ご来光の撮影に出ていた皆さんとは異なる場所で、ひとりっきりで待機していたので、他の場所の様子は知らないのですが、僕のいた場所は雲の通り道の真下というか、時折、霧がやってきては通り過ぎていきます。その感触は、真っ暗なので皮膚感覚でしかわからないけれど、まあ冷たいの何の。そうこうしているうちに、携帯電話の内蔵カメラでも撮影できるような明るさになってきて発見しました。
靴に付着した夜露が凍りついていた。
この頃、BLUEらすかるの外気温度計は氷点下2度。しかし日の出の時刻まで、まだ30分はあるため、車内に逃げ込みたい気持ちでいっぱいですが、不意に巻いてくる霧がカメラのレンズを結露させるのではないかと気が気でならない。こういうときに限って、フードの代わりになるものがないわけです。そのカメラのボディにも三脚にも、氷結した結晶が目立っていきます。
それでも、ここ数年で一番良いコンディションじゃないのか? と思うと、結局はその場を動けずに頭のてっぺんから爪先まで凍てついちゃうのでした。