Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

2ストの逆襲(いや今さらなんですが)

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平成仮面ライダーのスーパーバイクと言えば、一部を除いてほとんどホンダ・・・って言い切っちゃうのはスーパーマシンとしての存在意義面からアレなんですが、ベースマシンがホンダ製です。

いやしかし、一部はそろそろじーちゃんになっているかもしれない、おとーちゃん世代にとっては、仮面ライダーのマシンにはSUZUKIの刻印やエンブレムが付いていたのだ(ついていないのもあったり、中にはハーレーに乗っていたやつもいたのですが)、車両提供とか協力のクレジットもあったのだ。と、郷愁を抱くのです。

そんなこんなで40年め。あのしょーもない映画を見ていておや? と違和感を覚え、ライダーとバイクなら僕以上にマニアなバイク乗りの友人に聞いてみると、「ネット上の予告編を見ろ」と鼻であしらわれたので見直してみました。するとやっぱり、2号ライダーが乗っているニューサイクロンには、ぼてっとしたチャンバーがくっついているではありませんか。

「なにこれ、ひょっとしてRM250かなにか?」

『そうだよきっと。でも今頃何を言い出すんだ? このサイクロンなら2年前のディケイドの映画でも出ていただろう。そのときは1号が乗っていたけど』

「なんだとー? すると2スト・・・というかSUZUKIの逆襲は2009年に始まっていたのか」

『そうじゃないよ。もともとこのサイクロンは、93年のウルトラマンVS仮面ライダーのときに造られた小道具らしいから』

「な、なんだそのふざけたVSは」

『そこまで解説させられるのはめんどくさいからいやだ。とにかく見比べたかったら、ぴあムックでお前が怒っちゃうようなへたくそなCGのライダー写真集が出ていて、後ろの方に2台とも写真が載っているよ。それから念のために言っておくけど、昔の2号のときから出てきた改造サイクロンなんかには、ホンダのバイクも使われているからね』

というわけで、2ストのニューサイクロンを1号新(便宜的に)とすると、ディケイド映画の際に2号新(前に同じ)が、XR230かなにかで新造されたようです。カウル全体のフォルムも、マーキングも含めて似ているようで別の形でした。どっちがどう好みかは甲乙つけがたいのですが、これでまた、ニューサイクロンに関してはスピンオフした物語が出てきちゃいそうです。

ミニチェア・・・売り出してくれないものかな。と思っていて気が付いたけれど、逆襲とか言っておきながら、2ストマシンと4ストマシンのサイクロンについて、なにも言及しないでいるなあ・・・

うつくしま 信夫山

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震災渦中にこういうことを書くのはどうかとも思うのですが、2500万年ほど昔には、福島市のあたりは海底だったという説明を受けても、ピンとこないです。

陸地として隆起してくるのは100万年前で、その後50万年くらい前までに、福島盆地の原型が形成されたという、なんともダイナミックな地球史。信夫山はその際に隆起の状態のまま残って、現在も257メートルほどの山体を保っています。

この一連の陸地の変動を、このあたりでは「大徳坊という大男が造った山」という形で民話に伝えています。

大徳坊というのは、関東で言うダイダラ坊のことと同じでしょう。超古代にあっては、あっちこっちで山造りをやっている、雲をつくような巨人のことです。大規模な貝塚のあるところにも、彼が食い散らかした(失礼)跡という伝承がありますが、つくばーど基地の近所には、ダイダラ坊の足跡と言われた池がありました。雲をつくわりには妙に小さな池ではあったし、あの池の大きさから考えられる身長はせいぜい30メートルってとこだったのですが、おそらくルーツを同じものとする伝承が、福島市にもあったことを知り、訪ねてみたら見事な桜の山でした。

でも例年なら、こんなに簡単に展望の高さにある駐車場まで上がれたり、楽に駐車できたりはしないだろうと、自粛も含めたうえでの、福島市に来ている観光者の数が減っていることが想像できました。もっとも、福島はこれからが果樹園の開花シーズンで(1週間くらいは早かったのよ)、福島飯坂インター近くから福島西インター近くまで続くフルーツラインや広域農道は、下旬以降が華やかになる。6月からはサクランボをスタートに、秋口まで果物の宝庫となる。今すぐでもイチゴは買えるなど、おいしいモノ三昧ができるところです。

人出の少ないのは現地にとってはたいへんなことなのですが、今だとのんびり散策できるかもしれません。桜は・・・来週ではちょっと遅いかもしれませんが、花の季節は始まったばかりです。

かっこいいとはこういうことさ ~車体色その4~

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esc1318-150x150国内仕様のエスクードに採用された車体色の中で、不思議にも希少なケースが赤い色であることは、3代目登場時にラインナップされたブライトレッドⅡがあっという間にカタログ落ちしたことで、人気色になり損ねたエピソードでも明らかです。

このソリッド系の赤は実に久しぶりの登場で、最初のリリースは1989年式のゴールドウイン・リミテッドに用いられたミディアムレッド以来でした。こちらは限定色であり、初代のシリーズ中、唯一のモデルとなっています。マイカ、ソリッドを通して、赤系は2代目エスクードでは全く存在していません。

しかしながら、初代においてはもう一つの赤系カラーが、テンロクで言えば3型以降、非常に長く投入されました。ラジアントレッドマイカ。俗にワインレッドと呼ばれたカラーで、モデル末期(その頃はマーキュリーシルバーメタリックとのツートンカラー)まで活用されています。前項で少し述べた、11系や31系にも、この色は採用されていました。しかもこの車体色、Gリミテッドやゴールドウインリミテッドなどの特別仕様にも存在し、そのパーツを応用すると、挿絵のようなGコンバーチブル(モデルとしては存在しません)といった遊びもできるのです。

深みのある赤にマイカ系の光沢を兼ね備えており、初代のシリーズ中最もポップとエレガントを標榜したと思われる色でしたが、このようなラテン系かはたまた派手目かといった趣向はメーカーサイドでは本意ではなかったのか、51系への移行では2000cc以上には受け継がれていません。エスクードは2代目以降、シックなカラーリングに固定されていきます。それだけに、ラジアンレッドマイカは、冒険しながらも息の長い唯一の赤と言えるのです。

ところで、ラジアンというのは「円周上でその円の半径と同じ長さの弧を切り取る2本の半径が成す角の値」のことを示すのですが、もちろんこれはうっちゃりをかましてしまっていい別の意味合い。車体色の側で導き出されるのは「光や熱を発する」「輝き」という意味合いです。いろいろ紐解いていくと、スイレンだとかバラなど花の種類にも用いられていて、そこでは『深い紅色』とも解釈されているようです。このあたりの引用が、ルーツなのかもしれません。

バラの花には、レッドラジアンスという種類があるそうです。4月から10月にかけて、濃いピンクの花が咲くとか。濃いピンク・・・純粋な赤ではないのです。だからと言って三倍速い仮面の男が出てくるわけではありません。レッドラジアンスで有名なバラは、広島市役所の本庁舎西側に植えられている5~6株のそれ。医学博士故・永井隆さんの長崎の住まいに植えられていたものを株分けし、育てられているものです。広島・長崎原爆都市青年交歓会の記念として、長崎の青年団体を通して永井さんから寄贈されたという逸話があります。永井さんは長崎で被爆し、負傷者の救護と原爆障害の研究に取り組んだ人物。この逸話もまた、ラジアンレッドマイカの由来とは直接結びつくものではありませんが、近しい名前にそんなエピソードがあることも、ひとつのイメージになるのではないでしょうか。

スタンダードな限定色? ~車体色その3~

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初代の11系と31系には、カタログ色が3種類しかありませんでした。白や銀や黒は特別仕様色で、スタンダードモデルには紺、緑、赤(それぞれ独自のネーミングがあります)が用意され、スプラッシュガードやバンパーの色を変えて2トーン化していたのが、この時代のカラーコーディネート。

そのうちの紺色と言われるスキューバブルー・メタリックは、ヘリーハンセンリミテッドやゴールドウインリミテッドにも応用された色でした。赤系のラジアントレッドマイカも、Gリミテッドなどに採用されています。

スキューバというのは、フランスの海洋探検家・クストー氏が発明した潜水具のひとつ。自給式水中呼吸装置のことで、「Self-Contained Underwater Breathing Apparatus」の略称であります。圧縮空気入りボンベと圧力自動調節弁付きの送気管、マウスピースなどで構成され、氏がフランス海軍に在籍していた折にこの開発を進めたのだそうです。一般的に呼称されているアクアラングというのは、商標にあたります。

ヘリーハンセンという防水ウエアから発展したソフトギアと、クストー氏のハードギアとのイメージの組み合わせが、スキューバブルーメタリックのヘリーハンセンには施されていたのです。同じ色設定のゴールドウインの立場がなくなるような気もしますが、それは言いっこなし。逆にそのような仕様設定のないカタログモデルであっても、この色のエスクードにはクストー・ブランドが息づいていたと言ってもいいでしょう。

ラジアントレッドマイカはあえて別項に持ち越ししますが、そうすると、残る緑色のダークターコイズグリーンメタリックは、実際に限定や特別仕様に採用されなかったにもかかわらず、そのことが「11、31専用色」という不思議な位置づけとして浮かび上がってきます。ターコイズ、つまりヒスイのイメージとは少し違って地味目なグリーンであったこのカタログカラーも、こういう視点で見ると際立っていたのです。

40年でも伊達は伊達

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アトラクションショーをスクリーンで見せてくれた。しかも決戦はつくばセンタービルの中庭だ(思いっきりなじみの場所じゃねーか)。こんな作り方の映画なんだから、評価なんかすることのほうが筋違いです。そう思いました。ため息も出ないね・・・

購入してみました。

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築地市場ドットコムというサイトの〝産地応援野菜セット〟

うわぉ!箱いっぱい

「東北・関東の農家の方々を応援しましょう」という趣旨の企画だそうです。もちろんそれ以外の産地の野菜も入ってますけどね(笑)

今日届いたのは、きゅうり・キャベツ・小ねぎ・泥付きねぎ・大根・ニラ・チンゲン菜・エノキ・ズッキーニ・モロッコインゲン。これだけでも「結構多いなー」と思ったのに、必ず入ってる〝仲卸社長のおまけ〟が更に、生椎茸・ちんげん菜花・なめこ・小松菜!あらあら我が家の冷蔵庫に入りきるかしら(汗)
箱の中をのぞき込んで「・・・今晩は鍋?鍋??」と連呼してる人が一人(笑)

対極の白と黒 ~車体色その2~

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スズキの自動車においては定番中の定番色ともいえる、スペリアホワイトは、キャリイからエスクード(初代)まで、採用されなかった車種の方が探すのが難しいかもしれない基本色です。エスクードで言うと2代目からはパールホワイトへ移行し、この頃から塗装の品質にも向上がみられたという評価もありました。

その前段であるスペリアホワイトも決してくすんだりすることはなく、ベーシックな色であっても卸したて、洗いたてのシャツのようなまぶしい白でした。まさに「上質な」と冠するだけのことはあったわけで、逆に手入れを怠ると水垢に泣かされる色でもありました。

この対極を行く分野が、エスクードのカタログ色には、2代目まで存在しません。黒いカラーリングは、徹底して限定車や特別仕様に充てられていました。唯一、レジントップにはサターンブラックメタリックが用意されましたが、このモデル自体が短命です。いや、S仕様には在った・・・かもしれない。サターンブラックメタリックは、90年モデルのゴールドウインリミテッドから登場していたと思われます。それ以前のGリミテッドは、2度ともファンタジーブラック/ミディアムグレーメタリックの2トーンで、若干の差異があります。GリミテッドもⅢからはサターンブラックメタリックに統一されます(ひょっとするとこのゴールドウインまでがファンタジーブラックかもしれませんが)

それにしても、黒とサターンという記号は何処から導かれたのか。当時提携関係にあったGMに同名のブランドがありましたが、GMサターンのそれは、単純にアポロ計画に起用されていたサターンロケットから引用されただけのこと。そのアポロ計画のサターンロケット計画も、従前の計画名がジュピターロケットだったため、次世代ロケットは一つ遠い土星だよね、というノリで命名されています。サタン、とは明らかに綴りも異なり、悪魔との因縁もありません。

まさかの飛躍的な妄想ですが、命名者は土星のモノリスをイメージしていた? キューブリックさんの2001年宇宙の旅は、木星を舞台としていますが、クラーク卿の原作にあっては、宇宙船ディスカバリーは土星に向かって物語を展開していくのです。あっ、でもモノリスは漆黒であってもメタリックではないんだよな・・・

冬の終わりに ~車体色その1~

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被災地暮らしも先は長そうなので、何か新しいことに目を向けなくてはならないなと考え始めたら、何も思いつかない体たらくです。職場にあっては被災地の現実と対峙することばかりなので、少し逃避しておこうと、車体色に関するこじつけな雑記をやってみます。といっても、すべてのエスクードの車体色には言及できませんので、数回で打ち切りです。

1989年5月に登場した、ヘリーハンセンリミテッドには、ネプチューンダークブルーとインビエルノブルー・メタリックの2種類が用意されていました。ネプチューンとはローマ神話の海の神様(ギリシャ神話におけるポセイドン)

ヘリーハンセンリミテッドが、マリンスポーツブランドとのタイアップ特別限定車でしたから、このネーミングの車体色はストレートにわかりやすいです。まさか海王星にまで売り出そうとは考えていなかったと思いますが、アメリカのニュージャージー州には、やはり同じネプチューンという沿岸都市があるので、セールストークにはそのようなイメージ演出も引用されていたかもしれません(実際には当時、ディーラーの営業マンも「ヘリーハンセンって、何の会社?」「すいません、唐突な限定車なもので、よく知りません」というのが真実で、車体色のことなんかかけらも話題になりませんでした)

もう1種類のインビエルノブルー・メタリックは、その独特の淡いブルーが目を引き、「うちで乗っているJA71と同じ色じゃん」と思わされたのですが、ジムニーのときにはさほど興味を持たなかったこの車体色と不思議な響きの名前に、エスクードの購入時に調べていただいたことがあります。

「インビエルノというのは、古代スペイン語で冬を意味する言葉らしいですね。エスクードもスペイン語やポルトガル語から持ってきた名前ですから、そこにあやかってのカラーリングなのかな」

営業マンは納車の日にそのことを伝えてくれました。5月発表で、納車は6月の下旬でしたから、もうシャツを腕まくりして暮らしていたところへ、ずるっと季節ずれしたネーミングのエピソードでした。スペインもポルトガルも、北側は北緯42度くらいまである北半球だし、夏の特別仕様にこのネーミングは変だよねえと思ったのです。が、あとになって考えてみると、スペイン帝国の時代にさかのぼると、彼らは南米やメキシコをはじめ中央アメリカと北アメリカの一部などに進攻し、フィリピン、グアム、マリアナ諸島、北イタリアの一部、南イタリア、シシリー、北アフリカの一部、フランスとドイツの一部、ベルギー、ルクセンブルク、オランダまで領有しちゃうというとんでもない国家でした。

大航海時代、南半球の領地に立てば、彼らはこの時期、冬の青い空を眺めることとなったのですね。

すげー・・・ジムニーを買ったときにはまったく知りませんでしたが、エスクードとインビエルノブルーというカラーリングには、このような逸話を埋め込むことができたのです。ただし、へリーハンセン社の誕生は大航海時代よりもずっとあとのことで、しかも誕生の地はノルウェーです。当然、ブランドイメージの宣伝が優先されたので、冬だとか南半球だとかを連想するようなやつは、ひとりとしていなかったと思われます。

その上この色、歴代エスクードの限定車としては使いまわしを受けなかった希少な事例ですが、裏を返せば当時出ていたジムニーやアルト、エブリイなどに使われていた軽自動車用塗装タンクからの流用です。ついついそっちのほうに気を取られていて、色の名前に秘められたエピソードの価値観を見出すことができませんでした。うーん・・・惜しいことをした。

地味にもういっちょ

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docomoのモバイラーズチェック。

で、どう使うのか知らなかった(汗)

月に一度ドコモショップからくるメルマガの抽選でget。20名のワクだから、結構狭き門?

復   帰

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戻ってみれば発災から1ヶ月。先週の最大級余震とやらで、事務所のあるビルはよれよれ。作戦室への都市ガス供給再開も先延ばしで、やれやれの週明けです。とりあえず、頑張るか。