサファリに同じ1600cc8バルブのエスクードが、国際ラリーにという意味でも初参戦し、このレースから設定された同クラスでの競技賞でクラス優勝を遂げました。尾上茂さん(写真を見ると若いよねえ。33年前だから当たり前なんだけれど)による挑戦。エスクードとレースと言えば、ゲームに採用されたヒルクライムの奴の方が有名でしょうが、あんなのは覇道の域で王道ではない。自分が乗っている個体と同じ型式が走った事実が大事なのです。
こればかりは月日の流れで仕方がないことで、いま、TA01系を「いいクルマ」と評価してくださる人々も、大半が所有車ОBであるか、車自体を見たことのない人になってしまいました。かくいう僕自身、所有している01Rは2型で16バルブ化されています。現役で1型や2型にずっとお乗りの人も皆無ではないと思いますが、それらは本当に貴重な存在です。どこをどう比べても現行のジムニーシエラがあらゆる性能比で上である事実があっても、それはそれ、これはこれです。
そういう流転を経ながら、昵懇のチームが1型の01Rでレースを始め、現在は2型(3型?)の01Rを走らせていることは、同じ車種に乗っている者には大きな励みになります。それこそ昨今のダートラマシンとの性能比がダントツに不利になっていますから、エンジンがそのままのG16Aで戦う姿には頭が下がります。アピオのエスクードとウエストウインのエスクードには、33年の時を越えて繋がりを思い起こさせるものがあるのです。