Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

いざなわれてきました

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「偶然も三度までは信じることにしているんだ」と言ったのは(あれ? 二度、だったかな)警視庁捜査課の松井孝弘警部補でした。今月、蕎麦屋絡みでその三度を使い切ってしまったので、次に何かあったらそれは必然に違いないと思っていたら、

「雷蔵さん、ちょっとエスクードのバンパーを仙台在住のユーザーさんに届けてくれない?」

と、AMGさんが言うのです。そりゃあお安いご用と二つ返事で預かり、週明けに地元から仙台へと搬送して、AMGさんから紹介されたdatezoさんと待ち合わせしました。

聞けばdatezoさんは何年も前に白いTD51Wと出逢い、

「あんな車が欲しい!」

とこれまた数年をかけてエスクードを探し当て、最終型のTD01Wを手に入れたそうです。なぜ01なのかといえば、フロントマスクのデザインが、51よりも好きになったから。ところがdatezoさんの気に入ったデザインとは、TA01Wの3型までのもので、いわゆるノマド用のものではなかった。だから自らパーツを集めて、フロント周りをショート用デザインに変えたいのだそうです。

こんなエピソードを聞くと、どんな場面で最初の51Wと出逢ったのだろうと気になって尋ねてみたら、

「以前、岩手県の一関にいたことがありまして、その頃の話です」

えっ?

「あの、それってひょっとして、ちぃ♪さんという人のエスクードではないかな・・・?」

「はい、その通りです。実際にお目にかかったこともあるんです」

なんと懐かしい人の名前が出てきたことか。90年代、先発のエスクード取り扱いサイトのひとつ、「4WD Draft」を運営していた、あのちぃ♪さんと、そのエスクードのことでした。それも、一関というのも偶然で、ちぃ♪さんは当時、仙台から一関に転居している経緯があり、datezoさんはすれ違うことなくコンタクトできていたことになります。ちぃ♪さんは2008年夏のESCLEVの東北ミーティングのあと、エスクードを退役させていますから、エピソードはそれ以前に遡るのです。

人同士の縁というのはあるんだなあと、しみじみと感じさせられるお話でした。エスクードの現行モデルがデビューしたあとでありながら、次に乗るのはこのクルマ。と、初代モデルを何年もかけて探してくれるなどと、datezoさんのお話はついつい嬉しくなってしまう数年間を手繰り寄せてきます。

「実は、BLUEらすかるとも何度かすれ違っていました。おー、仙台にいるんだ、と思って、つくばーどとブログは毎日見に行ってます」

すすす・・・すいませんっ、言われてみれば言われた街のあたりで白い5ドアとすれ違った記憶はあるのですが、いやそれは声でもかけてもらえないと・・・と、こちらは恐縮するしかありません。

かくしてAMGさんからのバンパー引渡しは無事に完了し、今度はミーティングにも遊びに行きますよという対話も弾み、もうこれは偶然ではなかろう、来年は宮城か山形でなにかやらねばならんという意欲を沸き立たせていただいて、らいとにんぐな夜会はお開きとなるのでした。