法事と法事と会議で、ほとんどタッチアンドゴーで帰省です。葬儀では見送れなかった大爺の四十九日と、その兄、つまり僕の祖父の二十三回忌が同日というのは、帰って来やすいだろう?とささやかれてしまったような気分。しかし翌日本社会議ってのは、出やすいんだか戻りにくいんだか、微妙だ。
三代目エスクードの誕生から6年。時期的にはそろそろ次のモデルの影がちらついてくるはずだったのですが、リーマンショックに次ぐ国内80年周期とやらの不況も抜け出せないうちに、未曽有の大震災。間接的な影響だったとしても、これほど世の中が不利にしか作用しない車も、不幸な話だと思います。
加えて、SUVだとわかっていても、その系譜は骨っぽい四駆であってほしいという思惑よりも、ただの乗り換え車種でいいのよといった、骨っぽさなぞ不要の評論が多くなり、せっかくの基本性能にも無駄と思われかねない風評の方が主流となってきました。
これは、メーカーサイドにとっては、車づくりの転換を判断させるひとつの材料になるのだろうと感じます。少なくとも2代目のモデル末期において、エスクードに興味を持っていた人々は、この流れに乗ってしまうような車の在り方は否定していたのですが、世の中の趨勢はそうはならなかった。時代が変わったと言えばそれまでながら、2年にわたって何の動きも見えてこない次世代ということは、こりゃ4代目はないかもねえとつぶやくしかないようです。
その、あまり考えたくないシナリオを妄想するなら、市場に迎合していくためのプラットホームは、SX4をベースにした、同車のフルモデルチェンジかビッグマイナーチェンジによる、ディメンションの拡張ではないかと、以前のブログで検証したことがありました。燃費改善のアイテムとして、パワーステアリングを油圧式から電気(EPS)式にしてみたり、車重低減(軽量化)のためバックドアのスペアタイヤレスをしてみたり、なんて生易しいものじゃなくて、駆動方式がFFベースの四駆ということです。この路線で、2012年あたりが、歴代のモデルサイクルから見た先行量産開始と、まあ好き勝手に妄想したわけです。
しかしこの時点では、フォルクスワーゲンとの提携というプログラムは全く想像もしていませんでした。フォルクスワーゲンが出てきたなら、ティグアンなんかをOEMとして「これでいいのだ」とエスクード改めグランドビターラとして国内投入するという荒技があっても、抗えないなあと戦慄していたのですが、それで市場は納得しちゃうとしても、開発陣は面白くないでしょう。何しろこの「妄想シナリオの上」では、次期SX4の骨格は出来上がっているのですから。
そこで苦肉の策を加えて、次期SX4のプラットホーム活用は踏襲し、ワーゲンがエンジンサプライヤーとなる、どっちにしても面白くないかも? な路線転換も妄想してみました。そのうえ、あとからエンジン載せ替えだなどと言われてしまうと、エンジンルームや駆動系との取り回しをすり合わせなくてはならないから、それらのレイアウト変更で、開発自体が凍結になってしまうかもしれない。ブランドに弱い現代日本人の反応としては、VW印が付くことの方がありがたいと思うかもしれないけれど、この選択は、ディーラー側にとってはいやな話です。メンテナンス面で、よその機械をあてがわれることで手を焼かねばならなくなるでしょうから。
こういう妄想をしてしまうと、悪循環でしかなくなるのですが、現状、ジムニーシエラの次期モデルすら、どこかへすっ飛んでしまったともうわさされています。エスクードにおいておや・・・ 国内経済の推移と東日本復興をフォーマットとした情勢では、自社内商品として普通自動車の新型を繰り出すリスクよりも、売り出すべきモデルはほかにあるでしょう。何をプラットホームとし、サプライヤーとするかにしても、国外での先行リリースを計り、あとから国内投入という方法をとっていくのかもしれません。妄想の上で、とあらためて明言したうえで、レイアウト変更やら何やらを片付け、新型を出していくのはあと2年くらい先として、それが国内に出てくるのは2015年くらいになると・・・ それでもモデルサイクルとしては、エスクード比なら普通のタームです。いやしかし、名前だけ踏襲される、なんて考え方も甘いような気がするし、そもそもプラットホームもエンジンも、まったく別のSUVなわけですから・・・
それにしても、こんな妄想の中での現行型式3代目が、細々とでも国内販売されるのかどうか。北米と中近東には、まだそこそこにマーケットがありますが。
月桂樹も花咲くんだー・・・(まぁ、そらー植物ですからねぇ)
会社の隣の家に植えてある月桂樹なんだけど、いままでも咲いてたのかなぁ???
なんだかミカンの花にも似ているような。
盛岡で遭遇。いやその・・・歳のせいでしょうか、最初はゆるいバンデル星人かと思いましたよ(今の若い人に言ったって知らないよそんなの)
岩手県のゆるキャラだそうで、その名も「わんこ兄弟」・・・っておい、兄弟なのか? 一人じゃないのか? と思ったら、こいつは頭にそばを載っけている「そばっち」で、花巻と遠野、中部地域をテリトリーとしているようです。他には県内各地の食材をモチーフとした、こくっち(八幡平・県北エリア)、とふっち(盛岡・県央エリア)、おもっち(平泉・県南エリア)、うにっち(三陸エリア)がいるとか。
むむっ? 盛岡ならとふっちのテリトリーのはずだけれど、とふっち居なかったぞ。見落としてしまったのか?
しっかり根ついて花咲いた
〝おはな〟で余った花材に根が少しだけついていたので、冗談半分で植木鉢に植えてみたのが1年前半くらい前。
よもやガッツリ根付いて花まで咲かすとは思わなかったわ(笑)株も増えたみたいから、今年は植え替えしてやるか・・・
ジャンクではなくて、ジャンボ
仙台市内のバーガー系ファーストフードも10日ほど前から営業再開しており、ここ数カ月(つまり転勤前から)食っていなかったビッグマックをそろそろ食いに行こうと思いながら、いまだに行かずに、「ほそやのサンド」にふらっと入りこんでしまいました。
1950年の創業で、仙台において初めてハンバーガーを出品したお店なのだとか。モーリス、リチャード兄弟がホットドッグ店を開いたのが1937年、そからマクドナルドが出来上がるのが1940年とも48年とも言われており、48年説だったら、マックと大差のない歴史です。
レタスとオニオンスライスを挟んだだけの、ジャンボバーガーは、その名の如くバンズからはみ出しています。しかし注文した後によくメニューを見ると、これが看板の最右翼ではないらしく、上を行ったらステーキサンドというのがあるし、リーズナブルな方にも看板ものというふれこみがあるじゃないですか。しまった、ついビッグマックと拮抗させたのがいけなかった。
ドアを開けると、カウンター10席のみの店構えというのには意表を突かれましたが、戦後5年くらいの仙台では、斬新だったのだろうなあ。あおいろさん推薦の牛タンの一福の並びで、どっちに立ち寄るかは多少悩むところです。でもひょっとすると、牛タンだってある意味ジャンクフードのような気もするのです。一方、ほそやのサンドには、ステーキメニューもある。タンとテール以外は何処へ行っちゃうんだ?(仙台牛ってのがあることはあります)という謎に、この店では迫れるのか???
今年も頑張る
我が家のイチゴ(笑)
どうした事か三年越しの親株が、バリバリ現役で花咲かせてます。で、アブラムシの団体さんも初めて発生中。農薬は使いたくないので、竹酢液の希釈したのをバシバシスプレーしてますが・・・効くのかしら???
さあ今年はトータル何個収穫出来るでしょうか。
2ストの逆襲の拾遺
今さら気づくのが遅いよと言われてしまう、仮面ライダー1号、2号のニューサイクロンに生じている、同型でありながら実際には仕様の差異に、今後のスピンオフを期待してしまう自分なのであります。
今年公開されている「レッツゴー仮面ライダー」では2号ライダーが使っている車体は、往年のライダーマシンに対して、車両協力を続けてきたスズキのバイクがベースとして復活しています。写真は2年前にオールライダー勢揃いとなった「仮面ライダーディケイド」映画のシーンで、ここでは1号が乗っています。
写真に基づき、1号のニューサイクロンを紐解くと、これがたぶん、スズキRM250あたり(125じゃないよね?)をベースにしており、エンジンは水冷2サイクル単気筒。年度モデルは異なりますが、仮面ライダースーパー1が乗ったブルーバージョンで、ベースマシンとして使われたことがあります。モトクロス競技用車両としての実績を重ねてきたバイクで、スーパー1の撮影時には瞬発力とサスペンションの性能が上がり(それ以前のベースマシンに対して)、スタントシーンでも驚異的なジャンプを見せたという逸話があるそうです。このブルーバージョンも、番組後半では4サイクルエンジンのSP370にスイッチされています。
1993年のオリジナルビデオ?「ウルトラマンVS仮面ライダー」にもRMベースのニューサイクロンが登場していたとのことですが、その車体と2009年以降の車体が同一かどうかは、年次差から考えて、疑ってかかかった方がいいでしょう。その後オートレースのCMにも、パチンコのCMにも登場しているようですから、それらの車体が近いのかもしれませんし、今回何度目かのRM採用なのかもしれません。しかしベースマシンでホンダ勢力圧倒的な昨今、XRの1台くらいけちけちするとも思えないわけで、2009年に2台のXRベースが用意されなかったということは、RMベースの車体が残っていたと考えていきたいところです。
排ガス規制や環境課題への対策から、2ストエンジンは生産が終了していき、4ストエンジンへと移り変わってきたのが自動2輪の世界。今やそれでもパワー・トルクの出方には遜色のない性能が安定しているし、なにより市販車そのものが、旧サイクロンを凌駕する最高速度を引き出してしまう世の中です。わざわざ原子力エンジンを搭載などと、見え透いた嘘をつかなくとも、仮面ライダーのマシンは成立してしまう。それでも、うねったチャンバーと、独特の鼓動は、別の意味で郷愁を誘うところがあります。
仮面ライダーの世界で、2ストだ4ストだという市販エンジンのことを語るのは、世界観の設定上、無理があるのは承知なのですが、ニューサイクロンだけに限って言うと、一部の客演マシンを除いて、ベースマシンはTS250の3型(実はライダーマンマシーンは4型に進化している)でしたから、これが代替わりしている。考えてみれば40年もショッカーたちと戦っていて、ニューサイクロンからこっち、愛車をフルモデルチェンジさせていないのが、彼らの不思議なアイデンティティーです。しかしTSからRMへ、メーカーをまたいでXRへと、中味を変えている。その2台のうち1台が、依然として2ストのエンジンを搭載しているところに、本郷猛と一文字隼人、あるいは立花藤兵衛の思い入れを探してみたくなるのです。
真冬の寒ーい時期には来なかったクセに、最近布団で寝たがるババ2匹。
土曜・日曜と尋常じゃなく暑かったので、ほぼ拷問。人間寝返りがうてないと腰にきます。昔、股ぐらをたび助に陣取られた新月サンが3ヶ月も整形外科に通う羽目になったっけ(笑)気をつけようっと・・・。
鞄いっぱいの望みと夢と宝物
アニメーション監督、出崎統さんの訃報を読みました。「鉄腕アトム」「ビッグX」「悟空の大冒険」のころはもちろん子供だったから(っていつの話だそれは?)、アニメーターの仕事のことなんか気にもとめずに見ていたけれど、「あしたのジョー」は見ていて怖いと思うほどの迫力があり、「2」のころには、なんだこりゃすげーっとうなっていました。
この人と杉野昭夫さんのコンビネーションは、止め絵や陰影の協調、よそでやったらうっとおしくなったかもしれない透過光の巧みな技法と、なんといってもコンテの上手さに引き込まれました。
僕自身が見たのは「雪の女王」が最後になってしまっていますが、その間のほとんどのアニメーションを見てきたなかで、「ガンバの冒険」と「宝島」は、何度でも繰り返して見たい作品です。こと「宝島」は、古今東西の和訳ものや映像のどんなやつよりも面白かった。だけどあの全26話を最初から最後まで、じっと我慢で見続けていた人もまた、限られていたような気もする、癖のある作り方でした。それこそ当時のレコードジャケット絵などに現れていた、作品のイメージと実際の展開は、機動戦士ガンダムのそれよりもギャップが大きかったのではないでしょうか。なんせ、「宝島」は一応、世界名作ものの子供文学と思われていたお話だし、それは間違いではない。まさか主人公のジム・ホーキンズを狂言回しに持って行って、実は原作では『ハムのような醜い男』という扱いの海賊ジョン・シルバーを軸にしてしまうなど、見続けていなかったら「どひーっ」というとんでもない展開と、そこからちゃんと大団円になだれ込む演出を堪能できなかったでしょう。
という、あくまで「大好きなアニメーション」の話をどこかで書きたいと思っていたのに、それ用に作っておいた挿絵をこんな形で使うことになるとは。
赤い船を見送り浜辺を歩くジムはこのあと、家路へと去っていくのですが、そのあとの水平線の向こうには、ほんの一瞬UFOが出現するエンディング。出崎さんが遠くに行ってしまうには、まだ若いよなあと思うけれど、最終回を止めることは誰にも叶わない。ご冥福をお祈りします。