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  ~懲りない傾向~

Team WESTWIN Warriors#020

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ふと気がつけば、今週末の22日、WESTWINの第4番目のエスクードであるTA31W、2.0ディーゼルターボが、XCダートの耐久レースにデビューです。

新たに「チズちゃん with WESTWIN」なるチームが結成され、第1ドライバーちずちゃん@ムツミママ、第2ドライバー小松良介くん、そして第3の男として島監督が乗り込みます。

エスクードの写真を見ると・・・何も変わっていません。

おいおい、間に合うのか改修作業・・・

「今回はタイヤサイズにこだわってみます。ジムニー用のホイールに組み付けた185/85R16インチというセットを用意したので・・・あれ? これだと純正とあまり大きさ変わらないか?」(島監督)

「いやいや、それ履かせる前にスペーサー当てないとだめだから!」(ESCLEV事務局)

このディーゼルエスクードも、入手直後の試走以来2年ほど経過しており、エンジンを覚醒させるのに一苦労したとか。しかし、器と駆動系はエスクードだけれど、エンジンそのものはマツダのRF系で、これまでのエスクードのような走らせ方ができるのかどうか。少なくとも回さないとパワーを得られず、そのパワーバンドが狭いという特徴があります。インタークーラー未装備の前期型は特に、扱いがシビアなはずなのですが・・・

「そこはねえ、今回のチーム編成を見れば、90分全開で走れるような布陣ではない。大変なのは小松君で、ポジションを落とさないようふんばり、引っ張っていくチームの要であると同時に、ラスト30分以降の私の出番まで、エスクのスタミナを温存するという大役を担っています」(監督)

監督はXCダートの主催者の1人であるため、おそらく長くても20分、いいとこ15分程度しか、与えてもらえる時間がない。ここへ確実にバトンを渡しに行くのが、小松選手の任務なのです。そしてこの15~20分は、以前、監督のレース復帰戦になるはずだった耐久において、2号車であったTA01Wの燃料タンクが破損しリタイアを余儀なくされた経緯から、「止まっている時間」を再び動かそうというチームの熱意が実現させるものであり、バトンを落としてしまったのが小松選手でもあったという、雪辱のドラマを内包しているのです。

「後藤君から電話が来て、いつ頃走るか教えてくれと。走り出したら合図してくれと言うんです。何をする気だと聞き返したら、そのときどっちが運転するか、川添君と相談して決めるとか言ってるの。もう負けられないですよ」(監督)

川添/後藤組は、耐久用パジェロミニをXCダートに向けて仕上げている最中。彼等もまた、未だ果たせていない師弟対決に心を躍らせています。そしてここにももう一つの展開があり、今回のチーム看板であるチズちゃんとは、何を隠そう川添選手の奥方となった、かつてWESTWIN Witchersで走ったムツミさんのお母さんという、婿殿容赦しませんわよ、な構図が隠されているのです。

面白いぞWESTWIN! これちゃんと会場実況で放送して下さいよ島監督。

「まあ図らずも、内輪でいろんなドラマを演出してしまいましたが、コンバーチブル、テンロクハードトップ、ツインカム2.0と、いろいろなエスクードをお見せしてきました。ディーゼルターボという顔もあるんだよという、奥の深さをギャラリーに知っていただくのが本来のねらいです。つまり、XCダートは見に来ても走っても楽しいんだというアピールをしたい」(監督)

そして今回のエスクード・ディーゼルでの参戦は、この個体の性能・成果いかんで、今後のTDA専用エスクードに活用しようというプランもあるとか。本格的なモデファイはそのあたりから始まっていくようです。